携帯ゲーム機のような形状でRyzen5 5560UとWindows 11を搭載。ゲームも仕事もできてしまう世界最軽量(※1)のゲーミングUMPC(ウルトラモバイルPC)“AYANEO AIR国内正規版”がファミ通編集部に届いた!
ファミ通で働く編集者つくね伯爵はガジェットが大好きなのでAYANEO AIRに興味津々。しれっと家に持ち帰っていた。本記事では、AYANEO AIRを手にした彼の一日をご紹介しよう。
※1 2022年6月時点。株式会社ハイビーム調べ。Windows 11 搭載ポータブルゲーミングPCとして。
※本記事は株式会社ハイビームの提供でお送りします。
※感染症対策をしたうえで記事を作成し、撮影時のみマスクを外しています。
※記事内のベンチマークやレビューは編集部の独自調査となっています。
AYANEO AIRを持つビジネスマンの一日に密着
08:00 朝の出社前もエルデンリングでテンションアップ
ファミ通編集部はリモートワーク推奨。会議や打ち合わせも基本的にオンラインだが、オフィスの会議室で実施する場合もある。この日は9時からオフィスの会議室で打ち合わせがある。
眠気も相まって会社へ向かう一歩一歩が恐ろしく重たい。小一時間この状態で立つ気力もない。
そんな己に刺激と活力を!
スーツの内ポケットからAYANEO AIRをおもむろに取り出しゲームをはじめた。重量は398g、ぎりぎりポケットに入れても違和感のない重さだ。
彼が熱心にプレイしているのはSteam版『ELDEN RING』(エルデンリング)。2022年を代表するアクションRPGで、難度は高いが戦闘をサポートする霊体を召喚可能な遺灰などのシステムが用意されているのでゲームが下手なつくね伯爵でも楽しく遊べる。
『ELDEN RING』はコンシューマゲーム機やPCでプレイできるマルチプラットフォームの作品だ。外出先のスキマ時間にサクッと遊ぶのなら、ポータブルゲーミングPCは最適解かもしれない。そのジャンルのなかでもAYANEO AIRは最も軽いモデルとなっている。
ディスプレイは5.5インチの有機ELでちゃんとタッチ操作に対応している。解像度は1920x1080ピクセルでフルHDの表示が可能だ。また、有機ELは色味が鮮やかで視野角が広いのでさまざまな体勢でもきちんと表示されるのでプレイしやすい。
実際に動くのかという疑問がある読者もいると思うが、AYANEO AIR側のTDP(熱設計電力)を15W、ゲーム解像度1280x720、品質設定を低設定で、敵がまばらなシーンでは40-45fps、敵が多いシーンでも30-35fpsほどでぬるぬると安定して動く。画面自体が小さいのでディスプレイ品質を下げても画質が悪くなったという印象はない。
操作面でいうと、AYANEO AIRはホール電磁ジョイスティックを採用しており、ドリフト現象が起きず非常に精密なコントロールが可能になっている。トリガーボタンはボディデザインとフィットしており、押しやすさと支えやすさを両立している。
RT/LTボタンはアナログトリガーになっており、感度調節機能もあり、自分のタッチに合わせたセッティングもできる。またこのサイズであるがフォースフィードバックにも対応しており『ELDEN RING』では敵に攻撃されるとぶるぶると震えて痛みがわかる、うひょー!
AYANEO AIRはの管理ツール“AYA Space”を搭載しており、赤枠で囲われたボタンを押すと起動する。消費電力設定や振動の有り無しなどの設定や、CPCの稼働率などのステータスも確認できる。自分がよりプレイしやすいように設定を詰められるのもAYANEO AIRの大きな武器だ。
さて、戦闘と探索の興奮で徐々に目が冴えてきた。どんなにツライことがあっても大好きなゲームに元気をもらい、困難を乗り越えていくのだ。『ELDEN RING』で気合は十分。9時からの打ち合わせはもうすぐ。会社に向かおう!
09:00 矛先の見えない怒りはFF14で現実逃避して解消!
意気揚々と会社に到着。会議室に向かう。
会議室には誰もいない。スマホでカレンダーを確認しても今日の9時から会社のオフィスで打ち合わせとなっている。おかしい。
メールボックスを遡ると昨夜22時に打ち合わせの日程変更のメールが来ていた。スケジュール変更の連絡にしては遅すぎる!
それにしても、スケジュール変更の連絡を22時にするのは遅すぎる。リスケしたのならなんで、カレンダーを消していないんだ。
自分以外誰も来ていないのも腹立たしい。
せめて、同じように間違えて出社して「散々な目に遭いましたね~」などと笑い合う同僚がいれば溜飲が下がるが、誰も来ていない。みんなちゃんとメールを見ているのか!? すごいな!
