有名アニソンをYouTube動画でチェック!

 本稿ではYouTubeで視聴できるアニソンの名曲から1曲をピックアップ。その歌にまつわるちょっとしたエピソードも交えてお伝えします。今回は映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の主題歌『閃光』について紹介しましょう。

※以下、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください!

『閃光 (初回限定盤)(DVD付)』(Amazon)

コロナ禍に放たれた[Alexandros]渾身の一作『閃光』

 映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』(以下『閃光のハサウェイ』)の主題歌『閃光』は、[Alexandros](アレキサンドロス)の川上洋平さんが作詞作曲を担当しました。

 『閃光のハサウェイ』は、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から12年後を描いた世界。YouTubeで公開されているMVもふたつの物語の結びつきが強く感じられるものとなっています。

 YouTubeでは通常版と英語版、ふたつのバージョンを公開中。

 通常版は[Alexandros]のメンバーが中心の映像となっており、英語版は本作の名シーンや『逆襲のシャア』のカットを組み込んだ仕上がりになっています。視聴者からは「“逆シャア”出てきて感動!」といった声が多く聞かれました。

[Alexandros] - 閃光 (MV)

[Alexandros] - 閃光 (English ver.) - Animation MV

 楽曲制作にあたり原作小説を読み込んだという川上さん。ちなみに[Alexandros]が所属するレーベル“RX-RECORDS”の“RX”は、ガンダムの型番を意識したものだそうです。

 主人公のハサウェイ・ノアはブライト・ノアの息子で、物心ついたときから戦争が身近なものでした。

 そんなハサウェイの気持ちを代弁するかのような歌詞と疾走感のあるグルーヴが胸に迫ってくる名曲『閃光』。“赤色に染まる時間を置き忘れ去れば 哀しい世界はもう二度となくて”という歌詞の赤色は、戦争で流れる血のことを指しているのかもしれません。「“赤い彗星のシャア”を連想する人もいるかも?」といった考察もありました。

うたまっぷ『閃光』

 『閃光のハサウェイ』が公開されたのは2021年。まさに世界中がコロナ禍に脅かされていたタイミングでした。[Alexandros]の『閃光』は、歌詞にある“一筋の光”のように明るい未来を照らしてくれるような名曲です。ぜひYouTubeでご覧ください!