2K Gamesやロックスター・ゲームスを傘下に持つテイクツー・インタラクティブの2023年度決算報告が公開された。その中で2024年4月から2025年3月にかけての2025年度に大幅な売上増加を見込んでいることが明かされており、これがロックスター・ゲームスの主力タイトルであるオープンワールドクライムアクション『グランド・セフト・オート』新作の発売を織り込んでいるのではないかと推測されている。
具体的に注目が集まっているのは、ストラウス・ゼルニックCEOによるコメント部分だ。同氏は「新たなクオリティと成功の基準を定めることが期待される画期的なタイトル群」により2025会計年度に80億ドル以上の売上をもたらしうると触れている。
米Gamespot誌が記事で触れているように、これは2023年度の53億ドル規模からの大きな伸びとなる。しかもこの2023年度の数字も、近年の35億ドル近辺から大きく伸ばして達成しているものなのだ。そんなことが実現するとすれば『グランド・セフト・オート』がそこに関わってくるのだろう……という推測になるのはむしろ自然だ。
現在のところのシリーズ最新作である『グランド・セフト・オートV』は2013年に発売された。その後、新世代機が発売されるたびにアップデートされ、またオンラインモードの『GTAオンライン』も開発・提供されてきたが、そのコアとなっているのは家庭用ゲーム機で言うと2世代前にあたるプレイステーション3/Xbox 360向けの10年前の設計であるのは事実。『グランド・セフト・オートVI』の開発中映像とされるものがリークされるなど、しばしばインターネットを騒がせてきた超大作がついに帰還するのか注目だ。