『ARK: Survival Evolved(アーク:サバイバル エボルブド)』(以下、『ARK』)は、さまざまな恐竜や動物たちが登場するオープンワ―ルドサバイバルアクションゲーム。
きびしい自然環境の中でのサバイバルや、ティラノサウルスやプテラノドンなどといった恐竜をテイム(ペットにすること)して連れ回したり乗れたりする点が好評で、多くのプレイヤーに愛されているゲームだ。
本作はこれまでPS4やXbox One、PCといったハードで展開しており、海外ではNintendo Switch版もリリースされていたが、2023年2月24日より国内でもNintendo Switch版が発売される。この記事では、PC版をやり込んだライターによるレビューをお届けする。
『ARK』の詳しいゲーム内容は以下の記事(PS4版)を参照してほしい。
また、本記事の動画版もYouTubeにアップしている。動きが観たい方はこちらをチェック。
Switchならではのグラフィック表現
PC版『ARK』を700時間ほどプレイしているライターのフリーダム山中です。これまで、アイランドやラグナロク、エクスティンクションなどいろいろなマップで恐竜たちと冒険してきました。
そんな『ARK』好きとして、今回のレビューではSwitch版で『ARK』のおもしろさが十分に味わえるか、そしてSwitch版が他機種版(おもにPC版)と比べてどうなのか、という2点を中心にチェックします。
さて、多数の恐竜たちが登場する『ARK』で気になるのはやはりグラフィックです。
Switch版の『ARK』では細かな設定はできないものの、自動でグラフィックが切り替わってくれるようで、たくさんの恐竜がいるところでは軽めの設定に、恐竜が少ないところではキレイなグラフィックでそれぞれ表示してくれます。自分で設定をしなくて済むので、初心者にもやさしい設計です。
では、Switch版とPC版でグラフィックは大きく違うのでしょうか? そこで、いくつかの恐竜を同じようなアングルから撮影し、比較してみることにしました(※)。
※今回のレビューでは、グラフィックボード“GeForce RTX 2070 SUPER”を搭載したPCを使用。
これらを見ると、とくにアルゲンタヴィスの羽毛の表現などは大きく違いますし、Switch版は全体的に多少のっぺりした印象もありますが、PCとの本体性能の差を考えると十分に健闘していると言えるかもしれません。
動作の快適度は70点!
続いては動作の快適性です。Switch版は『ARK』のゲーム性を表現するためか、画質やフレームレートが抑えめになっており、背景の描写可能距離もやや短めです。
また、恐竜などのオブジェクトが多いところでは、フレームレートが30FPSを切ったりしてちょっとツラいことも。
とはいえ、基本的には快適に遊べます。『ARK』が遊びたいSwitchユーザーの方ならぜんぜんアリです。SwitchはPCに比べると本体価格もだいぶ安いですし、何より持ち運んで遊べるというメリットもあります。『ARK』をいつでもどこでも遊べたら、本当に時間が溶けてしまいそうです(笑)。
発売直後に実装されるマップは2個。アップデートで順次追加
『ARK』は遊ぶマップによって、出現する恐竜や自然環境が異なります。PC版や他機種版では、無料と有料DLCのものを含めて全部で12個のマップを遊べます。
Switch版で初期から遊べるのは、アイランドと有料DLCのスコーチドアースのふたつです。ほかのマップに関しては、順次追加されていくとのことです。
プレイするうえでのおすすめ設定
『ARK』と言えば、シングルプレイでは自分がプレイするサーバーの設定をいじれるのが特徴となっています。プレイスタイルに合わせてテイムに必要な時間を短くしたり、資源の採取量を増やしたりとなんでも設定が可能です。
そこで、遊びやすくするためのオススメ設定をご紹介します。
“経験値倍率”と“テイム速度”を3倍に、“夜間の経過速度”を10倍にするのがおすすめです。経験値やテイム速度は等倍のままプレイすると時間がかかってしまい、作業をする時間が長くなってしまいます。ハードプレイがしたい方ならそのままでもいいのですが、私のように楽しいこと優先の方はこちらの設定がおすすめです。
また、Switch版『ARK』は夜間が暗く、作業をすることが難しいので、夜を早く進める設定がいいでしょう。
ちなみに画面が暗いときの対処法として、ガンマ値を上げるという方法があります。ガンマ値はスライダーを左右に動かして簡単に調整するのと、自分でコマンドを入力して細かく調整するという2種類の設定方法があります。
コマンドの入力のやりかたは以下の通りです。
- メニューを開いて“-ボタン”を押し、コンソールコマンドを開く
- “gamma 3“などの決まったコマンドを入力する
なお、こういったコマンドを入力したい場合、ゲーム内メニューのオプションから”コンソールアクセス“にチェックをつけるとできるようになります。
総評:足りないところもあるけど『ARK』のおもしろさはしっかり味わえる
いかがでしたでしょうか。Switchを持っていて『ARK』を遊びたいという方、あるいはこういったサバイバルゲームが好きな方なら十二分に楽しめると思いますので、気になったらぜひチェックしてみてください。
商品データ
- タイトル:ARK: Survival Evolved(アーク:サバイバル エボルブド)
- メーカー:スパイク・チュンソフト
- プラットフォーム:Nintendo Switch
- 発売日:2023年2月24日発売予定
- 価格: 3,800円[税別](4,180円[税込])※パッケージ版・ダウンロード版とも同じ
- プレイ人数:オフライン1人、オンライン 1-40 人
- CERO:D(17 才以上対象)
シーズンパス
- タイトル:ARK: Survival Evolved シーズンパス
- 発売日:2023年2月24日発売予定
- 価格:3,080円[税込]※ダウンロード版のみ
- タイトル:ARK: Genesis シーズンパス
- 発売日:2023年2月24日発売予定
- 価格:3,630円[税込]※ダウンロード版のみ
バンドル
- タイトル:ARK: Ultimate Survivor アップグレード
- 発売日:2023年2月24日発売予定
- 価格:5,060円[税込]※ダウンロード版のみ
- タイトル:ARK: Ultimate Survivor Edition
- 発売日:2023年2月24日発売予定
- 価格:7,480円[税込]※ダウンロード版のみ