2023年6月13日~16日にかけてロサンゼルスで開催予定の世界的ゲームショウ“E3 2023”(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)。本イベントにセガが出展社としての参加を見合わせることが明らかとなった。

 コロナ禍で2020年は中止となり、2021年はオンライン開催で行われるも、2022年はふたたび中止となってしまったE3。今年はReedPopをパートナーに迎え入れ、一般入場日を設けてのオン・オフラインのハイブリッド開催ということが発表されると、どのメーカーが出展するのかゲームファンから注目を集めていた。

 そんな中、2023年1月に米IGN誌が任天堂・SIE・マイクロソフトがいずれもブース出展しない旨を報じると、翌月の2月に任天堂がE3 2023に不参加であること、マイクロソフトも本年度はブース出展はせずに、E3 Digital Weekで自社イベントを開催することを表明。そして、本日(3月29日)にプラットフォーマー3社だけではなく、セガやTencent(テンセント)をはじめとした多くのメーカーがE3への参加を見送る予定であることを報じたのだ。

 なお、当初は参加予定であったユービーアイソフトも、自社イベント“Ubisoft Forward”の開催へと切り替えたことが発表されており、大手プラットフォーマーおよびゲームメーカーが軒並み参加しない見込みであることから、E3 2023の開催が危ぶまれる状況となっている。

 記事内では、コロナ禍の影響により、E3で新作タイトルを提供する機会の重要性が減っている点や各メーカーの資金的な問題など、このような事態になってしまった要因を挙げつつ、これまでは3月にすべてのイベント計画が出そろっていたが、今年はそうでないことも語っている。

 今回の報道についてセガに確認したところ、「検討の結果、セガは“E3 2023”へ出展社としての参加を見合わせることを決定しました」とコメント。また、「発表済みのタイトルの続報や未発表のプロジェクトについては、今後の情報にご期待ください」とのことだ。E3 2023の今後の動向と合わせて注目したい。