2022年8月6日、7日、日本最大規模のインディーゲームの祭典BitSummit X-Roads(ビットサミット クロスロード)が京都市勧業館 みやこめっせにて開催。本イベントにて試遊出展された『HARMA』(ハルマ)を紹介しよう。

 ローグライトなデッキ構築型カードゲーム『HARMA』(ハルマ)は、韓国のインディーゲームスタジオIndirect Shineが制作中のスマートフォン用ゲーム。グラフィックは画素数少なめのグレー8色、サウンドは16ビットCPUの家庭用ゲーム機内臓音源風……という“レトロ仕様”が特徴だ。聞けば制作メンバーは、任天堂が1989年に発売した携帯液晶ゲーム機・ゲームボーイをギリギリリアルタイムで触れた世代とのこと。子ども時代に体験したゲームの思い出を、オリジナルタイトルで素直に再現しようとする姿勢に、好感が持てる。

“ギリ”ゲームボーイ世代によるファンタジーカードバトル『HARMA』【ビットサミット クロスロード】

 大まかなゲーム構成は、ステージクリアー型のターン制コマンドバトル。場に出ている行動カードから、そのつど適切なものを選び、自身の生命力が0になる前に敵を全滅させれば、ストーリーが進展し新たな戦いへと赴く。クリアー時には、ランダムで入手できるカードや、手持ちカードの性能強化によってデッキを強化可能。

 試遊版をプレイした印象では、複数いる敵をどういう順番で倒すか、とか、強敵の猛攻をいかにして耐えるか、といった戦略がないとたちまち追い込まれる、歯ごたえのある難度。ゲーム開始時の攻撃系カードの基本命中率が60パーセントという微妙な数値ということもあり、命中率を上げられる行動強化用リソースの使いどころも重要になってきそうだ。

“ギリ”ゲームボーイ世代によるファンタジーカードバトル『HARMA』【ビットサミット クロスロード】

 リリース予定はAndroid、iOS版ともに10月。簡単にクリアーできるゲームに食傷気味なスマホゲーマーは、本作で思いきり苦しめられてみてはいかがだろうか?

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