映像やオーディオに関するハイクオリティな製品作りで定評のあるソニーが新たに展開するゲーミングギアブランド“INZONE”。ゲーミングモニターとゲーミングヘッドセットというまさに同社が得意とする分野で展開するこの新ブランドのフラッグシップモデルを、FAV gaming VALORANT部門のFisker選手が体験した。はたしてFPSの現役トッププレイヤーはこれらの製品にどんな感想を持ったのか?
※本記事はINZONEの提供でお送りします。
ゲーミングモニター2モデル、ゲーミングヘッドセット3モデルの5製品で構成したINZONE
INZONEはゲーミングモニターとゲーミングヘッドセットの2ラインで構成されている。ゲーミングモニターは“M”で、ゲーミングヘッドセットは“H”ではじまるモデル名がつけられ、前者は2モデル、後者は3モデルというラインアップを展開している。
ゲーミングモニター
- INZONE M9:27インチ/4K/144Hz(発売中)
- INZONE M3:27インチ/フルHD/240Hz(2022年内発売予定)
ゲーミングヘッドセット
- INZONE H3:3.5mm4極プラグ/USBでの有線接続モデル(発売中)
- INZONE H7:2.4GHzワイヤレス/Bluetoothでの無線接続モデル(発売中)
- INZONE H9:INZONE M7にノイズキャンセリング機能を付加して細部の作りを向上させたモデル(発売中)
本稿はFisker選手によるインプレッションと詳細解説の2部構成。まずはプロゲーマーのフィーリングに触れてほしい。
Fisker選手、INZONE M9を語る
ここからは現役のプロeスポーツプレイヤーであるFisker選手にINZONE M9、そしてINZONE H9について率直な感想を語ってもらったインタビューをお届けしよう。
Fisker(フィスカー)
『カウンターストライク:グローバルオフェンシブ』(CS:GO)では国内大会を幾度となく優勝し、ASIA大会ではMVP受賞、FAV gaming『VALORANT』部門に所属して初めてプロとなる。役職はエントリフラッカー、正確無比のAIMで勝利の道をこじ開ける。活動外では、育児に全力を注ぎファンからはパパと呼ばれ愛されている。
主な戦績
2017 TTC season 4 準優勝
GALLERIA GAMEMASTER CUP ZOWIE eXTREMESLAND CS:GO ASIA OPEN 日本予選 準優勝 MVP受賞
2017 FIVES CUP BEGINNING season 2 best8
2017 FIVES CUP BEGINNING season 3 best4
2018 TTC season 5 優勝
2018 FIVES CUP Cgallenge season 2 優勝
マウスパッドと干渉しないスタンドに感動
――まずはFisker選手本人についてなのですが、2022年1月にFAV gamingに復帰し、半年以上が経ちました。先日の東京ゲームショウ2022では4日間に渡ってイベントに出演されたそうですが、『VALORANT』部門のチームとして、活動の手応え、近況などについて教えていただけますか?
Fisker復帰してからの半年間はなかなか調子が上がらず、VALORANT Champions Tour 2022でもしっかりした成績を残すことができませんでした。今はオフシーズンなのですが、今年感じた悔しい思いを胸に、来年に向けてチームのみんなと毎日練習に励んでいます。
――ゲームをプレイするとき、特に大会のときにはどんな風にモチベーションを保っているんですか?
Fisker常に自分が最強だと思いながらプレイするよう心がけています。頭は冷静さを保ったまま、みんなの士気を上げるためにも熱いプレイをする。そんなことを思いながらプレイしてます。プレイでチームを引っ張って行けたらいいですね。
――INZONE M9の話に移りますが、まず製品を見て、使ってみての第一印象をお聞かせください。
Fisker最初に目に付いたのは足、スタンドですね。自分みたいなFPSゲーマーからすると、ぜんぜん邪魔にならないんですよ。マウスを自由に動かせるように、かなり大きなマウスパッドを使うFPSプレイヤーは多いんですが、標準のスタンドだと邪魔になることが多くて、取り外してモニターアームを使うことが多いんです。
スタンドのベース部分が板状になっているものだとどうしてもマウスパッドを重ねる必要があって、そこが段になってしまうんです。でもINZONE M9はそういう段差ができることもなく、ぶんぶんマウスを振り回してもスタンドに当たることがないので、とてもいいと思いましたね。
――モニターもゲーミングヘッドセットも白を基調としたカラーリングですが、これはどうですか?
