ムーンライダーズのキーボーディストとして活躍した岡田徹が2023年2月14日に亡くなっていたことが、バンドの公式Facebookアカウントから明かされている。73歳だったという。

 同氏はムーンライダーズでの活動以外にも、プロデューサーとしてもPSY・Sやプリンセス プリンセスといったグループを手掛けているほか、CMへのサウンド提供などでも知られる。

 中でもゲーム関係では、初代プレイステーションのCMの頭と終わりに流れていたサウンドロゴ(本体起動音ではない)や、アクションゲーム『クラッシュ・バンディクー』のCM曲“クラッシュ万事休す”など、一度聞いたら忘れられない耳に残るサウンドを残した。

 これらの音が20年以上経ったプレイステーション クラシックや『クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース』のプロモでも象徴的なサウンドとして再活用されているのは、そのマジックの証明とも言えるだろう。なおこのあたりのCM仕事については2006年発売の企画盤『MOONRIDERS CM WORKS 1977-2006』にもまとめられている。心からご冥福をお祈りいたします。