ゲームセンターに行く理由が見つけられないレースゲームファンは必読!
かつてはゲームセンターなどに通っていたものの、しばらくはご無沙汰しているというゲームファンの方々は少なくないのではないだろうか? そういった方々にとっては“フラリと立ち寄っても遊べそうなゲームがなかなか見当たらない”という問題もあることだろう。
ところが今回の取材で目からウロコが落ちるような発見があった。レースゲームに興味がある人限定ではあるが、バンダイナムコアミューズメントのレースゲーム『湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 6RR』は、そんな初心者プレイヤーにもやさしいタイトルであることを知れたのだ!
本来は「同作のキャンペーンの内容を書いてね」という発注が来たものであるが、まずはゲームの魅力、そしてなぜ最初のハードルが低いのかを伝えないと始まらないと思ったので、取材を通じて発見した『湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 6RR』の魅力から述べていきたいと思う。
※本記事はバンダイナムコアミューズメントの提供でお送りします。
一見さんでも遊べる『湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 6RR』の魅力とは?
まずは、本作のバックボーンについて軽く触れておこう。この『湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 6RR』は、2004年にリリースされた『湾岸ミッドナイト マキシマムチューン』に端を発するシリーズの最新タイトル。
ヤング層にはあまり馴染みはないかもしれないが、楠みちはる氏が週刊ヤングマガジンで連載していたマンガ『湾岸ミッドナイト』の世界設定をベースにしている作品だ(タイトルを変えた続編は、現在月刊ヤングマガジンで連載中)。
とはいえ、遊ぶ際にマンガ版『湾岸ミッドナイト』を知っている必要はゼロ。大まかな内容は本作のストーリーモードを遊ぶことで履修できるので、ざっくりと日本にある高速道路をモチーフとしたコースでレースが楽しめるゲームだと思ってもらえればいい。それは、“初期から原作を読んでいたとは思えないような若い層”が本作のプレイヤーのメイン層になっていることからもわかる。
ちなみに、ストーリーモードでマンガの魅力にハマったら、ぜひマンガを最初から読んでいただきたい。ある程度のクルマの知識があるに越したことはないのだが、そもそも『湾岸ミッドナイト』は初期から“S30型という古いフェアレディZに乗った主人公が、高年式のクルマに乗るライバルとバトルして勝っていく”という若干のファンタジーも含まれているため、クルマの知識なしでも楽しめるはずだ(かなり端折ったが、原作を語り始めると長くなるのでこのあたりにしておく)。
話をゲームに戻そう。本作の最大の魅力になっているのは時速300キロを越えるクルマでハイスピードレースが楽しめるというポイント。もちろん、イマドキのゲームなので、ある程度プレイしてクルマをチューニングして行かないと300キロに到達しなかったりはするのだが、そこはひとまず置いておく。重要なのは高速道路をモチーフにしたコースで高速バトルを行うということだ。
本作はハイスピードバトルに主眼が置かれており、作品タイトルが示すように直線が多い湾岸線などがバトルの舞台になっているため、コースを覚えなきゃ始まらないというストレスがほとんどない。
もちろん、複雑なコースを自身の腕前でしっかり走りきることは爽快感にも繋がるが、練習が必要だし、それを初心者に求めるのは酷な話だ。その点、本作はいい意味でわりと大雑把なコース把握でもそれなりに走ることができる。
さらに、コースを走るにあたってハンドル操作やアクセルワークにそこまでのシビアさが求められていないことも、初心者がプレイする際のハードルを下げているひとつの要因だ。
登場するクルマは実在のものだが、挙動はしっかりゲーム的なものになっているし、対戦バトル時には追走するクルマのスピードが上がるので、コース壁や他車への接触も多少なら問題なし。往年のレースゲームファンに向けて言うならば、『リッジレーサー』シリーズに通じるような感覚と言ってもいいだろう。
これが本題! 今回のキャンペーンの内容は?