Fiskerシンプルで派手すぎず、目にも優しくて好きですね。黒と白のシンプルな色使いは好みにもあっていて、気に入りました。
――Fisker選手の配信ではモニターの黒い背面が映っていますけど、あれもいずれは白く?
Fiskerいずれそうなるといいですね(笑)。
目を奪う映像の美しさに驚き
――いままでゲーマーとしていろいろなモニターを使われてきたと思いますが、どんな観点で選ばれてきたのでしょうか?
Fiskerやはり競技として戦う以上、応答速度やリフレッシュレートなどといった性能を何より重視して選んでいます。あとはどれだけ綺麗に映るかといった画質にも注目していますね。
――となるとカタログスペックを確認するだけでなく、実物をきちんと見て選ぶのでしょうか?
Fiskerそうですね。実物に触れて、映像をきちんと見てから買うようにしています。
――いままで故障以外の理由でモニターを買い換えたことはありますか?
Fisker性能が気に入らなくて買い換えたことはありますね。色合いの調整が細かいところまでできず、自分好みの色を出せずに買い換えたことがあります。実物を見て買うとは言っても、やはり実際に買ってみないとわからない部分もたくさんあるので……。
――INZONE M9を実際に見てどう感じられましたか?
Fisker何より、画質の綺麗さに驚きました。大会と同じ条件でプレイするために普段使っているゲーミングモニターは24.5インチ。INZONE M9は27インチと大きいので、その迫力とあわせて、とにかく“映像が綺麗”という印象が強いです。4Kと高精細ですし、映画なんかを観るにもとてもいいですね。
モニターの大きさを大会とあわせるのは感覚がズレるのを嫌ってのことですが、『VALORANT』をプレイしてみたら反応も速くて問題ないですし、色もはっきりとして見やすく、そして解像度が高いからこその細部の見やすさも感じました。感覚的なズレは慣れれば解消されると思います。
ただ、リフレッシュレートの面で、144Hzだと自分みたいなプレイヤーにとっては若干物足りなく感じます。試合で使うのは240Hzや360Hz。144Hzと240Hzって、選手から見るとすごく大きな差があるんです。年内に発売される“INZONE M3”も使わせてもらいましたが、『VALORANT』を真剣にプレイするならフルHDながら240Hzまで対応しているM3のほうがプレイしやすいですね。
――INZONE M9で『VALORANT』だけでなく、『ELDEN RING』(エルデンリング)もプレイしていただきましたがどうでしたか?
FiskerこちらはINZONE M9の4Kならではの表現力がマッチして、『VALORANT』を遊んだときよりもさらにその映像の美しさが際立って感じました。細かな文字も見やすかったですね。
『ELDEN RING』って、わりと暗めなシーンが多いゲームですよね。(見やすくするために)不自然に明るくすると雰囲気が台なしですけど、INZONE M9はそれがなかった。暗いまま、ちゃんと細かいところが表現できているところに驚きました。まさに感動するレベルです。
映像の美しさがひとつの特長になっている『ELDEN RING』みたいなゲームを遊ぶときは、やはりいつも使っている24インチよりも、27インチというINZONE M9の大きさが効いてきますね。
――先ほど「細かい調整ができなくてモニターを買い換えたことがある」とおっしゃっていましたが、その点でINZONE M9はどう思われましたか?
Fiskerモニター本体だけでも細かい設定ができますし、PCからならINZONE Hubでさらに調整がやりやすくなるのはいいですね。設定を細かく煮詰めていくのが楽なので、可能性が広がる感じがします。
本来の使い方とは若干ずれてるかもしれませんが、とても便利に感じているのがUSBハブ機能です。スマートフォンの充電などにも使えて、助かっています。モニターの周りに余計なアダプターなどを増やすことなく充電できるのはいいですね。
ノイズキャンセリングが強力なうえ細かな音までしっかり聞こえるINZONE H9
――ゲーミングヘッドセットのINZONE H9も試用していただきましたが、感想を聞かせてください。
Fisker立体音響をオンにして使ってみましたが、密閉式であることもあって、音が聞き取りやすくてプレイしやすかったです。
やっぱり『VALORANT』みたいなゲームでは音ってとても重要で、足音や銃声をどれだけ聞き分けられるかという情報が視覚と同じくらい重要ですが、このゲーミングヘッドセットはその点でとても性能がよいと感じました。
――Fisker選手はふだんはどんなものをお使いですか?
