2022年11月18日発売予定の『ポケットモンスター』(以下、『ポケモン』)シリーズ最新作となるNintendo Switch用ソフト『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』。本作の発売日前日となる本日(11月17日)、東京・渋谷ヒカリエ“ホールA”にて、発売記念イベントが開催された。

 イベントには、ポケモン社の代表取締役 最高執行責任者の宇都宮崇人氏、YouTuberのはじめしゃちょーさん、タレント・TikTokクリエイターの景井ひなさん、アイドルグループ・AKB48所属の武藤十夢さん、武藤小麟さん、俳優の加藤憲史郎さん、バーチャルライバーの笹木咲さんが登壇。本稿では、同イベントの模様をお届けする。

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ニャオハ、ホゲータ、クワッス、ピカチュウがお出迎え。
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ポケモン社の宇都宮崇人氏「友人どうしはもちろん、親子でも同じポケモンの世界での冒険を楽しんでほしい」

 イベントが始まると、まずはポケモン社の宇都宮氏が登壇。いまから約26年前の1996年2月27日、『ポケットモンスター 赤・緑』がゲームボーイ向けに発売され、『ポケモン』シリーズの歴史がスタート。そこから、『ポケモン』関連のゲームソフトの累計出荷本数は4億4千万本を突破していると、宇都宮氏は今日までの『ポケモン』シリーズの広がりについて回想。

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ポケモン社 代表取締役 最高執行責任者・宇都宮崇人氏。

 また、毎年開催されるポケモンバトルの世界大会“ポケモンワールドチャンピオンシップス”において、今年開催されたイギリスでの大会では、世界50を超える国と地域から1000名以上のトッププレイヤーが腕を競い合い、配信では世界中で800万人以上のユーザーが大会の様子を楽しんでくれたと説明。日本で生まれてから、世界中で『ポケモン』が愛していただいていると、改めて『ポケモン』ファンへの感謝の想いを語った。

 そんな、世界中で親しまれている『ポケモン』シリーズの最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』が明日18日に発売となるが、本作は『ポケモン』初のオープンワールドゲームとなっており、自由度が広がった世界で、ワクワクするような冒険を楽しんでもらえるのではと、本作の魅力をアピール。

 さらに、『ポケットモンスター ソード・シールド』の発売からじつに約3年ぶりの完全新作である本作は、過去の『ポケモン』シリーズの中でもっとも多い予約本数を記録しているとし、「お届けできることを楽しみにしている」とコメントした。

 加えて、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』ではマルチプレイモードを搭載しているため、友人どうしはもちろん、親子で同じポケモンの世界での冒険を楽しんでいただけたらうれしいと話す。

 そして、2023年には“ポケモンワールドチャンピオンシップス”が初めて日本(横浜)で開催されると説明し、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』を存分に楽しみつつ、ポケモンを通じて世界とのつながりを実感していただけたらと、本作、そして『ポケモン』シリーズへの想いを語った。

 宇都宮氏が登壇した後は、俳優の永山瑛太さん、女優の古川琴音さんが出演しているテレビCMシリーズの第2弾“ポケモンの世界から来た男 テラスタル篇”と、インタビュー映像が公開された。

 インタビュー映像の中で、永山さんと古川さんは3年ぶりの共演とのことだが、楽しく撮影できたとふたりはコメント。また、古川さんは幼いころに『ポケットモンスター ルビー・サファイア』をお兄さんとプレイしていて、永山さんも中学生のときに『ポケットモンスター 赤・緑』を遊んでいたので、今回新作のCMに関われて幸せだと語っていた。

【公式】TVCM ポケモンの世界から来た男 テラスタル篇|『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』

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12月スタートの配信番組『放課後ポケモン研究部』研究部員が登壇。部長のはじめしゃちょーさんへのドッキリ企画も?

 続いて、12月1日からYouTube、ABEMAにてスタートする配信番組『放課後ポケモン研究部』に研究部員として出演するはじめしゃちょーさん、景井さん、武藤十夢さん、武藤小麟さん、加藤憲史郎さん、笹木咲さんが番組の衣装となる制服姿で登場。本作についてのトークセッションが展開された。

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はじめしゃちょーさん。
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景井ひなさん。
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武藤十夢さん。
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武藤小麟さん。
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加藤憲史郎さん。
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笹木咲さん。

 トークセッションの冒頭では、はじめしゃちょーさんが研究部員の初仕事として池袋サンシャインシティ内にある“ポケモンセンターメガトウキョー”に訪れた映像が公開。

 “ポケモンセンターメガトウキョー”では、『ポケットモンスター バイオレット』で出会える伝説のポケモン・ミライドンの銅像が展示。明日18日より店内エントランスで一般公開されるミライドンの姿を見た景井さんは「すごくSNS映えしそうで、私も行ってみたいです」とコメント。笹木さんも「めちゃくちゃかっこよくて、ぜひ会いに行きたいです!」と興奮気味に語っていた。

