海外インディーパブリッシャーのNew Blood Interactiveが、新作『Gloomwood』PC版のアーリーアクセスをSteamで開始した。価格は2050円で、現在はアーリーアクセス開始セールで10%オフとなっている。

 『Gloomwood』は、ヴィクトリア朝イギリス風の陰鬱とした世界を舞台としたホラーステルスFPS。何の因果か囚われの身となった“ドクター”が、奇怪なクリーチャーがうごめく街でサバイバルしていく。

 本作が実際どんなゲームかというと、いわゆるイマーシブシムというジャンルに属する作品。探索を中心に戦闘・メモなどからの情報収集・さまざまな機能を持ったアイテムの活用などの要素が絡み合っている作りだ。

 単に対峙する敵を倒すだけではうまく進めないこともしばしばあり、「二階に進むために空き箱を重ねて登る」とか「ゴミアイテムの空き瓶を投げて見張りを引き寄せる」とか「何気なく残されていたメモを頼りにキーアイテムを探しに行く」といった発想が要求されることも。トライする人は好奇心を武器にしてじっくり取り組むといいだろう。

 ちなみに『Dusk』や『Amid Evil』など1990年代のレトロFPSにオマージュを捧げるタイトルを数々リリースしてきたNew Bloodの新作だけに、今回はイマーシブシム系ゲームの名作『シーフ』が元ネタとなっている。

Gloomwood
とにかく探索が重要な内容。隠し通路や屋根などのルートを開拓して攻略方法を見つけ出していく。
Gloomwood
Q/Eキーのリーン(左右の覗き込み)を扉にもたれかかるようにして使うと、屋外の音を聞くことができる。
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アイテムはいわゆる「インベントリーテトリス」で整理していく。

アーリーアクセス版の注意点

 アーリーアクセス版は英語のみで、各国語ローカライズなどは今後実装予定(現状では音声セリフの英語字幕もついていない)。またプレイ可能なのはスタート地点から灯台までのエリアとなっており、今後開発が進むに連れてエリアが追加されていく形となっている。

 このパブリッシャーは過去作でもアーリーアクセスでゲームを拡張しながら数年かけてじっくり仕上げていくスタイルを採用しているので、まずは様子見でウィッシュリストにだけ入れておく、というのもいいだろう。

 またデフォルト設定では非常に暗くてかなりプレイしにくいので、暗い雰囲気と視認性が両立できるよう設定をいじるのをオススメしたい。明るさの設定はオープニングでも行うことになるが、設定画面では“VISUALS”から変更可能だ。

Gloomwood
英語字幕すらまだないので、ウィッシュリストに登録しておいて様子を見るというのもいいかも。
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デフォルト設定だとめちゃ暗いのだが、オープニングで設定した内容から変えたい場合は設定の「VISUAL」の項目から。(※GAMEPLAYの項目にも明るさ設定っぽいのがあるが、そちらは干渉可能なオブジェクトを表示する際の明るさを決めるもの)