2023年1月25日~1月31日の期間に、Twitterで突如話題となった“はかた号”“ギャル審神者(さにわ)”

 一見すると何の関係もなさそうなワードですが、いったいなぜ同時にトレンド入りしたのでしょうか。今回は、それぞれの単語が注目された経緯やネット上の反応を解説します。

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『とうらぶ』を知らなくても見たくなる!?

 きっかけとなったのは、2023年3月31日の公開が近づく『映画刀剣乱舞-黎明-』の情報解禁。刀剣を擬人化したキャラクター・刀剣男士を育成するゲーム『刀剣乱舞ONLINE』の、最新実写化映画として注目を集めています。

 作中では刀剣男士を育てる主的存在を“審神者”と呼び、今回の実写映画内でも多様なバックグラウンドを持つ審神者が登場。そのなかの“へし切長谷部”の仮の主を務める審神者・実弦の見た目が「ギャルっぽい」と話題になり、“ギャル審神者”というワードが多くつぶやかれたのです。

『刀剣乱舞』映画情報が解禁! 同時にトレンド入りした“はかた号”と“ギャル審神者”って?【トレンドワード解説】
『映画刀剣乱舞-黎明-』公式サイトより

 実弦は福岡在住の女子大生で、高速バスを使い博多から東京へ向かうという設定が。

 「福岡~東京間を結ぶ高速バスといえば、キング・オブ・深夜バスこと“はかた号”では?」と盛り上がり、“はかた号”も同時にトレンド入りを果たしました。

 “はかた号”は、俳優の大泉洋さんらが出演するバラエティ番組『水曜どうでしょう』に登場し、ファンのあいだで有名になった高速バス。番組の名物企画“サイコロの旅”でこのバスに乗車し、同乗した鈴井貴之さん(ミスター)はその感想として「ケツの肉が取れる夢を見た」と名コメントを残しました。

 そのため「はかた号に乗る前の長谷部に“何も知らないへし切長谷部”ってテロップを貼ってほしい」、「長谷部くんの尻、絶対ヤバいと思う」といった、番組にまつわるネタと『刀剣乱舞』を絡めた内容のツイートが多く見られました。

 なお、現在のはかた号は番組当時と大きく変わり、座席ごとに空間が区切られていたり、椅子もふかふかのラグジュアリー度が増したものになっているそうで、きっとギャル審神者もお尻の肉が取れる夢は見ずに上京できるものと思われます。

 ほかにもTwitterでは「ギャル審神者、博多から東京まで夜行バス乗るのはガッツありすぎる」、「とうらぶの映画観る予定じゃなかったけど、トレンド入ってておもしろそうだから見に行く」などの声が。

 今回のトレンド入りで興味が湧いたという人はぜひ、はかた号に乗車……いえ、映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか?