2022年12月17日、セガの龍が如くスタジオは、東京・五反田にあるセガ本社で“『龍が如く』シリーズ17周年記念 突撃! “龍スタ”ファンミーティング”を実施した。
このイベントは、『龍が如く』シリーズ17周年を記念して、事前に『龍が如く』ファンを募集。厳選なる抽選で選ばれたごくわずかの人々が、開発スタジオの見学ツアーや、『龍が如く』シリーズの主要スタッフとの食事会、“神室町 RADIO STATION”と“龍スタTV#15”の公開収録に参加できるというもの。
こういったファンミーティングの開催は龍が如くスタジオ設立以来初めてで、ファンにとってはまさに夢のような時間を過ごすことになった。本稿では、そんな同イベントの内容を紹介しよう。
Amazon.co.jpで『龍が如く』を検索する。サウンドスタジオでは『龍が如く8(仮称)』のムービーシーンを披露!
まず、ファンの方々が案内されたのが、本社社内にあるサウンドスタジオ。過去に龍スタTVに登場したこともあるスタジオだが、ここでは『龍が如く』シリーズに出演するキャストの音声収録や、収録した音声をゲームに合わせる編集作業が行われている。
今回の取材時は、このサウンドスタジオの撮影は不可だったのだが、ファンとともにスタジオの中に入ると、その理由はすぐに判明した。なんと、龍が如くスタジオの代表である横山昌義氏が、『龍が如く8(仮称)』の第1章と思われるムービーシーンの映像と音声のチェックを行っていたのだ!
サウンドスタジオ内にある画面では、スーツ姿でバッチリ決めた春日一番が向田紗栄子を待っているシーンが流されていた。そこにオシャレをした紗栄子がやってくるのだが、オペレーターを担当するスタッフがそのシーンをくり返し再生。その際の衣擦れや紗栄子の歩行音のチェック、そのシーンで流れているBGMが妥当かどうかなどを横山氏自身が確認し、具体的な指示をスタッフに飛ばしていた。
さらに、サービスとして、まだ公開されていない冒頭のムービーシーンを披露。そこでは、伊勢佐木異人町の街並みや、映画館と思われる施設の屋上にある春日一番の住居、そして荒川真澄と荒川真斗の写真に手を合わせる春日一番の姿などが確認できた。
キャプチャースタジオで、キャスト陣が行った作業を追体験!
続いてファンが案内されたのは、キャプチャースタジオ。この部屋はいわゆるフェイスキャプチャーを行うスタジオになっており、龍が如くスタジオの映像監督・デザインパート責任者である深川大輔氏自身がファンに説明を行った。
取材時には、ファンの中から選ばれた男性を撮影。時間的な問題で、本番に使うよりもやや粗めだが、3Dモデルを実際に作成し、どの程度のクオリティーのものができるのかをファンに披露していた。
また、機器が3Dモデルを生成する待ち時間には、深川氏がみずから『龍が如く7 光と闇の行方』に登場したキャラクターCGのコダワリポイントを解説。3Dモデルをゲーム中では見られないレベルで拡大表示し、どのくらい細部まで作り込まれているのかを説明していた。
開発スタッフとの交流会も!
サウンドスタジオとキャプチャースタジオの見学ツアーを終えた後、ファンたちが案内されたのはセガの社内食堂。ここでは、『龍が如く8(仮称)』とコラボすることが決定している宅配御膳“釜寅”の厚切り牛タン御膳が振る舞われることに!
なお、食事の際には、横山氏を筆頭に龍が如くスタジオの主要スタッフが着席。近くに座ったファンたちと会話を弾ませ、交流しながらともに食事をするという、リラックスした時間が流れた。
食事を終えた後は、社員食堂の端に作られたセットで“神室町 RADIO STATION”と“龍スタTV#15”の収録&生配信がスタート。ここでファンの前に桐生一馬を演じる黒田崇矢氏、真島吾朗を演じる宇垣秀成氏が登場し、さらに場が盛り上がった。“龍スタTV#15”の内容については、下記でチェックしてほしい。