9年ぶりに発売されて話題となった『真・女神転生』の第3作!
2003年(平成15年)2月20日は、プレイステーション2用ソフト『真・女神転生III ノクターン』が発売された日。本日で20年の節目を迎えました。
『真・女神転生』から9年ぶりに発売されたナンバリングタイトル。前作のスーパーファミコンからハードをプレイステーション2へと移し、フィールドや敵が3Dポリゴン化されました。金子一馬氏によるデザインの悪魔(敵キャラクター)も人気の本シリーズ。初めて3Dで描かれる金子悪魔たちに心を震わせた人も多いはず。また、これまでのシリーズは一人称視点で3Dダンジョンを探索するというのが定番だったものの、本作のダンジョンはキャラクターを操作する三人称視点に。誰でもプレイしやすい作品となりました。
従来のシステムと異なり仲魔(仲間になった悪魔)のステータスやスキルを強化できるようになったのも特徴で、本作では好きな仲魔を最後まで連れ歩けるように。最初のイベントで仲魔になるピクシーはとくに人気で、2020年に『真・女神転生III ノクターン HDリマスター』の発売直前生特番で発表された“#真3HDベストオブ悪魔”でも1位になりました。
ストーリーは『I』と『II』のような続編ではなく、新しい世界設定で展開。「これまでシリーズを遊んだことがなかったけど、世界設定が一新されるなら」と『III』を手に取った人も大勢いるハズ。
物語の舞台となるのは東京。高校のクラスメイトとともに入院中の担任のお見舞いへ行った主人公は、氷川という男が発端となった“東京受胎”に巻き込まれてしまいます。その後、マガタマの力によって魔人となり、世界が滅んで廃墟となった東京を生きていくことに。わけもわからないまま荒廃した過酷な世界に放り出される孤独な展開は本作独特のもので、『I』や『II』とは異なる衝撃がありました。
シリーズおなじみのストーリー分岐も存在し、そのどれもが忘れられない展開でした。なお、人間でも悪魔でもない半人半魔となった主人公は“人修羅”とも呼ばれ、その特徴的なビジュアルも相まって人気のキャラクターとなりました。
バトルでは“プレスターンバトル”が新登場。相手の弱点を突くことでより多くの行動ができ、逆に無効化されたり吸収されてしまうと行動回数が減ってしまうというというシステムで、これが好評となって以降のシリーズでも実装されることになります。また、主人公が武器や防具が使えない代わりに“マガタマ”を付け替えることで耐性を変化させたり、パラメーターをアップさせることができる点も特徴でした。
2004年1月29日には新シナリオやボスのほか、カプコンの『デビル メイ クライ』とのコラボで主人公のダンテが登場する『真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス』が発売。さらに2008年10月23日には、ダンテの登場部分を『デビルサマナー 葛葉ライドウ』シリーズの主人公・葛葉ライドウに置き換えた『真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス クロニクルエディション』が『デビルサマナー葛葉ライドウ対アバドン王』の限定版の付属で登場しました。
2020年10月29日には、リマスター版の『真・女神転生III ノクターン HDリマスター』がNintendo Switchとプレイステーション4で発売。2021年5月25日にはSteam版も発売されました。リマスターの内容は『マニアクス クロニクルエディション』に準じており、DLCの『マニアクスパック』を購入することで、ライドウをダンテに差し替えることもできます。
2021年11月11日には、シリーズ最新作の『真・女神転生V』がNintendo Switch用ソフトで発売されました。DLCサブクエスト“人修羅と九人の魔人”で『III』の人修羅とも戦うことが可能です。強敵なのでぜひ挑んでみてください!
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