2023年2月2日(木)~2月5日(日)に開催中の“台北ゲームショウ2023”に関連した番組として、『アーマード・コア』シリーズ最新作『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』(アーマード・コアVI ファイアーズオブルビコン)の特別番組が2月3日21時に配信された。
配信では本作プロデューサーの小倉康敬氏が、作品のさらなる概要の説明などを展開した。
――発表からの反響などを受けた感想などお聞かせください。
前作から10年期間が空いたので、多くのファンにお待ちいただいていたことを実感しました。ちょうど去年がシリーズ25周年なので、なんとかそこに滑り込んで発表できたなという思いがあります。
――これまでの『アーマード・コア』シリーズとの大きな違いを教えてください。
過去作以上にコストやリソースを多く使っています。また弊社のスタッフは『ダークソウル』シリーズや、『エルデンリング』などを経て多くの知見やノウハウを培いました。それらをACシリーズのコンセプトとかけ合わせてたかたちでの新しいアクションゲームとして開発しています。どうぞご期待いただければと思います。
――フロム・ソフトウェアの宮崎英高社長は本作の制作に関わっていますか?
イニシャルゲームディレクターという肩書でゲームの初期段階のディレクションを担当しました。ゲームのベース部分、マップやアクションの方向性を決定しました。
――どういった方向性が決まったのでしょうか?
ACシリーズならではのロボットのパーツを組み替えることでの操作の自由度をもう一度見つめ直しました。パーツによってアクションが変わっていくその方向性などを定義づけました。
――その方向性でいうパーツについてですが、どのようなパーツが登場するのでしょうか?
本作でも過去作にあったようなバリアや四脚、パイルバンカーもあります。トレーラーの中に色々なゲームの情報が隠されているのでじっくりみていただけると「こんなことができるのでは?」などと考察できると思います。
――ゲームの難度はどれくらいでしょうか?
我々フロム・ソフトウェアらしい手応えです。アプローチはほかの作品と違い、パーツの組み換えが根幹です。これが攻略の手がかりに難局を乗り越えるのがポイントです。
ボス戦は弊社らしいボスとの戦闘になっています。敵の動きを学習してかすかな予兆をつかんで最適の攻撃を繰り返すことのやりごたえがあります。
また、メカならではの特徴として敵機も自機も動きが派手です。近距離、遠距離を目まぐるしく交錯したダイナミックな戦闘になるかと思います。
――本作はマルチプレイ要素はありますか?
ストーリーはシングルです。それとは別に、オンラインアリーナを用意しています。また、機体に貼るエンブレムを交換できる要素もあります。カラーリングを含めた、自分だけのオリジナルのメカ作りができます。
――過去作とのつながりや本作のストーリーを教えてください。
前作とはストーリー的な繋がりはないので、本作からはじめても問題はありません。
タイトルにある“FIRES OF RUBICON”というのは今回の世界観から来ているワードです。舞台は“惑星ルビコン3”というところで謎の新部質が発見されたというのが発端になります。その部質を巡ってさまざまな企業や組織が利権を求めて争うことになります。主人公は独立傭兵として戦禍に身を投じます。