全世界で1億ダウンロードを突破しているPandada Gamesのスマートフォン向けゲームアプリ『忍者マストダイ』。2022年12月14日より、日本でもついに配信が開始された。
本作は、超高速で走る凄腕忍者たちを操作して、迫りくる障害物や敵たちを避けたり倒したりしながらステージを進んでいく2Dアクション。キャラクターや武器、忍具を強化していくRPG要素や、敵の弾幕を避けつつ攻撃していくシューティングに似た要素も楽しめる一作となっている。
本稿では、本作のCBT(クローズドベータテスト)版をプレイして感じた魅力を紹介しよう。
武士大名が治める“和の国”に不穏な影......
本作の舞台は、忍びの神と武士大名が築き上げた“和の国”。300年前には鬼の王率いる鬼族の進行により一度は煉獄の地と化すも、人々は鬼族に対抗するための連合を結成し、神代の神器を用いて鬼の王の封印に成功。鬼族の残党たちも消えて脅威は去り、武士大名が国を治め、忍びの神たちが陰から支えることで長いあいだ平和が保たれてきた。
しかし、300年が経った現在、国と各種族のあいだで大きな変化が起こり、和の国はしだいに腐敗し没落。武士と忍者の間では衝突が起こり、さらには「鬼族がふたたび姿を現した」という噂まで立ち始めた。もう一度“和の国”に平和をもたらすめ、新米忍者のクロたち忍が立ち上がる、というのが本作のあらすじだ。
手に汗握る緊張感、忍者となって疾走せよ!
本作は、自動でステージを走り続ける忍者をゴールまで導く2Dアクション。プレイヤーは、ジャンプ、スライディング、急降下などのアクションを駆使して、前方から現れる敵や障害物を避けなくてはならない。
本作をプレイしてみてまず感じたのは、各ステージをプレイするときの緊張感が半端ないところだ。
というのも、操作するキャラクターはハイスピードで走り続けるため、つぎつぎと敵や障害物が押し寄せ、息をつく隙もない。敵や障害物にあたってもダメージを受けるだけではあるが、そう何度も当たっていけるものでもないため避けざるをえない。目の前の敵を避けたら、そのつぎの瞬間にはもう目の前まで敵が迫っているといった感じだ。
また、ステージによっては穴に落下して一発でゲームオーバーとなってしまい、操作ミスが許されないのが緊張感を加速させるポイント。某有名な配管工のアクションゲームであれば自分のペースで進めるが、本作はダッシュが基本となる。途中から速度が上昇するなんてことも多く、忍者らしいハイスピードアクションが楽しめる一方で、敵の攻撃にあたり続けて、「あと一発もらったら終わりだ……」というような窮地にもよく陥った。
スリル満点なアクションであるからこそ、クリアー時の爽快感は格別なのである。
ド派手な術を駆使して疾走する忍者たち
プレイヤーが操作できる忍者はクロ、リキ、リン、蒼牙の4人。リンは空中滑空できたり、蒼牙は3回ジャンプができたりとそれぞれ独自の特性を持っており、立ち回りもがらりと変化する。
そして4人をサポートする支援忍者たちも登場。支援忍者たちを小隊に編成すると、攻撃力などのステータスが上昇する。
忍術・武器スキルで敵を圧倒せよ!
各忍者に武器を装備させると“武器スキル”が使用可能。使うにはクールタイムが必要だが、敵や障害物を木っ端微塵にできる強力な攻撃手段となっている。
武器はメインとサブのふたつ装備できる。刀剣や弓矢、笛などさまざまな武器が登場し、それぞれ異なる武器スキルとなっているため、さまざまな武器の編成を試してみたいところだ。
また、忍銭(ゲーム内通貨)の入手や敵を倒すことで溜まっていく忍術ゲージが満タンになると超強力な忍術も使用可能。
敵に向かって複数の火の玉を放つクロの“火龍炎弾”など、忍術は忍者によってさまざま。そう何度も使えるものではないが、忍術で敵や障害物を吹っ飛ばしながら進んでいくのはかなり爽快だった。
対戦! 協力! オンラインマルチ要素も!
本作では、ほかプレイヤーと競い合うオンラインならではのマルチ要素が楽しめる点も紹介しておきたい。
たとえば、3対3のチーム戦である“3V3決闘場”。自チームの誰かが先にBOSS・2体を倒すか、相手が先にゲームオーバー・タイムオーバーとなれば勝利となる。前述したとおりステージから落下しただけで終わってしまうこともあるため、ワンミスで負けとなるこのモードはなかなか気が抜けない。
とくにBOSS戦はかなり焦らせてくる。というのも、BOSSにダメージを与える方法は、忍術、武器スキル、手裏剣のだいだい3つ。忍術と武器スキルは強力だがクールタイムなどの制限があるため高頻度では使えない。となると基本的には手裏剣で攻撃することになるわけだが、手裏剣で攻撃するにはステージ前方から流れてくるアイテムに触れなくてはならない。BOSSの攻撃を避けながらアイテムを取り続けることになるため、ダメージを受けてまで攻撃するか、一度攻撃のチャンスを見過ごして安全に立ち回るか、瞬時の判断が求められる。
しかし、ダメージを受けたくないからといって、攻撃のチャンスを見過ごし続けると、今度は相手チームが先にBOSSを倒してしまい、結果負けてしまうなんてことも。早く倒したい、でもやられるのもダメという何とも言えないジレンマを抱えながら戦うこのモードには、かなり冷や汗をかかされた。
また、無限に続くステージをひたすら走り続けて日本中のプレイヤーとスコアを競う“無限疾走”もオンラインならではのおすすめモード。スコアは敵を倒したり、ステージ上のゲーム内通貨を拾ったりすると稼げる。できるだけミスらずに安定してステージを進めていくことが重要となるため、“3V3決闘場”とは違った緊張感も出てくる。
なお、スコアはランキング形式で発表。上位勢には豪華な報酬もプレゼントされる。ふだんのステージ攻略の練習にもなるうえアイテムも貰えるお得なモード。1位を目指すとなればかなりの沼だが、上位に食い込めば喜びもひとしおだ。
2~5人のチームでBOSSを倒す協力プレイのモードが“お尋ねもの”。D級~SS級の難易度のBOSSたちに挑戦でき、クリアーすると難易度に応じた報酬がもらえる。BOSSの体力は多めだが、味方を増やせばそのぶん楽にもなる。フレンドといっしょに楽しくプレイしたいモードだ。
リリース記念イベントも開催
『忍者マストダイ』のリリースを記念して、Twitter公式アカウントでは“Twitterインスタントウィン”イベント、スクリーンショット投稿キャンペーンなどのイベントが開催中。2022年12月25日まで毎日参加することができ、Nintendo SwitchやAmazonギフト券などが抽選でプレゼントされる。
そのほかにも、カウントダウンイラストやさまざまなゲーム情報を発信しているので、ぜひ公式Twitterチェックしてみてほしい。
作品概要