2023年5月10日、任天堂は5月9日に行われた“2023年3月期決算説明会(オンライン)”の質疑応答の内容を公開した。

 公開された要旨では代表取締役社⻑の古川俊太郎氏が7つの質問に回答。世界的な『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の大ヒットや、アメリカでは『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が前作より10ドル高くなっていることなど、業績や今後の方針について語られている。

 質問の多くは発売から7年目になるNintendo Switch関連。「年間プレイユーザー数は増加傾向にある(1億1400万に到達)。このような状態であると次世代機を出す必要性が低いという見方もできるのでは(Q4)」という質問に対して、「次世代機を発売する必要性はない、とは考えていません」と、気になる回答も。次世代機について具体的なことを話せるタイミングではないが、将来に向けたさまざまな開発を続けているという。

 任天堂は5月9日に2023年3月期の決算短信を発表。ハードの売上高比率こそ下がっているものの、自社ソフトの売上高比率やデジタル売上高比率は前年を上回る結果になっていることなどを公開していた。