『三國志 真戦』は、コーエーテクモゲームスが手掛ける人気シミュレーションゲーム『三國志13』を題材に、Qookka Gamesが制作したスマートフォンアプリ。
本作は全世界で8000万ダウンロードを突破。積極的なバージョンアップを重ね、プレイヤーたちは日々激しいバトルをくり広げている。
本稿では、新シーズンがスタートしさらなる盛り上がりをみせる本作の魅力や、リリース後に追加された新要素を改めてご紹介。
『三國志』シリーズのファンや、やり込むほどに戦略が深まるシミュレーションゲームがプレイしたい人におすすめの本作。リリース直後に遊んだがプレイを止めてしまったという人も、さらに遊びやすくなった本作の情報をチェックして、群雄割拠の激戦にふたたび飛び込んでみてはいかがだろうか。
試されるのは武力と知略! 激動の戦場を生き抜け!
『三國志 真戦』は、三国時代を生きる君主となって武将の育成や自国の強化を行いながら、目的地の占拠を目指すべく領土を拡大していくシミュレーションゲーム。
最大の特徴は、同盟(ギルド)のメンバーとともに、覇権を争うオンラインゲームであるということだ。
自分以外の君主は、すべてほかのプレイヤーが操作するキャラクター。そのため、自分がプレイしていないときでも戦場の勢力図は刻一刻と変化する。プレイしている最中はもちろん、戦況を見極めて明日・明後日以降の先を見据えた戦略を練ることが重要となってくる。
本作において重要な要素のひとつが“同盟”の存在だ。『三國志 真戦』ではひとりのプレイヤーのみの力で覇権を握ることは難しい。ほかの君主と手を結び、同盟単位で勢力を拡大していくことが必要となる。
つぎにどこを攻めるのかといったコミュニケーションを密に取り、仲間と力を合わせて計画的にライバルを攻め落とすといった協力要素が楽しめることも、本作の醍醐味のひとつと言えるだろう。
すでにリリースから1年8ヵ月が経過し、多くのプレイヤーを楽しませてきた本作。初期から続けるやり込みプレイヤーが多数存在するため「イチからゲームを始めるビギナーでは手も足もでないのでは?」と思う人もいるかもしれない。
だが、そんな心配はご無用。本作は、ビギナーが始めやすいシステムが搭載されているため、熟練者も初心者も同じようにゲームを楽しめるのが特徴だ。
そのひとつは、シーズン制というゲームサイクルの存在。本作は約3ヵ月の期間をワンシーズンとして設定しており、シーズンが終了すると、獲得した武将など一部を除いてプレイ状況がリセットされる。
新シーズンが始まったタイミングでプレイを開始すれば、初期から遊んでいるプレイヤーにやり込みの差で負けるといったことが少ないのがうれしいところだ。
また、前述のとおり、本作では同盟に加入することも重要。ゲームを始めたばかりの人がやり込みプレイヤーが多数存在する同盟に加入すれば、サポートやアドバイスを受けつつゲームを効率よく楽しむことができるだろう。
もうひとつは、課金要素が戦力に直結しない仕組みになっていることだ。
軍拡を行うために必要な“資源”は、任務の報酬や時間の経過でしか入手できず、獲得経験値などが増えるパスなども販売されていないので、課金しても育成を時短できるということはないのだ。
課金は、おもに新しい武将を登用する際に使用できる。
しかし、部隊の組み合わせや編制できる部隊数の制限などがあるため、レア度の高い武将を多数登用できても部隊を大量に出撃させるといったこともできない。
課金はあくまでゲームプレイを快適にするための手段であり、手っ取り早くプレイヤーを強化する要素ではないのが、本作の特徴。
単純な課金ではなくそのシーズンでのプレイヤーのやり込みがもっとも重要になっていることも、本作が多くのプレイヤーに愛されてきた秘訣だ。
育成と編制の自由度が高い300を超える武将たち
また、三国時代を生きた多くの武将たちを登用し、自由な育成と部隊の編制を楽しめることも本作の魅力。
それぞれふたつとない個性的なパラメータを所持しており、育成することで強力な武将へと成長していく。
そのほか、ほかの武将が持つ“戦法(スキル)”を学習させることで、自由度の高い育成が行えるのも特徴だ。
レアリティーの高い武将ほど能力は高い傾向にあるが、武将にはコストの概念が存在し、部隊の編制には、所属させる武将の合計コストを一定内に収める必要がある。
また、強い部隊を編制するためには兵種(騎兵や槍兵など、全5種類)に合わせて適性が高い武将を選択する必要があるため、レアリティーの高い武将だけを設定すればいいということもない。
登用したどの武将を育成し、どういった部隊を作るのかを考え抜くのも、プレイヤーの腕の見せどころだ。
また、手に入れた武将はシーズンが終了してもいなくなることはない。各シーズンで好成績を収めることで入手できる武将もいるので、コツコツとプレイを続ければ、さらに編制と戦略の幅を広げていけるだろう。
ますます快適になったゲームシステム
本作はバージョンアップのたびにゲーム内容の改修や新要素の追加が行われ、奥深く快適なゲームプレイが楽しめるようになっている。
リリース初期と比べてさまざまな部分に手が加えられているので、久しぶりにゲームに復帰する人はぜひチェックしてほしい。
ゲームプレイが縦持ちに対応!