Fiskerふだんはインナーイヤーというか、イヤホンタイプのものを使っています。それに比べると密閉型のINZONE H9は小さな音までちゃんとはっきり聞こえるので、その点ではとてもいいですね。
――装着感はどうでしたか?
Fisker圧迫感はまったくないのに、頭を振ってもずれる感じがまったくなくて、装着感はよかったです。
――ノイズキャンセリング機能も試されましたか?
Fiskerゲーム用のゲーミングヘッドセットであそこまでしっかりノイズキャンセリングが効くのは正直すごいと思います。ゲーミングヘッドセットを外さないと周りの声が本当に聞こえないし、ホワイトノイズもまったく聞こえません。よくできていると感心しました。
――私は扇風機の前で使ってみたんですけど、モーター音のような音だけで、風切り音はほぼ消えちゃうんですよね。
Fiskerこの機能のおかげですごくゲームに集中できます。息子の声もまったく気になりませんから。
――それはパパとしてはちょっとまずいですね(笑)。個人最適化機能は使ってみました?
Fisker個人最適化機能は少し使用させていただきましたが、個人的には低音がよく聞こえるようになり、音が重要なゲームではとくにメリットを感じました。
Fisker選手がINZONEのゲーミングモニターに望むものとは?
――誰かにINZONEのゲーミングモニターを薦めるとしたら、どんな言葉でアピールしますか?
FiskerFPSのプレイヤーに薦めるなら、やっぱり暗いところの見やすさと、細かい部分まではっきり見えるというところを重視して薦めます。
それと無視できないのが、スタンドですね。これはかなり大事です。FPSプレイヤーにとってマウスの操作環境は“命”みたいなものですから。
PCやゲーム機の配置や使っている机によってはモニターアームが使えない環境もあります。大きなマウスパッドを敷いても干渉しないINZONE M9やM3のモニタースタンドはとてもいいと思います。
――INZONEのゲーミングモニターに関して、何か改善してほしい部分はありますか?
Fiskerゲーミングモニターに関してはバリエーションが欲しいですね。たとえば「4Kでこれだけ綺麗なら、8Kだとどうなるんだ?」っていう興味はすごくあります。
それと大きさですね。30インチ以上のもっと大きな画面のモデルもあるといいと思いますし、やっぱり選手としては試合と同じ感覚でプレイできる24.5インチの製品が欲しいです。
自分は27インチにすぐ慣れそうでしたが、FPSのプレイヤーのなかには画面にすごく顔を近づけてプレイする人がいるんですけど、そうなるとやっぱり大きすぎる画面は隅のほうが見づらいんです。顔や目を動かす角度が小さくて済む小さい画面にメリットを感じる選手もいるので、大きさのバリエーションはやっぱりあったほうがいいのではないでしょうか?
白をベースに差し色に黒を加えたデザイン
ここからは“INZONE”の詳細を説明していく。INZONEを語る上でまず誰もが口にするのはその外観。ゲーミングギアといえば、ほぼほぼ黒い製品ばかりである現状にあって、INZONEの各製品はゲーミングモニター、ゲーミングヘッドセットともに曲面を多用し、白をベースに差し色として黒を使用。言うまでもなくプレイステーション5(PS5)といっしょに置いても馴染むデザインで、一目でそれとわかる非常に強い個性を感じさせる。しかも、モデルごとに外見的な差違がほとんどない点も独特だ。
昨年の東京ゲームショウ2021ではIKEAが、そして今年の東京ゲームショウ2022ではニトリがそれぞれゲーマーに向けた家具を出展していたが、どちらも白を基調としたコーディネーションを大々的にアピールしていた。ゲーミングギアの需要が増え、「自宅のインテリアとして黒ばかりのものをあまり起きたくない」、あるいは「もっと可愛い製品が使いたい」というニーズが無視できなくなってきたことの表れだろう。
そうした流れを考えると、このINZONEのカラーリングは時流にも合っていると言えるだろう。
色鮮やかな映像表現が可能な4Kモニター“INZONE M9”
このうち、Fisker選手に試用してもらったのは“INZONE M9”と“INZONE H9”。ゲーミングモニターとゲーミングヘッドセットそれぞれのフラッグシップモデルだ。
まず“INZONE M9”について。これは27インチのノングレアIPS液晶パネルを採用し、144Hzという高いリフレッシュレートに対応した4Kモニターだ。リフレッシュレートが高いだけでなく、応答速度もGTG(中間色から中間色への切り替える際にかかる時間)が1msと高速。残像感のないクリアな映像表現を可能にしている。
