あっという間に時間が流れる楽しいスローライフ
いまから3年前の2020年(令和2年)3月20日は、Nintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』が発売された日。
『あつまれ どうぶつの森』は、任天堂から発売されたコミュニケーションゲーム。個性豊かなどうぶつたちと交流しながら気ままな暮らしを楽しんでいく、おなじみのシリーズの最新作だ。2022年12月末の時点で世界累計4159万本を販売しており、シリーズ最大のヒットを記録した。ファンのあいだでは“あつ森”の愛称で親しまれている。
本作の舞台となったのは“無人島”。村や街など、これまでの作品とは打って変わったシチュエーションにワクワクしたプレイヤーも多いことだろう。“たぬき開発”が企画する無人島移住パッケージを利用して、好きな場所にテントを張って生活をスタートさせるのは流行りのソロキャンプのようで新鮮に感じたはず。
ムシを捕まえたり、サカナ釣りをするなど、島ではいままでのように自然と触れ合うこともできるが、やはり目玉はDIY(Do It Yourselfの略。おじさん的には日曜大工)。こちらも近年ブームになっているが、本作では島にある素材を使って好きな道具や家具が作れてしまうのだから驚きだ。必要なものを自分で用意しながら島を徐々に発展させていくのはやり甲斐もあり、いままで以上に村や街を作り上げるという感覚も味わえたので多くの人が夢中になったはず。
島クリエイターの資格を取れば、地面を削ったり地形の変更も可能で島を丸ごとデザインできてしまうのは非常にうれしかった。さまざまなどうぶつたちが住んでくれたときには、何とも言えない満ち足りた気分も感じられたのではないかな。
『あつ森』ではローカル通信やインターネットを通じたオンラインプレイで、最大8人のプレイヤーでいっしょに楽しめるのも大きな魅力。家具やフルーツの交換をしたり、季節のイベントに参加したりできるほか、まったりチャットを堪能するなんてこともできる。最後はみんなで記念撮影なんていうのも定番の流れなんじゃないだろうか。
まあ、それらも楽しいのだが、いちばん気になるのはカブ価だったりはしなかっただろうか。筆者のまわりが特殊だったのかもしれないが、カブでベルを増やすことに夢中になっているユーザーがやたらと多かったように思う。カブ価の高い島で売るためにSNSを使って情報を集めて、島に訪ねていくというのもよく見る光景だった。カブは1週間で腐ってしまうというルールが絶妙で、うっかり腐らせてしまった悲痛の叫びを聞いたのも一度や二度ではなかった気がする(笑)。
発売後はアップデートを重ね、そのたびにイベントや季節アイテム、DIYのレシピなどを追加。2021年11月4日には“喫茶ハトの巣”や“かっぺいのボートツアー”など、シリーズファンにはたまらない新コンテンツが追加されたことは記憶に新しい。
さらに、2021年11月15日にはリゾート開発事務所“タクミライフ”の一員となってどうぶつたちの理想の暮らしをコーディネートしていくという有料追加コンテンツ『あつまれ どうぶつの森 ハッピーホームパラダイス』が配信された。新しい遊びをユーザーに提供し続ける本作から、まだまだ目が離せない。
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