リリース当初は本作はスマートフォンを横持ちにしてプレイするゲームだったが、バージョンアップにより縦持ちに対応した。
各種操作を片手で操作しやすくなったので、電車の中などの移動中の待ち時間などにも快適にプレイできるようになったのがうれしいところ。
エミュレーターでPCでもプレイ可能に!
リリース初期はiOSとAndroid対応のスマートフォンでプレイできた本作だが、2021年8月に“PCエミュレーター”がリリース。スマートフォン版とデータの連動が可能で、PCの大画面で本作をプレイ可能になった。
PCエミュレーターはグラフィックや文字も大きく表示されるため、非常に快適。
PCでエミュレーターを起動させたら、画面に表示されるQRコードをスマートフォン版で読み込むだけでログインができるのもお手軽だ。
PCを持っている人は、ぜひ公式サイトからエミューレーターをダウンロードし、快適なPCエミュレーターでのプレイも体験してほしい。
多彩なルールの遊びが楽しめる“シーズン制”
ゲームリリース直後のシーズン1~3までは、領土を拡大し、シーズン終了までに洛陽の制圧を目指すのが目標だったが、シーズン3が終了したのち、それぞれ異なる目標が設定された“PKシーズン”がスタート。
シーズンごとに新武将などが追加されるのはもちろんのこと、PKシーズンからは三国志の歴史に紐づいたテーマがそれぞれ用意されるようになり、シーズンが変わることに異なるシステムや遊びかたが楽しめるようになった。
また、新シーズンを迎えるごとにサーバーが統合され、プレイヤーがシャッフルされるのも特徴。新たなライバルとの出会いが、さらなる激しい戦いを演出してくれる。
また、過去に開催されたシーズンは再プレイが可能。これからゲームを始めるという人でもすべてのシーズンを体験できるので、好きなシーズンをプレイしてみよう。
※PKシーズンをプレイするには、シーズン1~3を経験する必要がある。
シーズン2
同盟から抜け、孤高の君主となる“放浪軍”や、星4・星5武将の戦闘力をアップさせる“兵法書”といった新要素が登場。特定の武将と引き換えに新たな戦法を獲得する“事件戦法”によって、より自由度の高い武将の育成も可能になった。
シーズン3
シーズン2の成績に応じて獲得した“勲功”を使って、さまざまな“褒賞”を獲得できるシステムを追加。また、これまでの兵種に加え、錦帆軍、青州兵、象兵、虎衛軍の4つの特殊兵種や、“反董卓連合”をテーマとした新しい事件戦法“三勢陣”が登場した。
PKシーズン“群雄割拠”
このシーズンでは、占拠した地域によって増減する“民心値”によって付加効果を得られる“民心システム”が追加。シーズン終了時には、これまでに獲得した“覇業値”によって得られる報酬が変化するように。さらに、これまでの2Dグラフィックから、臨場感抜群の3Dグラフィックへと任意に切り替えられるようになった。
PKシーズン“天下争奪”
春夏秋冬が移り変わり、季節によって部隊の能力や建設に必要な資源が変化するシステムを搭載。現在の季節によって、今後の軍略を変えることが重要になった。同盟単位で使用する“秘策”は、使用回数が限られているものの、戦況を一変させる強力な効果を持つ新システムだ。
PKシーズン“赤壁の戦い”
三国志の歴史の転換期でもある“赤壁の戦い”を再現したシーズン。能力の異なる船に乗り込み、白熱の水上戦を楽しめるようになった。そして、赤壁の戦いと言えば、“火計”の存在も重要。本シーズンでは風向きの概念があり、風向きを味方につければ、火計で敵に大打撃を与えられる。
PKシーズン“軍争地利”
新たに森林、湿地、荒れ地、丘陵の特殊地形が登場し、占拠することで特殊な建築が行えるように。特殊建築は部隊を強化するだけでなく、同盟メンバー全員に付加効果を与えられる強力な効果が得られる。また、新たな同盟建築と同盟技術が追加され、戦略性がさらにアップした。
PKシーズン“挙兵討伐”
初のダンジョンクエスト“虎牢関の戦い”が登場。制限時間内に呂布を撃破できれば、豪華な報酬が獲得できる。洪水と火計で敵軍を攻撃できるようになる新しい建築も登場し、戦闘以外のシーンで敵城や敵軍を攻撃できるようになった。
PKシーズン“中原平定”
2023年1月よりスタートした新シーズン。獲得できるポイントを消費してさまざまな付加効果を得る“個性システム”が追加された。そのほか、新たな同盟秘策“如履平地”を発動することで、これまで通過できなかった山脈や川を渡ることが可能になった。
ゲームのリリースから約1年8ヵ月が経過した『三國志 真戦』。ほかのプレイヤーとときに協力し、ときに戦い、オフラインゲームでは味わえないドラマチックな体験が楽しめる本作は、これまでにも数多くのプレイヤーを虜にしてきた。
どんなタイミングでも始めやすいゲームシステムのおかげで、熟練者はもちろん、初心者も楽しみやすい内容なことが最大の魅力。
新シーズンが開始し、戦いはまだまだ始まったばかり。ゲームに参加するにはうってつけのタイミングなので、気になるという人はぜひ以下のリンクから、『三國志 真戦』の新たな君主となってほしい。