さて、ゲーム自体の魅力を伝え終わったところで、2023年3月22日から5月31日までの予定で行われるキャンペーンの内容を説明しよう。今回行われる施策を簡単に言えばこれまで本作をプレイした人が新規プレイヤーを誘って遊ぶと、お互いにメリットがあるよ!というもの。具体的な内容をまとめると、下記の通りになる。
新規の友達(誘われる側)
- 誘う側の車のコピー車:誘う側の600馬力/B以上の車のコピーで、5回だけ遊べます。
- 乱入対戦コンティニュー無料チケット5枚:チケット1枚で1回、乱入対戦を無料でコンティニュー可能
- 600馬力/B相当の好きな車:誘われる側がコピー車で5回プレイ後に、コピー車が無くなる代わりに作ることができる。
- フルチューン車作成チケット:フルチューン(840馬力/DG相当)の好きな車を1台作成できる。
ざっくり言うと、新規プレイヤーは初プレイ時から速いコピー車で遊べたうえ、少しプレイするだけである程度速い新しいクルマをもらえるというもの。このゲームの醍醐味である“乱入対戦”を、いきなり速いクルマで友達との対戦が楽しめるのだ。
一度クルマをもらってしまえば、ある程度速いクルマでストーリーモードを進められる(当キャンペーン利用時は21話からスタート可能)ので、ふつうに遊び始めるよりもかなりラクができるので、本作を始めるのであればぜひとも活用したい内容となっている。
また、作中で最高性能となる“フルチューン車”をゲットするまでのプロセスも新規プレイヤーなら通常時の3/4程度に軽減されるため、本作を始めるのであればぜひとも活用したい内容となっている。
キャンペーンへの参加方法としては、まずは誘う側と誘われる側のふたりがBandai Namco Passport(ゲームセンターに設置されているゲーム機で使用できるユーザー認証カード(※))を用意。そして本作筐体の近くに設置されている『湾岸ターミナル』で、キャンペーン参加を選んで指示通りに操作を進めていくという流れである。
※他社のアミューズメントIC規格のカードも利用可能。
ちなみに、コピー車と同等のレベルの“もらえるクルマ”だが、ゲーム的には“600馬力/B”というものになる。これがどれくらいの性能かといえば、フルチューン車には及ばないが、デフォルトになっている追送車両の速度がアップする設定であれば、腕前次第でフルチューン車ともなんとか戦える程度と思っていただければいいだろう。
初心者にいきなりフルチューン車をプレゼントされたとしても、それをコントロールするのは至難の業。だからこそ、あえて“一歩手前”の性能のマシンをプレゼントしてくれるというのは、メーカーの粋な心配りとも言えるかもしれない。もちろん、この性能のクルマでも対戦相手を撃墜(おと)すことは可能なので、レースゲームに自信がある人はどんどん対戦にチャレンジしてさらに腕を磨いていくのもいいだろう。
新規プレイヤーを誘った側のメリットは、新規プレイヤーが期間内にたった5回プレイしてくれるだけで“フルチューン車作成チケット”をもらえるという、かなりの大判振る舞い。詳細な条件に関しては下記の公式サイトに記してあるので、ぜひ参照いただきたい。
このキャンペーンでは、ひとつのバンダイナムコIDにつき誘える友だちは本キャンペーン期間中にひとりのみとなっている点は注意が必要。誘う側のプレイヤーの条件として600馬力/B以上の車を持っている必要があるので注意しよう。
また、誘われた新規プレイヤーがその後も順調に本作を遊び、ストーリーモードの80話をクリアーすると、“フルチューン車作成チケット”をもらえることもお忘れなく!
念のため補足だが、ここでサラっと“フルチューン車”と言っているクルマは、真っ当に作ろうとすると、かなりのプレイ時間と予算が必要。そして、その名の通りチューニングがフルに進んだクルマなので、限界性能を味わうことができるものでもある。そんなマシンをコントロール下に置いてライバルと戦うのはかなりのテクニックを要するのだが……それが本作の真骨頂! ぜひとも1台くらいはフルチューン車を手に入れていただきたい。
ここまで読み進めていただいた皆さんには、このキャンペーンがどれだけ“おいしい”ものなのかが伝わったと思う。「これを機に本作を始めてみたい」という人は、友達にプレイヤーがいないか探してみよう。
とは言え、いきなりお店で本作をプレイしている人に声を掛けるのは勇気が要ると思うので、公式がTwitterで利用している“#湾岸マキシ”のハッシュタグなどを活用して、ベテランプレイヤーを探してみるのもアリ。見つからなければ……キャンペーンの条件を満たしていそうなプレイヤーに話しかけまくるしかない!
なお、スマートフォンアプリの『湾岸ナビゲーター』を利用すれば、現在地の近くに本作が設置された店舗、その店舗でどれくらい本作が盛り上がっているかをチェック可能。それを参考にアミューズメント施設に向かってもいいだろう。
本作プロデューサーに湾岸の推しポイントを聞いてみた!
最後になるが、取材時に本作の開発プロデューサーを務める屋片広希氏に、本作の魅力について語っていただいたので、その内容をお届けしよう。
屋片広希 氏(やかた ひろき)
シリーズでは4代目にあたるプロデューサー。『湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 5』でチームに参加し、『湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 6』から開発プロデューサーを担当している。
――ズバリ本作の魅力は?
最新作の魅力は、実際に買おうとすると定価でも1.5億円ほどする世界限定50台のマシンNissan GT-R50 by Italdesignに乗れることですね。ゲームの内容としては、本作のメインとなるプレイ層である中学生、高校生の皆さんが友だちどうしで楽しんでいただけるような、レイドとビンゴを組み合わせたような“ビンゴチャレンジ”でアイテムを集められるというところも推しのポイントです。
――メインのプレイ層がそのくらいの世代だと、マンガの『湾岸ミッドナイト』の初期のエピソードは知らなそうですね。
――チューニングという要素はありますが、後続が追いつきやすいので対戦時のバトルが活発になるのが楽しいです。
後を追うクルマが速くならないようにすることもできるので、ガチ勝負を楽しみたい方はそちらで楽しんでいただくといいかもしれません。あとはタイムで勝負していただいてもいいですしね。もちろん、今回のキャンペーンを使ってまったく同じクルマで対戦していただくのもいいと思います。
――個人的に、スポーツカーを所有していたことがあったのですが、実車よりクルマの操作がしやすく素直な挙動に感じました。
――そうですね。あとはノリのいい曲の影響でそう思った可能性も……。
かっこいい曲が多いですよね! 音楽は『湾岸ミッドナイト』時代からコンポーザーとして古代祐三さんにお願いしています。ちなみに、最初に聞けるのは『湾岸ミッドナイト マキシマムチューン6』シリーズの曲だけなのですが、ストーリーモードを100話クリアーするたびに過去シリーズの曲も聴けるようにので、古代さんファンの方はぜひ聴いていただきたいですね。
――全国分身対戦モードもおもろしい要素だと思いました。