コロナ禍での中断を経て今年ついに実イベントとして復活する、世界を代表するゲームショウ“E3”。その出展フロアーにはプラットフォーマー3社のいずれもブース出展しないようだ。米IGN誌が報じている。

 記事によると、任天堂、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)、マイクロソフト3社の出展回避は複数の情報筋から確認できたものだという。記事では関連情報として、主催のESAに対するゲームメーカー側の長年の不満や、(本来それを払拭するために呼ばれた)今回からパートナーとして新たに運営に関わるReedPopが十分に対応できていない様子が語られている。

 なおプラットフォーマーがE3に出展しないのは今に始まったことではなく、現時点で最後に行われたE3 2019で出展ブースを持っていたのは任天堂のみで、SIEはその前年の段階で出展回避を公表。マイクロソフトはE3が開催されたLAコンベンションセンターの隣の商業施設LA Liveで独自イベントを実施するという形になっていた。

 ちなみに、仮に3社とも現地にブース出展しないのが事実だとしても、E3前の自社カンファレンスや映像配信等での新作発表などの有無はまた別の話だろう。

 E3 2023は米現地時間の2023年6月13日から16日の4日間開催で、後半2日は一般入場が可能な東京ゲームショウのような方式を採用するとしている。