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 なお、大阪にある“ポケモンセンターオーサカ”では、『ポケットモンスター スカーレット』で出会える伝説のポケモン・コライドンが、そのほかの全国の“ポケモンセンター”では、本作で最初に最初に出会うニャオハ・ホゲータ・クワッスたちが18日より登場するので、要チェックだ。

 その後のトークでは、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』で注目していることを研究部員たちが紹介。笹木さんは、シリーズ初のオープンワールドでの冒険をすごく楽しみにしているそう。「最初から自分の行きたいところに行けるそうなので、かわいいポケモンを探す旅に出ようと思います!」と、本作での冒険を待ちきれない様子。そんな笹木さんの推しポケモンは、プリンだそうだ。

 武藤小麟さんは、本作のフリーシナリオを挙げ、自分だけの冒険を楽しめる部分に注目しているそう。また、本作に登場するジムリーダーのナンジャモに惹かれているそうで、「冒険が始まったら、とにかくナンジャモちゃんに会いに行きたいです!」と、ナンジャモへの愛をすでに溢れさせていた。

 はじめしゃちょーさんも、本作のフリーシナリオに注目しているそうで、いままでにない、決まったルートのない冒険にワクワクしているとのこと。そんなはじめしゃちょーさんは、発売日となる18日の0時からクリアーするまでの生配信を予定しているが、終わりが見えない不安に駆られているそう。司会がスタッフに聞いた話によれば、3日では終わらないぐらいのボリュームになっているとのことで、はじめしゃちょーさんはそれを聞いて焦った表情をしながらも、「気絶する可能性がありますが、それら(膨大な冒険)を含め、明日が楽しみです」と、生配信でのプレイにやる気を見せていた。

【生配信】ポケモンバイオレット全クリするまで終われません!

 加藤さんは、本作で初めて登場するポケモンや、ポケモンたちが宝石のように光る“テラスタル”を見るのが楽しみとのこと。そして、自身の好きなルカリオに出会えたら、絶対に“テラスタル”させたいと、本作ならではのシステムにも期待を覗かせていた。

 影井さんは、キルリアが大好きだそうで、冒険が始まったらまずはキルリアに出会いたいとコメント。そして、本作ではポケモンを連れ歩きながら冒険できることを挙げ、キルリアといっしょに旅をしたいと語った。

 本作では、ニャオハ・ホゲータ・クワッスと最初に出会えるが、“選ぶとしたらどのポケモンにするか”と司会から質問が飛び、出演者たちが回答する場面も。

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 ニャオハを選んだ武藤小麟さんは、動物の中で犬と猫が好きなので、ニャオハを選んだそう。同じくニャオハを選んだ笹木さんは「愛くるしいお顔がたまりません。選ばずにはいられませんでした!」と語っていた。

 クワッスを選んだ武藤十夢さんは、みずタイプのポケモンが好きなので、今回もみずタイプを選んだそう。また、かわいさの中にかっこよさもあり、進化したらもっとかっこよくなると思い、クワッスを選んだとのこと。同じくクワッスを選んだ景井さんは、武藤十夢さんと同様、進化したらもっとかっこよくなりそうで、かわいい姿からかっこよく進化したら両方楽しめるのが素敵だと話していた。

 6人の中でただひとり、ホゲータを選んだはじめしゃちょーさんは、口を開けているホゲータの姿がかわいく、自身もよく口を開けていることがあるため、親近感が沸いたからだと説明していた。

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イベントでは武藤十夢さん、小麟さん姉妹による『ポケモン』シリーズの思い出話も。クリスマスプレゼントとしてニンテンドウ64用ソフト『ポケモンスタジアム金銀』を買ってもらったというおふたりは、ゲーム内で対戦する際、タイプ相性を知らない小麟さんに対して、十夢さんが自分の選んだポケモンが有利になるように選ばせて圧勝したという、微笑ましいエピソードが飛び出していた。

 トークセッションの後半には、来年2023年に日本で初開催となる“ポケモンワールドチャンピオンシップス2023”についての話題も。開催地は横浜になるが、武藤十夢さんは、大好きなポケモンで横浜が盛り上がるのが楽しみだそうで、「横浜なら遊びに行けるので、皆で鍛えたら出場できるかも」とコメント。はじめしゃちょーさんも、「我々で高め合って、“ポケモンワールドチャンピオンシップス2023”、出場を目指します!」と意気込んでいた。

 イベントの終盤には、“はじめしゃちょーさんをポケモンにたとえるなら?”というお題に対して、出演者たちが手書きイラストを発表する、はじめしゃちょーさんへのドッキリ企画も実施。