連絡は一応来ているし、カレンダーのスケジュール消し忘れなどは激怒するほどのミスだろうか? 自分にも落ち度があることは重々承知だ。でも、腹立たしい。行き場のない怒りがこみ上げ続ける。
………。
エオルゼアに行こう
デスクに座りAYANEO AIRで『ファイナルファンタジーXIV』(FF14)を立ち上げる。細かいクエストの処理と、レベル上げにいそしんだ。こういうコツコツとした作業が“怒り”を沈めてくれるのだ。
AYANEO AIRの動作検証用にダウンロードしたのだが思いのほかハマっている。『FF14』は大学生時代、友だちがディスクを買ってまで誘ってくれたので、プレイステーション4版でそこそこプレイしていた。今回は、新しく登録したキャラクターで検証している。久しぶりにプレイする『FF14』は懐かしさと驚きに満ちていた。
こんなに小さな端末でも美麗なムービーシーンは十分に楽しめて、操作や表示でラグはない。レベル上げやストーリーを進めるぶんには問題なく遊べそうだ。
参考までに『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』のベンチマークを標準品質(ノートPC)で実行すると、スコア5111・普通という結果だった。
夢中で『FF14』をプレイする彼に怒りの感情などない。
12:00 いざというときは仕事もできる
AYANEO AIRで黙々と遊ぶつくね伯爵。長時間プレイしても、思ったより本体は熱くならずファンの音も静かだ。なにより会社Wi-Fiでプレイする『FF14』はひと味違う。
快適で何よりだが、先輩編集者のミス・ユースケが怪訝な視線をこちらに送ってくる。「AYANEO AIRの動作検証です」と伝えているのに。
検証自体はとうに済んでいるので、もうそろそろ通常業務をしようと思ったが、今更ながらカバンがないことに気づく笑。
早起きして会社に行くことだけを考えていたのでカバンを忘れた。AYANEO AIRとスマホしか持ってきていない。散々ゲームをしていて、「カバンを忘れたから仕事ができない」などと間抜けなことは言えない。
どうしたものか。「……これってPCじゃん」AYANEO AIRがPCなことに気が付く。
「つくね君はそのゲーム機で仕事しているの?」ミス・ユースケがデスクを覗き込む。「はい、AYANEO AIRはPCなのでワードやエクセルなどもインストールして編集者としての業務は十分こなせますよ」と返すと、「ミニデスクトップPCみたいなものか」と関心しつつ去っていった。ホッ。
もちろん嘘ではない。AYANEO AIRはゲームをプレイできるだけあり、スペックも十分。プロセッサーは6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 5560Uを搭載。内蔵GPUのAMD Radeon グラフィックスもGPU6コア、1.6GHzのクロックで駆動し、高性能モバイルノートPCで使われてきたRyzen 7 5700Uに匹敵する処理能力を持っている。メインメモリは16GBで、快適な作業やゲームプレイできる容量だ。ストレージはNVMe接続の512GB SSDを内蔵し、拡張用にmicroSDカードにも対応している。下手すると会社支給のPCよりもスペックは高いかもしれない。
本体にUSBハブを差してディスプレイやマウス、キーボードと接続すれば立派な作業環境の完成。資料作成や業務連絡、画像の加工などビジネスシーンで必要な業務はAYANEO AIRでこなせてしまう。もしかしたらもうノートパソコンを持ち歩く必要はないのかもしれない。
AYANEO AIRシリーズには専用のクレードルも発売中だ。これを設置すればAYANEO Air はミニデスクトップPCのように使え、充電スタンドも兼ねているのでシームレスにゲーム機←→PCと行き来ができる。
15:00 レトロPCゲームで移動中もしっかり気分転換
AYANEO AIRで業務をこなしたのち、打ち合わせのためにオフィスを出る。タクシーに乗り込むとすぐさまAYANEO AIRを起動。こういった移動時間にゲームに本気で取り組むことで、気分転換ができる。こちらに心の余裕がないとビジネスシーンでよいコミュニケーションは生まれない。
車内でプレイしているのは『幻影都市』。マイクロキャビンが1991年にMSXturboR向けに発売したRPGだ。ネオ香港を舞台に活躍する対魔掃討業者“ダイバー”を営む天人(ティエンレン)が主人公で、ネオ香港を支配するSIVAと魔天教との戦いに巻き込まれていく……。という物語。
ドット絵で描かれる美麗なサイバーパンク的世界観や、拳銃で戦う現代的RPGなどは心躍る。自分とほぼ同じ歳である約30年前の作品を小型PCでサクッとプレイするのも不思議な感覚だ。
『幻影都市』はプロジェクトEGGを通してプレイしている。プロジェクトEGGはPC-9801やPC-8801向けに発売されたレトロゲームを配信するプラットフォームだ。このように、コンシューマゲーム機で展開されていないタイトルはもちろん、さまざまな種類のゲーム配信プラットフォームを気軽に利用できるのもWindows PCであるAYANEO AIRの強みだろう。
移動中のゲームで気になるのはのバッテリー持続時間だろう。AYANEO AIRはゲームプレイ連続1時間程度だ。これは『ELDEN RING』などプレイする際に内部の設定を“パワフル(TDP15W)”にした場合だ、省電力モードゲームによって工夫すればバッテリー時間を延ばせる。また付属の65W PD充電を使えば約30分で50%の充電ができるのでオフィスなどで充電をしながらうまく一日持たすことができる。
18:00 AYANEO Airがあればアフターファイブもより楽しめる!
