『あくありうむ。』あくあクルーによる試遊レビュー。“みなと”のかわいさ、配信ネタなどでニチャつきが止まらない。メイドマリンは船長すぎた【TGS2022】

　2022年9月15日～18日に千葉県・幕張メッセにて開催の東京ゲームショウ2022。そのハピネットブースにて、VTuberグループ“ホロライブ”の湊あくあ（以下、あくたん）主演・プロデュース作品『あくありうむ。』が出展されています。

　本作は、バーチャルメイドであるあくたんの“美少女ゲームのヒロインなりたい”という夢から制作された純愛ノベルゲームです。プレイヤーはご主人様となり、本物のメイドとなった“あくあ”との甘くて切ない日々を過ごすことになります。

　TGS2022の出展ブースにて、先行体験プレイできるという噂を聞きつけ、あくあクルー（あくたんのファン愛称）筆者は全力で向かいました。なんならこのためにTGS2022にきたといっても過言ではない（過言かもしれない）。てなわけで、今回は試遊レビューをお届けします。

※湊あくあさんインタビューはこちら

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あくたんのフルボイスで息が吹き込まれた“みなと”。ふだんのあくたんとは一風変わった存在だが、かわいさはそのまま

　TGS2022の試遊では冒頭を15分間プレイできます。筆者はあくたんご本人のプレイ配信で内容を知っていましたが、記憶を消してプレイしていきます。

▼ご本人のプレイ配信はこちら

【あくありうむ。】本人が本人を攻略するゲームやるってまじ？【湊あくあ/ホロライブ】

　ゲームをスタートすると、いきなり大炎上（物理）している中で、貴族とメイドの絶体絶命なワンシーンから始まります。過去の記者会見・インタビューにて、「『ロミオとジュリエット』のような大恋愛を描きたい」とコメントしていましたが、早速そのイメージを感じられました。ちなみにこのシーンは主人公（プレイヤー）が読んでいる本の内容になります。

　そして、この貴族とメイドにもしっかりボイスがあるのですが、よーく聞いてみると……。

筆者「フブキちゃん（白上フブキ）と船長（宝鐘マリン）!?」

　そうなのです。あくたん以外に本作に出演している白上フブキさんと宝鐘マリンさんが、それぞれを演じているのです。ふだんの配信とは一味違った声色が印象的で、ホロライブリスナーへの掴みはばっちり。もちろん、おふたりを知らない人でも特徴的な貴族とメイドにより、絵本の世界へ一気に誘われるはず。

『あくありうむ。』あくあクルーによる試遊レビュー。“みなと”のかわいさ、配信ネタなどでニチャつきが止まらない。メイドマリンは船長すぎた【TGS2022】

　その後、場面は海辺に変わります。帝王学の本を片手に勉強をしている筆者のもとに“みなと”という少女が現れます。ついにご対面です。

　うん、かわいい。ありがとうございます（？）。もう何も言い残すことはありません。

　と昇天している中、あくたんのフルボイスも追撃にかかります。ヘッドホンから流れ出す、あくたんの声は鼓膜を震わし、脳を刺激する。刺激された筆者の脳はすでにとろけていました。ありがとうTGS2022。来てよかった。

　このフルボイスをより際立たせているのが、CGシーンの表情変化。笑顔になったり、ジト目になったり、悲しそうな表情になったりと、セリフにあわせてかなり細かく変化します。こういったノベルゲームのCGはあまり変わらないと勝手な印象を持っていましたが、まぁ驚くほど変わる変わる。よりキャラクターのかわいさや気持ちの変化が伝わりやすく感じ、作品への没入感を高めます。

　そのほか、セリフの中にはちょっとした配信ネタなども詰め込まれています。たとえば、“みなと”の「あたしのこと、すきすぎでしょ」というワンフレーズ。あくたんがよく使う「あてぃしのこと好きすぎ～！」やオリジナル曲『あくたんのこと好きすぎ☆ソング』などをオマージュしているように感じ、あくあクルーなら「ハッ！」と興奮すること間違いないです。

　フルボイスのかわいすぎる“みなと”や配信ネタなどの総攻撃で限界オタクとなった筆者。ニチャつきが止まらず、これほど口元を隠すマスクという存在に感謝したことはないでしょう。