『週刊少年ジャンプ』で連載中のマンガ『ONE PIECE(ワンピース)』について、かねてより制作が進行していたハリウッド実写版の制作状況に関する原作者・尾田栄一郎氏による直筆コメントが公開された。

ハリウッド実写版『ワンピース』(Netflix独占配信)に関して原作者・尾田栄一郎の直筆コメント公開。「出航の日は近いです!!」
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 直筆コメントでは、この実写版『ONE PIECE』の“出航の日は近い”としている。また、以前から2023年の公開予定であることは発表されていたが、制作チームは尾田氏が納得できないものだったら公開を延期すると約束してくれているそうだ。

 公開される日が来たら、それは原作者自身が納得のいく出来であるということ。安心できるファンも多いのではないだろうか?

 ほかにも「各国全製作陣、全キャストが作品への愛に満ちています!! 燃えています! でも、力みすぎず、楽しい作品に!!」「全8話、今、最後の調整中。」など、頼もしいコメントが並んでいる。

 本作は、Netflixで2023年内に独占配信が予定されている実写作品。エグゼクティブ・プロデューサーを原作者の尾田氏自身が務め、脚本は海外ドラマシリーズ『エージェント・オブ・シールド』のマット・オーウェンズ氏と、『LOST』のスティーブン・マエダ氏が手掛ける。

 モンキー・D・ルフィ役をイニャキ・ゴドイさんが演じるほか、日本の俳優では新田真剣佑さんがロロノア・ゾロを演じるなど、麦わらの一味を国際色豊かな俳優陣が演じることや、非常に力の入った撮影セットについても話題に。

『ワンピース』セット潜入初公開映像

 直筆コメントには主人公・ルフィとともに、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジと、イーストブルーで麦わらの一味に加わったキャラクターたちが描かれている。

 あわせて公式サイトで公開されているキャストを確認すると、バギーやクラハドール(クロ)、ミホークやアーロンといったキャラクターの名前も挙がっており、これらのキャラクターが登場するエピソードは描かれると見て間違いなさそうだ。

2023年にNetflix世界独占配信予定の実写ドラマ『ONE PIECE』!鋭意製作中の本作について尾田栄一郎先生からコメント到着!(ONE PIECE.com)

尾田栄一郎 コメント全文

ハリウッド版 ONE PIECE!!

Tomorrow studio、Netflix チームとはもう長いつき合い。それぞれのキャラクターも理解しつつも、育った文化も違い、エンタメについてのポリシーもスキルもベクトルも違い目指す場所は同じなのになぜ噛み合わない! ってお互いもどかしく、もう海外製作ムリでは!? ってとこまでもいきました。

皆さんにとっては急な話かもしれないけどずーーっと動いてました。各社足並みも揃って、やっとここまできました!!
僕の寿命を計算しても ONE PIECE が世界に向けて大きく踏み出せるチャンスはこれが最後だと思います。やるからには自分の現役中に監修したい! という思いで2016 年に着工しました ONE PIECE 実写版号!

恐ろしい額の製作費も投入して貰ってます。
2023年の公開と発表されたけど、僕が納得できなかったら公開を延期すると約束してくれてます。
各国全製作陣、全キャストが作品への愛に満ちてます!! 燃えてます! でも、力みすぎず、楽しい作品に!!
全8話、今、最後の調整中。出航の日は近いです!!

Eiichiro Oda