元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長であり、編集部時代から現在に至るまでゲームプレイ日記やエッセイを執筆している大塚角満によるプレイ日記。Nintendo Switch、PC用ソフト『モンスターハンターライズ:サンブレイク』のプレイ日記。その第39回をお届けします。
間が空いちゃったけど
東京ゲームショウがあったり、そこでエスピナス亜種を先行狩猟したりしていたため、ちょっと間が空いてしまった。しかも……クエスト“モンスターハンター”のことを書き始めたばかりだと言うのに!!
ちと仕切り直しをして、改めてこのクエストに初挑戦したときのことを振り返りたい。だって、とっとと決着を付けないと……つぎのアップデートがやってきちゃうからな!!ww
というわけで改めてになるがくるが(シャレ)、クエスト“モンスターハンター”である。
ご覧の通りこのクエストは、制限時間50分の中でオオナズチ、クシャルダオラ、テオ・テスカトルというおなじみの“3古龍”を討伐しなければならない過酷な内容となっている。
なんで過酷なのかと言えば、古龍は太古の昔より捕獲することが叶わず、イヤだろうがナンだろうが“狩りきらなければいけない”ので、どうしてもクエスト達成まで時間がかかってしまう。これにより自動的にモンスターと対峙する機会が多くなり、それだけ昇天させられる確率も増大する……と。このような、じつに論理的な理由から、“モンスターハンター”は“高難度”に位置づけられているのだと思う。
とはいえ……。
目の前に現れた最初の古龍、オオナズチを向こうに回し、俺は静かにひとりごちたのである。
「50分で3頭討伐するのは確かにたいへんだが……。1頭ずつ相手にできると考えれば、それほどストレスではないのかもしれんぞ」
こういった大型モンスターを複数討伐するクエストでもっとも面倒なのは、“移動不能な狭い空間に、同時に大型モンスターが集ってしまう”という、いわゆる“呉越同舟状態”であることは書くまでもないこと。『モンハンライズ』においても、集会所★7の“猛者たちの酒宴”(ディアブロス、リオレウス、マガイマガド)や“ヌシの名を戴くもの”(ヌシタマミツネ、ヌシリオレウス、ヌシジンオウガ)などは、1エリアしかない“獄泉郷”を舞台に屈強なモンスターを複数同時に相手にしなければならなかったので、その難度はとてつもないものがあったのである。ちなみに俺は、クリアーしているけどな。
それらと比べると、逃げ場はいくらでもある城塞高地で、古龍を各個撃破できるこの状況は……ヤクルトくらい優しさに包まれていると言っても過言ではないかも!!!
てなわけですっかり余裕の顔になって、俺はオオナズチを攻撃しまくった。
しばらく前から気に入って使っているガンランス“咆犬銃槍ガルロア”は、砲撃が放射タイプのレベル8というとてつもない性能を有していて、フルバレットファイア使いにはなくてはならない相棒のような1本である。これで、ただひたすらにフルバレットファイアをぶっ放していると、まもなく……!!
おお!!! 10分足らずでオオナズチを討伐できたぞ!!!ww これは強い!!! 超巻き進行になったので、ゆっくりと熱海あたりにバケーションに行ってもいいかもしれんwww
そこで、せっかく城塞高地に来たのだからと、まだ足を踏み入れていない高台やら見慣れない通路の散策を始めたんだけど、すかさず……w
「……目的を忘れぬように(怒)」(提督ガレアス)
(((( ;゚Д゚)))
ちょ……w 同行してくれているガレアスに、めっちゃキレられたやん!!! いや確かに、俺がランララランと採取しているあいだにテオもクシャルも出現しちゃったけど(苦笑)、まだ10分針になったところだし!!! そんな青筋立てて怒られるほどヒドいことはしてないと思うんだけどッ!!!(フンガー)
思わず逆ギレした俺は、
「やりゃあいいんだろやりゃあ!!! んじゃ、より厄介なテオから蹴散らして、時間的にはぜんぜん余裕があるってことを証明してやるからな!!!」
そう怪気炎を上げて、
3古龍の中ではもっとも手強いと思われるテオ・テスカトルに攻撃を仕掛けたのだった。
が……(((( ;゚Д゚)))
その、わずか1分後……!
「フルバレットファイア、いっけぇぇぇえええ!!!www」
からの~……(((( ;゚Д゚)))
「あ」
フルバレットファイア後のわずかな硬直時間に地獄の業火を浴び、ご覧の通り無様に昇天……(苦笑)。その直後、強制送還されたキャンプで、
「…………」(フィオレーネ)
「………………………………」(ガレアス)
同行者の視線が痛かったです……w
続く。
大塚角満(おおつか かどまん)
元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。