 加藤さんは、はじめしゃちょーさんをアルセウスにたとえて、「僕が初めて見たYouTuberさんがはじめしゃちょーさんでした。ポケモンのレジェンドといったらアルセウス、YouTuberのレジェンドといったらはじめしゃちょーさんということで、ピッタリだなと」と説明。それを聞いたはじめしゃちょーさんは、「君はいい子だね」と照れていた。

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 景井さんは、バシャーモのイラストを披露。景井さんの中ではじめしゃちょーさんは、顔が小さくて身長が高く、足も長い印象があったそう。そんなポケモンといえば、バシャーモとインテレオンが浮かんだが、はじめしゃちょーさんが泳ぎが苦手という情報を得ていたので、ほのおタイプのバシャーモを選んだそうだ。

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 武藤十夢さんが選んだのは、カイリュー。強そうで安心感があって、目が輝いているのがはじめしゃちょーさんと一致していると感じたのが選出理由とのこと。

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 武藤小麟さんは、高身長で、優しく、柔らかな雰囲気のあるというはじめしゃちょーさんの印象から、ジュカインを選んだそうだ。

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 笹木さんが選んだのは、マッギョ。顔の輪郭からマッギョかギャラドスに迷ったが、最終的にマッギョを選択したと話し、はじめしゃちょーさんを笑わせていた。

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 ここまでで、イベントは終了。研究部員たちが『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』への期待のコメントを発した後、最後に部長を務めるはじめしゃちょーさんが「皆で楽しみつつ、本作のいろんな楽しみかたを発信できたらと思います」と話し、イベントを締めくくった。

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『放課後ポケモン研究部』研究部員への質疑応答が実施。どちらのバージョンを遊ぶ? 誰といっしょに遊びたい? など多岐にわたる質問が

 イベント終了後、研究部員の6名を対象とした質疑応答の機会が設けられたので、記事の締めくくりとして、その模様をご紹介。

 まず、本作では『ポケットモンスター スカーレット』と『ポケットモンスター バイオレット』のどちらを遊ぶ予定か質問されると、景井ひなさん、武藤十夢さん、笹木さんは『ポケットモンスター スカーレット』、武藤小麟さん、はじめしゃちょーさんは『ポケットモンスター バイオレット』と回答した。

 続いて、本作では動画配信者としても活躍するジムリーダーのナンジャモが登場するが、タレント・TikTokクリエイターとして活躍する景井さんは、シンパシーを感じる部分はあるか、との質問が。景井さんは、イベントで武藤小麟さんが言っていたように、ナンジャモがすごくかわいいキャラクターであるとし、かつ『ポケットモンスター ソード・シールド』で登場したキバナのように、いまどきのキャラクターっぽくて、おもしろい子だと思っていると、魅力をアピール。そして、本作では現実世界のように、自分の姿の撮影できる自撮りのような機能があることを挙げて、いっしょに写真を撮りたいと語った。

 本作ではマルチプレイモードがあり、誰とでも気軽に楽しめるが、いっしょにプレイしたい人がいるか、との質問には、はじめしゃちょーさんが、いつも『ポケモン』をいっしょに遊んでいる友だちや後輩、またYouTuber仲間ともプレイしたいと回答。

 景井さんは、プライベートでいっしょに『ポケモン』を遊ぶ友人とプレイしたいが、所属事務所の社長も『ポケモン』が好きでいっしょに遊んだりもするので、本作でも社長と遊びたいと語った。

 武藤十夢さん、小麟さん姉妹は、所属グループの“AKB48”のアイドルと遊ぶ予定だと話すと、笹木さんも、所属グループ“にじさんじ”のメンバーといっしょに遊んだり、大会なども開催したいと語っていた。

 本作の世界でやりたいことについて質問が飛ぶと、はじめしゃちょーさんから、サニーゴを観察したいと話す。珊瑚のポケモンなので、いつも何をしているか気になるからだそうだ。景井さんは、クワッスの進化後の姿をいち早く知りたいとのこと。おふたりとも研究部員ということもあり、本作でのポケモンたちの姿が気になるようだ。

 加藤さんは、とにかくポケモンたちを愛でたいそう。いっしょに歩くだけで幸せなので、2、3時間ぐらいゆっくり散歩できたら、と語っていた。

 武藤十夢さんは、本作ではバトルに“テラスタル”の要素が加わり、戦術の幅も広がると思うので、バトルもじっくり楽しみたいし、小麟さんには負けたくないと回答。十夢さんからの挑戦状(?)を受け取った武藤小麟さんは、昔のようにタイプ相性を覚えていない私ではないので、すべてを駆使して勝ちたいと意気込む。そして、かわいくて強いポケモンが好きなので、愛くるしい見た目で、かつ最強なポケモンを使って、姉をボコボコにしたいと話していた。

 笹木さんは、イベントでも話していたとおり、オープンワールドに惹かれているようで、行けるところには全部行きたいと語った。

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※[2022年11月29日18時30分]“テラスタル”の表記が誤っていたため修正させていただきました。お詫びして訂正します。