元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長であり、編集部時代から現在に至るまでゲームプレイ日記やエッセイを執筆している大塚角満によるプレイ日記。Nintendo Switch、PC用ソフト『モンスターハンターライズ:サンブレイク』のプレイ日記。その第25回をお届けします。
早く先のことを書きたい!w
俺もとっととぉ……ッ!!!
“紅蓮滾るバゼルギウス”や……!!
金レイア(リオレイア希少種)、銀レウス(リオレウス希少種)!!! さらには……!!
傀異討究クエストのことを書きてぇよぉぉぉおおおお!!!www 無料タイトルアップデート第1弾(Ver.11)が盛りだくさん過ぎて、グダグダと序盤のことを書いている場合じゃなくなってきたかも!?!
……なんて思いつつも、ここで時事ネタばかりを追い始めると『逆鱗日和』としてのアイデンティティーを失ってしまうかもしれないので、今日も粛々と俺のまわりで起こったドタバタ劇について綴っていきたいと思う。そもそも、同僚のたっちーと初めて出向いたメル・ゼナ討伐について書き切っていなかったからな(苦笑)。
ちなみにちょっとだけ最新のネタを書くと、いま俺は紅蓮滾るバゼルギウスの討伐に夢中になっている。ちなみに“滾る”は“たぎる”と読む。
彼(彼女かもしれんが)の素材で作る“プライドシリーズ”の装備がじつにかっちょいいので、スキルは度外視して全身揃えようと思っているのである。
爆鱗の絨毯爆撃はノーマルバゼルの比ではなく、狩るのはたいそう苦労するんだけど……そもそもバゼル狩りは昔から大好きなので(ガンランスと相性抜群だからな)、何のストレスを感じることなくボッカンバッカンの撃ち合いを演じて楽しんでいる。近く、見事にそろったプライド装備をお見せできることでしょう……!
で。
たっちーに出た緊急クエスト、メル・ゼナ討伐について書いていた途中だったな。
前回の記事で書いた通り、俺はすでに幾度となくソロでメル・ゼナは狩っていたので、ヤツが何を狙い、どんな動きをしようとしているのかは、顔色を見ただけでだいたいわかる状態になっていた。イヤな上司の一挙手一投足と、そこに紐づいた小言、イヤミの類をすべてエクセルファイルにして保存していたサラリーマン時代のように……w
メル・ゼナは、見た目は非常にスタイリッシュなフォルムをした、“ザ・飛竜”という出で立ちをしている。しかし意外や、やってくることはじつにトリッキーかつ奇妙奇天烈で、あまりのスピードにまったくスクショで押さえられないんだけど、“パッと消えてパッと出てくる動き”に翻弄されることが多々ある。
……このへん、我ながら、
「未就学児並みの語彙wwww」
と呆れてしまうんだけど、ホントにそういう立ち回りをしてくるのだからその通りに書かないわけにいかないんだよチクショウ。
これ、何度もメル・ゼナの相手をしてきたことに加え、ガチガチにガードができる俺はなんとか対応できるんだけど、今回がまったくの初見であり、ガードもできない双剣使いのたっちーはやはりひとたまりもなかった。
「うおおおおお!! よくわからんけど、うおおおおお!!!www」
やたらとウォウォと吠えながら双剣を振り回していたたっちーだったけど、件のパッと消えてパッと出てくる攻撃をされるや否や……!!!
「へ!?!?!?!」とたっちー。
「^^;;;;;;」と俺。
この攻撃ばっかりは、一度喰らわないと絶対に避けられないだろうなぁ……と確信していたので、俺は責める気持ちは1ミクロンもなかった。よって、
「まあまあ^^; ドンマイ……」
と慰めかけたんだけど、昇天したたっちー本人は……!
「なんやいまの!!!! パッと消えてパッと出てきてやられたで!!! なんで先に教えてくれないねん!!!(怒) これ、実質キサマがオチたのと同じやなあ!!!(#゚Д゚)カーーーーー!!」
……って、どんな理屈だどんな!!!!(驚)
こんなことがありました(苦笑)。
それでもたっちーは、
「一度見た攻撃は、二度と喰らわん。それが技を極めし者どうしの戦いよ」
黄金聖闘士みたいなことをつぶやきつつ、実際にそれ以降は安定した立ち回りでメル・ゼナに食らいついていった。途中、
乱入してきたルナガロンをしっかりと乗りこなし、操竜でダメージを与えていたのにも成長を感じるw
一方の老ガンランサーも負けじと、
「うおりゃ!!!! 直撃ッ!!!!」
自慢のフルバレットファイアを幾度となく叩き込んで、メル・ゼナにダメージを蓄積していった。
そして、終盤--!
俺、油断したのか思いっきりメル・ゼナに拘束されてしまい、
「ぷぷぷ!!!www なんかおっちゃんが捕まった!!!www」
たっちーに爆笑されるもなんとか危機を脱し、そこからは有無を言わさず……!!
ズバババババン!!!!
ブボボボボボボボンッ!!!!
ありったけの火力を叩き込んでいったのだ。
そして、クエスト開始から約20分。ついに……!!
「よっしゃぁぁああああ!!! 『サンブレイク』の象徴、ここに討伐ッ!!!」とたっちー。
「うおおおおおお!!! やっぱメル・ゼナは楽しいな!!!!」と俺。
このメル・ゼナ討伐をきっかけに、逆鱗日和なコンビはさらなる狩りの深淵へと踏み込んでいくのであった。
続く。
大塚角満(おおつか かどまん)
元週刊ファミ通副編集長、ファミ通コンテンツ企画編集部編集長。2017年に独立。編集部時代から現在に至るまでゲームエッセイを精力的に執筆し、『逆鱗日和』シリーズ、『熱血パズドラ部』、『折れてたまるか!』など、多数の著作がある。