2023年2月13日、フィギュアスケーター・羽生結弦氏と漫画家集団CLAMPがコラボし、絵本を制作することが発表された。

 スケーティングを絵本という世界で表現する方法を模索する中、羽生結弦氏自身が『カードキャプターさくら』や『XXXHOLiC』などで知られるCLAMPにイラスト制作をオファー。CLAMP側も快諾し、講談社から絵本『GIFT』として発売される予定だという。

 羽生結弦氏は宮城県出身のフィギュアスケーター。2大会連続のオリンピック制覇(2014年ソチ五輪と2018年平昌五輪)や史上初の4回転アクセル認定など、前人未到の偉業を達成した後、2022年にプロスケーターに転向した。

 2023年26日にはアイスショー『Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome supported by 雪肌精』の公演を控えている。会場は東京ドーム。スケーターの単独東京ドーム公演はもちろん史上初である。

 GIFT公式Twitterでの発表によると、会場で販売される“GIFT特別新聞”でイラストの一部と詳細が公開されるとのこと。羽生結弦氏はGIFT公式サイトに「東京ドームでの公演の世界とは、また違う世界観を感じていただけるような作品です」と、コメントを寄せている。

『Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT”』公式サイト

 フィギュアスケートとゲーム/漫画系コンテンツがコラボした例というと、“「艦これ」鎮守府“氷”祭り in 幕張特設泊地 -氷上の観艦式-“というアイスショーがある。

 このイベントは『艦隊これくしょん』のストーリーをスケートで表現したもので、伊藤みどり氏や無良崇人氏、澤山璃奈氏といったスケーターが出演。無良崇人氏は“無良提督”としてファンに親しまれている。

 とはいえ、今回のGIFTは羽生結弦氏の中にあるイメージをCLAMP氏のイラストで表現するわけなので、ある意味で真逆だ。どのような物語が綴られるのか、続報に期待しよう。

※画像は公式Twitterより引用しています。