2023年3月4日、東京・武蔵野公会堂にて開催されたPhoenixx主催のインディーゲームイベントTOKYO INDIE GAMES SUMMIT。出展コーナーにて取材陣が見つけた気になるタイトルをピックアップ。

 YUKIUSAGI Gamesが制作中の2DオープンワールドアクションRPG『Crystarise(クリスタライズ)』。4月28日にSteamでの早期アクセスを予定している本作は、サイゲームズのスポンサーブースにプレイアブル出展され、つねに多くの試遊者でにぎわっていた。

『Crystarise』カスタマイズし放題の“空島”を拠点に果てしない世界を旅しよう【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT】

 プレイヤーキャラは、天空に浮かぶ不思議な島“空島”の守り神となる使命を託された少女。広大な地上に降りて資源を集め、空島を自由に発展・拡張させることが目的となる。

 今回の試遊版では、おもに地上での戦闘を体験できた。記者がプレイした際に装備したアビリティは、近接用のブレードと、遠距離用のガン。ふたつのアビリティを使いわけての戦闘は軽快で、アクションゲームとしてのやりがいを十分に感じられるものだった。

 アビリティは、各バイオーム(生態系)に存在するボスを倒すことで、新たな項目を追加できる。今回のバージョンでは実装されていなかったが、強力な“必殺技”も繰り出せるとのことで、リリース版では多彩な戦闘スタイルを楽しめそうだ。

『Crystarise』カスタマイズし放題の“空島”を拠点に果てしない世界を旅しよう【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT】
『Crystarise』カスタマイズし放題の“空島”を拠点に果てしない世界を旅しよう【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT】

 自動生成で無限の広がりを見せる地上フィールドは、地形や気候などの環境バリエーションが豊富。砂漠地帯には、突っ込むとスリップダメージを受けるトラップもあった。

 そうした脅威への対抗手段となるのが、“家具”の存在。冒険中に手に入れたアイテムをリソースにして製作した家具を空島に配置すると、さまざまなバフ(特殊効果)を得られるそうだ。100種以上用意されているバフの恩恵を最大限に受けるためには空島の面積拡張も欠かせない……ということで、やり込み要素にも期待できそうだ。

『Crystarise』カスタマイズし放題の“空島”を拠点に果てしない世界を旅しよう【TOKYO INDIE GAMES SUMMIT】

 YUKIUSAGI Gamesは、ゲームクリエイター石毛裕章氏とコアメンバー3人ほどのゲーム制作ユニット。イラストレーター・kumami氏との初の共同制作となる本作は、自動生成されるバイオームやダンジョンでの激しい戦闘と、かわいらしいキャラクターたちとのギャップが、独特のムードを生み出している。広い世界を旅してみたいゲーマーは、いまのうちからウィッシュリストに登録しておこう。

『Crystarise』Steamストアページ