2022年11月7日、スクウェア・エニックス・ホールディングスは、2023年3月期 第2四半期連結決算を発表した。

 第2四半期連結累計期間(4月1日~9月30日)の売上高は1633億円(前年同期比3.3%減)、営業利益が260億円(10.6%減)、経常利益が451億円(43.4%増)を計上。

 デジタルエンタテインメント事業では、『OUTRIDERS』、『NieR Replicant ver.1.22474487139...』を発売した前年と比べて、新作タイトルによる収益が減少したことにより前年同期比で減収に。スマートデバイス・PCブラウザ向けタイトルも、8月にサービス開始となった『鋼の錬金術師 MOBILE』が好調な滑り出しを切ったものの減収となった。

 一方でMMOタイトルにおいては、『ファイナルファンタジーXIV』の月額課金会員数が増加したことにより増収となっている。

 なお、アミューズメント事業や出版事業は、前年同期比で増収増益を記録。ライツ・プロパティ等事業は、有力IPの新規キャラクターグッズ等の販売が好調だったが、商品別の売上構成比が変化した等の影響により増収減益となった。

スクウェア・エニックス・ホールディングスIRページ

以下、リリースを引用

株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス 2023年3月期 第2四半期連結決算のお知らせ

 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:松田 洋祐、以下当社)は、本日、2023年3月期 第2四半期の決算発表を行いましたのでお知らせいたします。

スクエニが2023年3月期 第2四半期連結決算を発表。売上高は1633億円、営業利益は260億円。新作タイトルの収益減少で前年同期から減収に

詳細な情報は本日開示の決算短信 をご参照下さい。

ご参考:スクウェア・エニックス・ホールディングス IRページ

2023年3月期 第2四半期の概況は次のとおりです。

HD(High-Definition:ハイディフィニション)ゲームにおいては、「ライブアライブ」、「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン」等の発売があったものの、「OUTRIDERS」、「NieR Replicant ver.1.22474487139...」を発売した前年と比較して、新作タイトルによる収益が減少したことにより、前年同期比で減収となりました。

MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)においては、「ファイナルファンタジーXIV」の月額課金会員数が増加したことにより、前年同期比で増収となりました。

スマートデバイス・PCブラウザ等をプラットフォームとしたコンテンツにおいては、8月にサービスを開始した「鋼の錬金術師 MOBILE」が好調な滑り出しを切ったものの、既存タイトルの弱含みをカバーするには至らなかったこと等により、前年同期比で減収となりました。

アミューズメント事業においては、既存店売上高が前年を大幅に上回ったことを受け、前年同期比で増収増益となりました。

出版事業においては、「その着せ替え人形は恋をする」の大ヒット等によりコミック単行本の売上が好調に推移し、デジタル販売及び紙媒体の販売が増加したことから、前年同期比で増収増益となりました。

ライツ・プロパティ等事業では、有力IPにかかる新規キャラクターグッズ等の販売が好調であったものの、商品別の売上構成比が変化したこと等により、前年同期比で増収減益となりました。