『ポケットモンスター 金・銀』のフルリメイク作品

 いまから13年前の2009年(平成21年)9月12日は、ニンテンドーDS用ソフト『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』が発売された日。

 『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』は、株式会社ポケモンから発売されたRPG。タイトルからも察せられるように1999年に発売された『ポケットモンスター 金・銀』のリメイク作品となっている。基本的には『金・銀』に準じた内容になっているが、オリジナル版にはなかった新しい要素も多数追加された。ちなみに、最初にもらえる3匹のポケモンはヒノアラシ、ワニノコ、チコリータ。パッケージを飾る伝説のポケモンはホウオウとルギアだった。

『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』が発売された日。『ポケモン 金・銀』が10年の時を経てフルリメイク。“ポケウォーカー”でポケモンを連れたお出かけも【今日は何の日?】
『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』が発売された日。『ポケモン 金・銀』が10年の時を経てフルリメイク。“ポケウォーカー”でポケモンを連れたお出かけも【今日は何の日?】

 本作のユニークなポイントは、やはり“ポケウォーカー”と呼ばれる専用の歩数計がソフトに同梱されていたこと。モンスターボールをモチーフにした丸い形状が特徴的で、液晶画面や赤外線通信機能も有していたのでけっこう驚かされたのではないかな。

 ゲーム本編中に捕まえたポケモンを1匹選びポケウォーカーに連れ出すことが可能で、歩数に応じてなついたり経験値を獲得できたりもした。歩くごとに貯まっていくワット(W)を使えばミニゲームでも遊べ、野生のポケモンを捕まえたり隠されたどうぐを手に入れたりとポケウォーカー単体でも楽しめたのだからスゴイ。筆者はお出かけ中の行動が書かれた絵日記を読むのがけっこう好きで、連れ出したポケモンをニンテンドーDSに戻した際は欠かさずチェックしていた記憶がある。

『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』が発売された日。『ポケモン 金・銀』が10年の時を経てフルリメイク。“ポケウォーカー”でポケモンを連れたお出かけも【今日は何の日?】

 そう言えば『ポケットモンスター ピカチュウ』のピカチュウみたいに、ポケモンを連れてフィールドを歩けるのも魅力のひとつだった。何しろ本作ではすべてのポケモンが対象。当然のように色違いにもしっかり対応してくれていたのがすばらしい。振り向いて話しかければちょっとしたリアクションも見られたのでじつに愛おしかった。決してたまに拾ってくるどうぐが目当てで何度も話しかけていたわけではない。

 オリジナル版はゲームボーイソフトだったため、当然ながらビジュアル面のパワーアップも著しいものがあった。とくに戦闘シーンやイベント演出などは大迫力に新生。すでに体験した光景でもまるで別物に見えてしまったのではないだろうか。“ポケスロン”という新競技は最大4人までのマルチプレイも可能だったので、友だちと競ったなんて人もいるんじゃないかな。ニンテンドーDSならではのタッチスクリーンを活かした機能も多数あってより快適なプレイが可能になっていたのはありがたかった。

『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』が発売された日。『ポケモン 金・銀』が10年の時を経てフルリメイク。“ポケウォーカー”でポケモンを連れたお出かけも【今日は何の日?】
『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』が発売された日。『ポケモン 金・銀』が10年の時を経てフルリメイク。“ポケウォーカー”でポケモンを連れたお出かけも【今日は何の日?】
『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』が発売された日。『ポケモン 金・銀』が10年の時を経てフルリメイク。“ポケウォーカー”でポケモンを連れたお出かけも【今日は何の日?】

 本作はリメイク作品だったが、リメイクと言えば『ポケモン ダイヤモンド・パール』のリメイク版『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』が2021年11月19日に発売されたことは記憶に新しい。また、シリーズ完全新作となる『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』が今年(2022年)11月18日に発売予定。新しいポケモンやシステムがつぎつぎと明らかになっているので、期待に胸を膨らませながら発売を待ちたい。

これまでの今日は何の日?

※本記事は、2021年9月12日にアップした記事を再編集したものです。