また、PCやゲーム機にあわせてリフレッシュレートを変化させることでチラつきやカクつきを軽減するVRR(可変リフレッシュレート)にも対応。NVIDIA G-SYNC CompatibleとHDMI 2.1 VRRの両規格に対応しているので、現在市販されているゲーミングPCやビデオカードならGPUのメーカーがNVIDIAでもAMDでも、さらに言えばPS5やXbox Series X|Sでもこの機能の恩恵を受けることができる。
LEDバックライトが液晶パネルの下、つまりユーザーから見てパネルの裏側に配置した“直下型LED”である点も本製品の大きな特長。しかも全体を小さなブロックに区切って明るさをコントロールする“部分駆動”であるため、暗いところは暗く、明るいところは明るくときめ細やかで美しい描写が可能だ。最大輝度は600nitと明るく、またHDRのグレードはDisplayHDR600と、これも高いグレードに対応している。
色の再現性についても高い性能を誇り、DCI-P3、つまりどれだけ多くの色を表現できるかという性能値において、カバー率95%以上という色域の広さを持ち、10.7億色表示に対応しているため、鮮やかな色合いでの表示が可能だ。
実際にこのモニターでゲーム画面を見てみると、その表示がとても艶やかであることにすぐ気づくはず。物陰の暗い場所、あるいは光が当たったハイライト部分が潰れず、飛ばず、しっかりと描画されているのがわかるだろう。
こうした高い表示能力については色味などかなり細かい調整が可能になっている。背面にあるスティックを操作してOSD(オンスクリーンディスプレイ)を使って調整ができるほか、Windows10以降に対応した“INZONE Hub”という設定用のアプリケーションも用意されている。このアプリなら“INZONE M9”が持つすべての機能に対して広いメニュー画面でアクセスできるため、設定を自分好みに詰めていくこともよりカンタンになる。
独特なデザインのモニタースタンドを採用
“INZONE M9”の外見に関し、白と黒のツートンでまとめられた配色とともに目を引くのが、そのモニタースタンドだろう。高さ調節とチルト機能を持ったこのスタンドは、中央の太いポールは手前から奥に向かって斜め上へと伸び、途中から左右に黒い金属製の足が出るという3点支持構造を持っている。
実はこの構造は見た目の個性だけにとどまらず、ちゃんとした理由があって採用されたもの。そこにはちゃんと意味があるのだ。FPSゲーマーがよく使うような大きなサイズのマウスパッドやキーボードをモニターの下、奥深くまで配置して使えるというメリットを考えて採用されたものなのである。とくにFPSプレイヤーはプレイしやすいようにキーボードを斜めに配置することも多いので、そこを考えたスペースを広く使えるようなデザインとなっている。
なお、“INZONE M9”は100mm×100mmサイズのVESAマウントにも対応している。マルチモニター環境を構築するよう使い方をするユーザーにとっては“配置の自由度が高い”と人気のモニターアームも取り付けることが可能だ。
また、USBハブとともに“オートKVMスイッチ”機能が搭載されている点にも注目したい。“KVMスイッチ”とは、キーボード(Keyboard)、映像(Video)、マウス(Mouse)を複数のPCなどで共有し、切り替える周辺機器のこと。カンタンに言えば、“INZONE M9”に接続した複数のPCやゲーム機のあいだで本機のUSBハブを通じ、マウスやキーボードなどを共有することができるのである。
ちなみに映像入力端子が豊富なところも“INZONE M9”の魅力。バージョン2.1に対応したHDMIポートがふたつ、バージョン1.4対応のDisplayPortがひとつ、そしてDP Alternate mode対応のUSB-Cがひとつと、ぜんぶで4つの映像入力端子を持っている。いまどきのゲーミングモニターとしては決して多いとは言えないが、必要にして十分なだけは揃っていると言える。現実問題としてこれで不足するケースはそう多くないだろう。
もうひとつ、この“INZONE M9”には特筆すべきなのはPS5との連携機能だ。PS5と本製品を組み合わせて使用すると、“オートHDRトーンマッピング”、“コンテンツ連動画質モード”が自動的に有効になる。前者は明るいシーンや暗いシーンでHDRの効き具合を自動的に最適化する機能。HDRが極端に聞きすぎて潰れたり飛んだりといったことがなくなるのだ。
