オーソドックスなゲーム性だが不思議な味わいがある作品

 いまから3年前の2019年(令和元年)8月14日は、iOSとAndroidで『ファイナルソード』が配信された日。

 『ファイナルソード』はオープンワールドのアクションRPG。辺境の村に住む主人公が母の病気を治す手掛かりを求めて旅をするというストーリーです。弱攻撃、強攻撃、ガード、回避を駆使して敵を倒していくのが基本で、ゲームを進めることで多彩なスキルや魔法を覚えていきます。

アプリ『ファイナルソード』が配信された日。独特な味で話題を呼んだアクションRPG。RTA in Japanのやり込みプレイや陣内智則さんが真剣に取り組む姿にゲーム愛を感じる【今日は何の日?】
アプリ『ファイナルソード』が配信された日。独特な味で話題を呼んだアクションRPG。RTA in Japanのやり込みプレイや陣内智則さんが真剣に取り組む姿にゲーム愛を感じる【今日は何の日?】

 ゲーム自体はオーソドックスですが、チープなグラフィックや演出などプレイしていて脱力してしまう部分が多く、ネットを中心に話題に。とくに、動く床に乗ったあとに止まっていると床だけが進んで、キャラクターが落ちてしまうシーンは有名なので見たことがある人は多いかと。

 攻撃にロックオン機能がなかったり、序盤のバランスが悪かったりするため、そこへのツッコミも多かったです。実際、最初のボスであるトロルはかなりの難関でした。

 とはいえ、ガードに慣れてくれるとパリィで相手を気絶させることができますし、スキルや魔法も便利なものがたくさんあるので、バトルも楽しくなっていきます。……まぁ、中盤まで進んだあとに登場するボス・ヘルウォームが強くてビビるのですが。

アプリ『ファイナルソード』が配信された日。独特な味で話題を呼んだアクションRPG。RTA in Japanのやり込みプレイや陣内智則さんが真剣に取り組む姿にゲーム愛を感じる【今日は何の日?】
アプリ『ファイナルソード』が配信された日。独特な味で話題を呼んだアクションRPG。RTA in Japanのやり込みプレイや陣内智則さんが真剣に取り組む姿にゲーム愛を感じる【今日は何の日?】

 本作はそのアクの強さゆえに「エンタで陣内がやるゲーム」と比喩されることに。そして、なんとその声が本人の耳にまで届き、2020年9月8日には陣内智則さんが本作を実況。鋭いツッコミを披露して、多くのゲーマーを楽しませてくれました。

 しかも1回プレイして終わるだけでなく、その後もプレイを続けて実況動画を上げ続けてくれた陣内さん。本当にゲームが好きなんだなと、いちゲーマーとしてうれしくなりました。

 また、“RTA in Japan 2020”でも配信が行われ、最大同時視聴数はなんと65000人を記録。後日アップロードされたYouTube版も2022年8月現在、120万回以上も再生されています。なお、“RTA in Japan 2021”では2021年1月21日にリリースされたNintendo Switch版『ファイナルソード DefinitiveEdition』のRTAが配信。こちらも人気です。

 ちなみに、前述したNintendo Switch版は2020年7月2日に『ファイナルソード 英雄の誕生』というタイトルでリリースされましたが、発売後に問題があったため一時配信停止となり、2021年1月21に新たに『ファイナルソード DefinitiveEdition』というタイトルで配信を再開。当時は大きな話題になったので、記憶している方も多いのではないでしょうか。

 今年(2022年)5月19日にはPS5版も登場し、より綺麗なグラフィックで楽しむことができます。また、現在はPS5版オンリーですが、PS4版も準備中とのことなので楽しみですね。

『ファイナルソード DefinitiveEdition』(Switch)の購入はこちら (マイニンテンドーストア) 『ファイナルソード』(PS5)の購入はこちら (PS Store)
これまでの今日は何の日?

※画像は『ファイナルソード DefinitiveEdition』のニンテンドーeショップ 商品ページより引用