ファミ通.comの編集者&ライターがゴールデンウィークのおすすめゲームをひたすら紹介する連載企画。ライターの堤教授がおすすめするタイトルは、Nintendo Switch、PC(Steam)用ソフト『ドーナツ・ドド』です。
【こういう人におすすめ】
- ビデオゲーム黎明期のドット絵のアクションゲームが好き
- ごきげんなBGMでサクッと短時間遊びたい
- スコアアタックを突き詰めたい
堤教授のおすすめゲーム
『ドーナツ・ドド』
- プラットフォーム:Nintendo Switch、PC(Steam)
- 発売日:Nintendo Switchは2023年1月19日、PC(Steam)は2022年6月3日
- 開発:pixel.games
- 価格:Nintendo Switchは800円[税込]、PC(Steam)は520円[税込]
- 備考:ダウンロード専売
『ドーナツ・ドド』は、ビジュアルだけで自分のようなおじさんゲーマーはたちまち心を掴まれるクラシカルな雰囲気を持つアクションゲーム。
ルールは単純明快で、1プレイ5~10分程度と短く、キャッチーでノリノリなBGMも最高。難度やスコア獲得のシステムも絶妙で、ついついくり返し遊びたくなる。一度食べ始めたら止まらない、おいしいドーナツのような作品だ。
『ドーナツ・ドド』(Switch)を購入する(マイニンテンドーストア) 『Donut Dodo』Steam版を購入するドーナツをすべて取るとクリアー
プレイヤーはパン屋のビリー・バーンズを操作し、ドーナツ・ドドとその手下の妨害をかいくぐりながら画面上にあるドーナツを集めることになる。ドーナツをすべて取ることに成功するとステージクリアーだ。
各ステージは1画面で完結しており、画面の右端と左端はつながっている。例えば、キャラクターが右端に出ると左端から出てくるといった具合だ。1980年代のクラシックなアクションゲームを経験済みの方なら説明不要のこのルール。これが説明なしで分かっているかどうかが世代の分かれ目な気がする。
ドーナツ・ドドたちの妨害をかいくぐろう
各ステージには、ドーナツ・ドドを筆頭としたお邪魔キャラクターがうろついていて、触れると1機失われる。彼らを倒す手段はないので、触れないように注意しなければならない。いずれのキャラクターも一定の規則性を持って行動しているので、まずはそれを見つけ出すことが大事だ。
ステージごとに変わるハイテンションBGM
ステージは全部で5つ用意されており、ゲームモードは3つ。“EASY-MEDIUM”は、一番簡単な状態でステージを5つクリアーした後、ボーナスステージを挟んで一段階難度が上昇した状態のステージを5つすべてクリアーするとエンディング画面に到達。難度が上昇した“MIDUM-HARD”が遊べるようになる。
より高いスコアを取るために
ゲームオーバーになる、もしくはすべてのステージをクリアーするとそのときのスコアが記録され、高いスコアを記録すると名前を残せる。スコアは、ドーナツの取り方やステージクリア―までのタイムなどによって決まり、ゲームに慣れてくるとおのずと高いスコアを狙いたくなってくる。
高いスコアを稼ぐには、ドーナツの取り方が大事。最初はどのドーナツを取っても25点で同じだが、ひとつ目を入手するとドーナツのいずれかが発光。光っているドーナツは、スコアが通常よりも150点アップし、175点になる。
その後、光っているドーナツで得られるスコアは325、475、625、といった具合に150点ずつ増加していく。どのドーナツが光るかはランダムなので、同じステージでも毎回攻略ルートが変化するわけだ。
お邪魔キャラクターは、ドーナツが光っているかどうかなどおかまいなしで迫ってくる。クリアーを優先するなら、どこかで妥協も必要だ。「つぎはもっと上手にやってやる!」と気づけば数時間が経過していたり。
お菓子をつまむ感覚で遊べる軽めのゲーム。あなたもおひとついかが?
単に雰囲気が懐かしいだけでなく、軽快なBGMにノリつつ頭を空っぽにして楽しめる本作。短時間でサクッと“おやつ感覚”で遊べるゲームを探している人に最適なタイトルだと感じた。ゴールデンウィークは、ドーナツ片手にドーナツ集めに夢中になってみてはいかがだろうか。