また、後者は文字通りコンテンツによって画質モードを自動的に変更してくれる機能。PS5を接続するだけで画質モードがゲームに最適な“ゲーム1モード”に、また、PS5で映画を観るときには自動で“シネマモード”に切り替わってくれるため、ユーザーが画質モードをいちいち切り替える必要がないのだ。
密閉型でノイズキャンセリング機能を搭載した“INZONE H9”
ゲーミングヘッドセット“INZONE H9”は、シリーズ最高峰の機能を持ったフラッグシップモデルだ。直径40mmという比較的大型のドライバーユニットを採用した密閉型のダイナミックヘッドフォンで、ゲーム機やPCとの接続には、低遅延を実現するUSBトランシーバーを用いた2.4GHz帯のほか、Bluetooth5.0での接続が可能だ。
Bluetooth接続でのコーデックは標準的なSBCのほか、AACにも対応しているので、AndroidやiPhoneなどのスマートフォンでの利用もできるが、低遅延なaptXなどには未対応だ。遅延が気になるなら、2.4GHzで接続するのがいいだろう。
ユニークなのはUSBトランシーバーとBluetoothと同時に接続が可能な点。ゲームのサウンドは2.4GHzで、Bluetoothはスマートフォンに接続しておくことで、ゲームをしながらスマートフォンごしの通話ができるのだ。
本機は密閉型で、しかもノイズキャンセリング機能も搭載している。これを有効にすると、外部のノイズがほとんど気にならなくなり、ゲームへの“没入感”は高まるが、一方でスマートフォンへの着信に気づかないといったことも起こる。そのため、後述する”アンビエントサウンド(外音取り込み)モード”にもしっかり搭載しているわけだが、ボイスチャットをスマートフォンアプリに任せ、ゲーム機やPCはゲームのサウンドだけを流すといった使い分けもできるのは、けっこう便利に感じるユーザーもいるのではないだろうか。
遮音性の高いINZONE H9は、ノイズキャンセリング機能を使わなくとも装着時は周囲の音をある程度カットしてくれる。家族が呼びかけてきたときに反応したい、荷物が届くのでドアチャイムを聞き逃したくないといったときなど、ゲームに“没入しすぎたくない”ときには“アンビエントサウンド(外音取り込み)モード”も用意されているので、そちらを利用すると便利だ。
さて、ゲームへの“没入感”という点で見逃せないのは、ソニー独自の立体音響への対応だろう。PCでならWindows用のアプリケーション“INZONE Hub”で立体音響を有効にすることにより、ゲーム本来のマルチチャンネルの音像定位感や解像度を実現。その音が“どちらの方向で鳴っているのか”を聞き分けることができるようになる。特に敵の足音や銃声がどこから聞こえるかという情報が戦闘時に大きく役立つFPSやTPSではアドバンテージにつながるはず。
さらにユニークなのは、スマートフォンアプリの“Sony 360 Spatial Sound Personalizer”で自分の耳を撮影して聴感特性を解析し、そのデータを使って“INZONE Hub”で立体音響の聞こえ方を最適化する“個人最適化機能”が利用できるという点。正直なところ個人によって効果の感じ方が違うようではあるが、ここまで立体音響に踏み込んで設計されたゲーミングヘッドセットを筆者はほかに知らない。
残念ながらPS5ではこの個人最適化機能は利用できない。その代わりと言ってはなんだが、立体音響を追求した音作りによってPS5のセールスポイントである“Tempest 3D AudioTech”によるゲームサウンドを存分に楽しめる。また、バッテリー残量や音量、マイクミュートの状態などのステータスを画面上で確認できるほか、ゲームのサウンドとボイスチャットの音量バランスをINZONE H9のボタン操作で変更できるなど、PS5ならではの機能が利用できるなど、マッチングは悪くない。
もうひとつ、このINZONE H9が“H7”や“H3”などほかのモデルと違っているのが、イヤーパッドの素材。ほかの2モデルがナイロン製であるのに対し、H9はソフトフィットレザーが使われていて、とても滑らかな肌触りになっている。あまり目立たないが、装着してみればはっきりとわかる違いではある。
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