さまざまなコンテンツで展開するラブライブ！シリーズのひとつである『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の優木せつ菜・中川菜々役を演じる楠木ともりさんが2023年3月31日をもって降板することが発表された。

　『ラブライブ！』公式サイトによると、優木せつ菜・中川菜々役　楠木ともりさんに関して所属事務所より、かねてからの身体の状態について検診を重ねた結果、病名が確定し、今後『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』における継続的なライブ活動が困難と判断されたという報告があり、それに伴い降板の申し出を受けましたとのこと。

　これに関して、製作委員会内で慎重に協議を重ねた結果、本人の病状をふまえ、この申し出を受け入れることになったという。

　なお、『ラブライブ！スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』（スクスタ）については、上記活動期間にかかわらず、収録済のストーリーまで楠木ともりさんによるボイスで公開が続けられる。優木せつ菜・中川菜々役を引き継ぐキャストは、現在選考中となり、決まり次第別途公開される。

　本件に関して、『ラブライブ！虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』のキャストから直筆のコメントも寄せられている。

　また、楠木さんの公式サイトでは2021年4月の時点で「生来の体質によりダンス等、大きな動きを伴う運動を行うと、関節周りの筋肉に痛みや痺れが生じやすい状態にあると医師から診断を受けております」という報告が発表されており、これに際して体調を案じるファンの声もあがっていた。

　新たに2022年11月1日付けの発表によれば、「その後、通院を重ね、検診を進めた結果、2022年9月、遺伝性疾患「エーラス・ダンロス症候群（関節型）」との診断を受けるに至りました」とされている。

　こちらに伴い、医師からは現状、快方の見込みは低く、身体的負荷によっては進行も起こりうる疾患であるため、引き続き、身体に過度に負荷のかかる運動は控えること、との話があったとのこと。

　楠木さんは優木せつ菜・中川菜々役を2017年より演じていた。