2022年10月25日、東京・秋葉原の神田明神ホールにて、WFSのシングルプレイ専用RPG『アナザーエデン 時空を超える猫』(以下、『アナザーエデン』)の最新情報を紹介する公開生放送「“アナデンまつり2022秋”アナザーエデン超決戦! 最新情報公開生放送」が行われた。
生放送には、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さん(司会・進行)、本作のプロデューサー・栗山知也氏、ディレクター・竹嶋大輔氏、アートディレクター・江草天仁氏、キャラクターデザイナー・ チェー・シンウ氏、シナリオ・演出担当の加藤正人氏が登壇し、待望の第3部 虚時層輪象編“時間帝国の逆襲”が11月1日より配信されることなどが明らかにされた。ここでは、そんな生放送の模様をつぶさにリポートする。
これまでの『アナザーエデン』の物語をみんなで振り返り
生放送では、まずこれまでの『アナザーエデン』の物語の振り返りが行われた。最初は“第1部 時空を超える猫”について。シナリオ・演出を担当している加藤氏いわく、第1部の物語は、そこまで苦労せず描き上げたという。また本作のタイトルについて、タイトルは当初は決まっておらず、“時を超える猫”を主人公とした物語を描き進めているうちに、『アナザーエデン』という名前に決まったそうだ。そして、“エデン”というワードから着想を得て、さらに物語を描き進めていったことが明かされた。
“第1.5部 オーガ戦役編 宿星の王と聖なる剣の挽歌”は、加藤氏によれば、第1.5部は本来は第1部の中で描かれる物語であったという。しかし、第1.5部の内容を盛り込もうとすると、納品のスケジュール上きびしいものがあったので、別途実装したそう。
また、第1.5部で加入する“ギルドナ”については、第1.5部は“魔獣王復活編”というテーマがあったため、魔獣王を仲間にするということは決めていたという。しかし、壮年の姿の魔獣王を仲間にするか、若き日の姿“ギルドナ”として仲間にするかは、悩んだようだ。ただ、本来の魔獣王は物語の中でアルドたちと戦っているので、若き日の“ギルドナ”を仲間することにしたそうだ。
第2部 東方異象編 “時の女神の帰還”については、加藤氏いわく、もともと本作の物語を3部構成にすることは最初から考えていて、第1部はアルドとフィーネの物語、第2部はマドカの物語、第3部はまた異なる物語を展開することは決めていたとのこと。第1部と第1.5部のお話は、ある程度全体のイメージが掴めていたが、第2部はマドカの物語というイメージのみからのスタートだった。そのため、シナリオを描きながら同時進行でゲームを作っていく、連載のような制作方式だったので、執筆については苦労したそうだ。
第3部 虚時層輪象編“時間帝国の逆襲”は11月1日より配信。物語や登場キャラクター、新機能など続々発表!
これまでの物語の振り返りが行われた後は、『アナザーエデン』の最新情報が紹介。まずは、メインストーリー第3部 虚時層輪象編“時間帝国の逆襲”のオープニングムービーが公開された。動画内では、戦艦どうしが戦う場面があるが、栗山氏いわく、戦艦バトルを表現したいという加藤氏からのリクエストがもととなっているそうだ。
ムービー公開後は、第3部の実装日が11月1日であることが発表。会場からは思わず歓声が沸き起こっていた。その後は、あらすじや世界観が公開された。
加藤氏によれば、第3部で時間帝国が登場することは、第1部の物語を執筆しているときから構想としてあったという。また、第1部のときから、物語の背景では時間帝国との“時間戦争”がくり広げられており、第3部ではそれが終結するそう。そして、クロノス一家の物語、“エデン”についても決着するとのことだ。
続いて、第3部の重要人物が公開。映像の中で登場した“カムラナージュ”と思しきキャラクターは、第2部から登場するカムラナージュ本人であるとのことだ。
その後は、前編のPV、あらすじ、キービジュアルが公開された。
続いて、新エリアや住人について紹介。第3部では、蒸気機関が文明として存在する、スチームパンクのような世界観になっている。また新エリアでは、背景のエフェクトにかなり動きがあるので、そちらも注目してほしいとのことだ。
ここからは、新システムについて公開された。新たな移動システム“船”では、海上を自由に移動でき、未知の場所の探索や隠されたアイテムの収集するなどが楽しめる。また、船でしか行けない場所で起こる探索イベントも発生するとのこと。そして、船が登場するきっかけとなる物語もこだわって作られているそうだ。
さらに、第3部からの追加機能や登場キャラクターについても紹介された。
新バトルシステムの“バディ”についても紹介。“5人目のフロントメンバー”としてバトルに参加し、毎ターン自動的に発動する“オートスキル”や、毎ターン蓄積する“チャージ”を消費して発動可能な“チャージスキル”で、戦闘をサポートしてくれるようだ。
その後は、ゲーム内外のキャンペーン情報や、アップデート情報が公開された。
ここまでで、生放送は終了。最後に加藤氏が「クロノス一家の物語は、3部を通じて一応の決着は着くが、3部が終わったからといって、アルドたちの冒険、時空を超えた戦いの旅、アルドたちが求めている夢や希望、未来の楽園“エデン”を手に入れるための冒険の旅は続くと思うので、これからも応援よろしくお願いします」と締めくくった。