2023年3月4日、東京・武蔵野公会堂にて開催されたPhoenixx主催のインディーゲームイベントTOKYO INDIE GAMES SUMMIT。出展コーナーにて取材陣が見つけた気になるタイトルをピックアップ。

 『台北大空襲』は、2月16日にSteamでリリースされたばかりのアクションアドベンチャー。サイゲームズのスポンサーブースに出展された本作は、台湾のインディースタジオMizoriot Creative Companyによる意欲作だ。

『台北大空襲』記憶喪失少女の立場で追体験する、極限状況下のサバイバル【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT】

 舞台は、第二次世界大戦時の日本統治末期の台湾。プレイヤーは、記憶を失った台湾人少女・清子となって、米軍の爆撃機B-24が上空を飛び交う台北州の街を、愛犬“クロ”とともに歩き回る。当時の街並みの様子がリアルに再現された俯瞰視点フィールドで展開する、極限状況下ならではの人間模様が真に迫る。

『台北大空襲』記憶喪失少女の立場で追体験する、極限状況下のサバイバル【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT】
『台北大空襲』記憶喪失少女の立場で追体験する、極限状況下のサバイバル【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT】

 “デンジャーゾーン”では、清子と愛犬の操作を切り替えつつのアクション操作を行うことに。タイミングよく移動して空爆を回避、進路を塞ぐ障害物をパズル的手順で撤去……など、さまざまなタイプのゲームプレイが用意されている。場面によっては、幼い女の子が爆撃の犠牲になるなどのショッキングな映像を目の当たりにすることもあり、ただ雰囲気を楽しむだけの作品ではないことが伝わる。

『台北大空襲』記憶喪失少女の立場で追体験する、極限状況下のサバイバル【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT】
『台北大空襲』記憶喪失少女の立場で追体験する、極限状況下のサバイバル【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT】

 1945年5月31日に起きた歴史上の出来事を追体験するため、効果的に用いられているのが、探索中に入手できるさまざまなアイテムの存在。戦時中の台湾に実際にあったものから、主人公・清子の記憶を取り戻す鍵となるものまで、手に入れるたびに身につまされるものを感じた。本作のストーリーがどのような結末を迎えるかは、実際にプレイして確かめてみよう!

『台北大空襲』記憶喪失少女の立場で追体験する、極限状況下のサバイバル【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT】
『台北大空襲』記憶喪失少女の立場で追体験する、極限状況下のサバイバル【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT】
『台北大空襲』Steamサイト
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