いまから2年前の2021年(令和2年)2月24日は、iOS、Android、PC(DMM GAMES)対応ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、『ウマ娘』)がモバイル向けに配信開始された日。

 『ウマ娘』は、サイゲームスが手掛けるプロジェクト“ウマ娘”の中核を成す、育成シミュレーションゲーム。実在した競走馬たちの名前と魂を受け継いだウマ娘たちを育成しながら、彼女たちが織り成すストーリーや会話を楽しんだり、ほかのプレイヤーとのレースを行ったり、“ウイニングライブ”と呼ばれるアイドルライブのようなステージを自分で設定して堪能したりと、多彩な楽しみかたを味わえる作品だ。

『ウマ娘』2周年。かわいい見た目と裏腹のマニアックすぎるこだわりが起こしたムーブメント! 地域振興にも貢献する社会派ゲームでもある!?【今日は何の日?】
『ウマ娘』2周年。かわいい見た目と裏腹のマニアックすぎるこだわりが起こしたムーブメント! 地域振興にも貢献する社会派ゲームでもある!?【今日は何の日?】
『ウマ娘』2周年。かわいい見た目と裏腹のマニアックすぎるこだわりが起こしたムーブメント! 地域振興にも貢献する社会派ゲームでもある!?【今日は何の日?】
『ウマ娘』2周年。かわいい見た目と裏腹のマニアックすぎるこだわりが起こしたムーブメント! 地域振興にも貢献する社会派ゲームでもある!?【今日は何の日?】

 “育成”は、担当ウマ娘の各種能力をトレーニングで鍛えながら、レースに出走してさまざまな目標の達成を目指していく、本作のメインモード。育成シミュレーションとしてかなり本格的な作りになっており、1プレイ20分~1時間程度の手軽なボリュームと、それを何度もくり返しても飽きない奥深いやり込み要素で人気を博している。

 プレイ中はただキャラクターの能力を数字で成長させていくだけでなく、史実をネタにした数多くのエピソードも楽しめる作りになっている。育成中に発生する会話イベントは、一部を除いてランダムで発生するものがほとんどで、そのおかげで毎回新鮮な気持ちでプレイできるのだ。

 ゲーム性の高さゆえに難しく感じる人もいるかもしれないが、これだけ流行っているゲームである。攻略に役立つものは捜せばたくさん出てくる。ファミ通ゲーム実況chで配信中の『ファミ通presents ウマ娘研究会!』なども参考にしてみてほしい(宣伝)。

『ファミ通presents ウマ娘研究会!』

 また、育成シミュレーションのゲーム性だけでなく、キャラクターやそのストーリーにハマっているトレーナー(『ウマ娘』のプレイヤーのこと)は多い。アニメで好きになってゲームを始めた人も多いという。その逆もしかり。

 とにかくそこかしこに史実をモチーフにした要素が散りばめられているのだ。モデル馬のエピソードはもちろん、馬主や調教師、主戦騎手の言葉だったり、テレビ中継の実況が発した名文句だったり……。制作陣は隙あらばネタを盛り込んでくるので、トレーナー有志の考察班も新キャラクターが実装されるたびに盛り上がっているようだ。

 そのほか、月1回程度のペースで行われている期間限定イベントでも、ウマ娘たちのキャラクターを活かしたオリジナルストーリーが展開している。

『ウマ娘』2周年。かわいい見た目と裏腹のマニアックすぎるこだわりが起こしたムーブメント! 地域振興にも貢献する社会派ゲームでもある!?【今日は何の日?】
『ウマ娘』2周年。かわいい見た目と裏腹のマニアックすぎるこだわりが起こしたムーブメント! 地域振興にも貢献する社会派ゲームでもある!?【今日は何の日?】

 プロジェクト自体は2016年に発足し、ゲームに先駆けてアニメやコミック、CDを始めとしたグッズ、リアルイベントなど、クロスメディアコンテンツとして展開されてきた。現在は大好評だったアニメの第3期放送や、Webアニメとして『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』の配信も決まっている。

 さらに、リアルとのコラボレーションや、それぞれへの影響も注目されている。ナイスネイチャのバースデードネーションを通じた引退繁殖馬支援が急増しているという話は有名だが、それ以降も競馬界など多方面で前向きな効果をもたらしているのだ。

 たとえば、ホッコータルマエというキャラクターは北海道苫小牧市の観光大使を務める同名の元競走馬をモチーフとしており、ゲーム中のそのストーリーでは苫小牧の名産やゆるキャラなど、さまざまな苫小牧要素が登場している。一方で、リアルではその影響か銘菓が爆売れしたり、SNSのアカウントはフォロワーが急増するなど好影響が続々。

 ゲームでは本日より、2周年を記念したさまざまなキャンペーンの実施に加え、新たな育成シナリオやストーリーイベントも開始される。さらにトレーナーのあいだではとくに待ち望まれていたミスターシービー(★3)、ツインターボ(★1)の育成ウマ娘実装も実現。まさか2023年のいま、1983年の三冠馬や1990年代前半の個性派逃げ馬が再び話題になるとは……。

これまでの今日は何の日?