打ち合わせも首尾よく進んだ。今日はこのまま直帰することに。途中、繁華街に立ち寄る。
このあたりに行きつけのリフレッシュスポットがあるからだ。
つくね伯爵が仕事帰りに訪れたのは猫カフェ MOCHA。清潔でおしゃれな店内で、かわいい猫ちゃんたちと触れ合える。ドリンクバーや読み放題の漫画、アナログゲームなどリフレッシュのための設備が十分そろっている。ひととおり猫ちゃんたちと触れ合い、AYANEO AIRを取り出す。
ここでプレイするのは『Nyaaaanvy』。ネコのようでネコじゃない? ちょっぴりネコな謎の生き物"ニャンビー"を操作して遊ぶカジュアルなパーティーゲームだ。シンプルな操作性と、ニャンビーたちが暴れまわるにぎやかな操作画面が楽しい。MOCHAの猫ちゃんたちも興味津々だ。Steamにはインディーズゲームも多数入っており、値段も安い。そういった軽量級ゲームもポータブルゲーミングPCでやるにはうってつけだろう。
猫まみれで猫ゲーなんて最高だにゃー。猫に囲まれながらAYANEO AIRで遊べば仕事やプライベートで溜まったストレスなど消え去る。
十分ににゃんころしたつくね伯爵は軽い足取りで雑踏に消えていった。彼はこれからもAYANEO AIRでゲームをプレイしまくるだろう。適度な“遊び”が、フレッシュな発想やパワフルな仕事への意欲を生み出すことを知っているからだ。
AYANEO AIRはゲーム専用機ほどの手軽さはないが、汎用性が高く使い方を工夫する楽しみがある。いつでもどこでもPCゲームが楽しめる時代がついにやってきた。現在のゲームはほとんどがマルチプラットフォームでPC 版も発売されている。今回紹介したゲーム以外にも例えば人気タイトルの『原神』のPC版なども楽しめる。ぜひゲーミングライフの選択肢のひとつとして候補にいれてみてはいかがだろうか?
またAYANEO AirはハイビームAKIBA直営店や公式オンラインストア、Amazon.co.jp、セブンネット、また全国のヨドバシカメラ、ビックカメラ、ソフマップ、コジマなどの量販店でも購入が可能だ! 気になったかたはぜひチェックしていただきたい。
■各販売店舗
- ヨドバシカメラ
- ビックカメラ
-
セブンネット
AYANEO AIR - STANDARD VERSION -詳細スペック
- OS:Windows 11 Home
- プロセッサー:AMD Ryzen 5 5560U
- グラフィックス:AMD Radeon グラフィックス
- メモリ:16GB(LPDDR4x 4266Mhz) / ストレージ:512GB SSD
- インターフェース:2×Type-Cポート、1×TF カードスロット、1×3.5mmイヤホンジャック
- センサー:デュアルジャイロスコープ搭載、指紋認証サポート
- 無線LAN/Bluetooth:Wi-Fi 6 / Bluetooth 5.2
- ディスプレイ:5.5インチ / AMOLED(アクティブマトリクス式有機 EL)、1920*1080、マルチタッチ対応
- バッテリー:7350mAh バッテリー搭載 (28Wh)、65W(PD充電サポート)、AC 100-240V
- カラー:オーロラホワイト、ポーラブラック
- 外形寸法:約224x89.5x26mm
- 最薄部:約18mm
- 本体質量:約398g
- 保証:1年
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