古今東西のインディーゲームを紹介するコーナー。今回お届けするのは、ハードな戦闘が魅力的なソウルライクアクション『Thymesia』(ティメジア)。担当は“ソウルライク大好き”というタケダだいゆう。
高難度なダークファンタジーに痺れる
疫病の災いを自身の力に変えて、崩壊寸前の王国を救うために失われた記憶を辿っていく高難度なダークファンタジーソウルライクアクション。プレイヤーは、疫病の治療薬を作るための鍵を握っているが、一部の記憶が失われてしまっている主人公コルヴスとなって、病に侵され、怪物となってしまった人々を相手に手に汗握る過酷な戦闘をくり広げていく。
『Thymesia』(PS5)の購入はこちら (Amazon.co.jp)化け物が闊歩する闇に包まれた世界
多くの人々を死にいたらしめた謎の疫病が蔓延した世界。そんな世界で唯一、栄華を誇っていたのが錬金術の研究が進んだヘルメス王国であった。王国では錬金術を用いた独自の治療法で疫病を封じ込めていたが、その錬金術には恐ろしい代償があり、とある出来事で王国は壊滅してしまう。この世界を救う最後の希望は、コルヴスの記憶にあるというが……。果たしてどのような物語が展開されていくのだろうか。
■記憶を取り戻す旅に出る
苛烈な攻撃をさばくハードな戦闘
本作の戦闘は、敵がくり出す攻撃をタイミングよくガードしながらさばき、敵の頭上に表示される白色の“体勢ゲージ”を近接攻撃の“剣”で減らし、つぎに現れる緑色の“体力ゲージ”を強力だが隙の多い“爪”の攻撃で削りきるというもの。
ハードな戦いが特徴的なソウルライクな本作だが、道中で出会うボスとの戦いは、数々の苦難を乗り越えてきた歴戦のゲーマーも満足できる過酷な仕上がり。討伐した際もその難度に見合った達成感を味わえる。
■能力を強化して過酷な戦場を生き残る
敵から奪った力を我がものとする“疫病”システム
敵の体力ゲージを削るのに特化した爪攻撃だが、長押しすることで敵ごとに用意された技“疫病”を奪うことが可能で、奪った技はプレイヤーが使用できる。“疫病”は、ザコ敵の一掃に便利なものやカウンターに特化したものなど、どれもユニークな性能を有している。
■鋭い爪で能力強奪
Thymesia
- プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション5、Xbox Series X|S、PC
- 発売元:Game Source Entertainment
- 開発元:OverBorder Studio
- 発売日:2022年9月1日発売
- 価格:4818円[税込]
- ジャンル:アクション
- CERO:17歳以上対象
- 備考:Nintendo Switch版、Xbox Series X|S版、PC(Steam)版はダウンロード専売でTeam17より2022年8月18日配信、ダウンロード版のNintendo Switch版(『Thymesia- Cloud Version』として配信中)、Xbox Series X|S版は3499円[税込]、PS5版は3520円[税込]、PC(Steam)版は2499円[税込]