2022年8月3日、任天堂は2023年3月期第1四半期の決算説明資料を発表した。

2023年3月期第1四半期 決算説明資料(2022年8月3日発表)

 売上高は前年同期比4.7%減の3074億円、営業利益は15.1%減の1016億円、経常利益は29.6%増の1667億円の利益を計上した。

 また資料によると、連結売上高は4.7%減の3074億円、売上総利益は4.3%減の1845億円となっている。営業外収益は633.1%増の657億円、経常利益は29/6%増の1667億円。

 Nintendo Switchのハードウェアは8.9%減の2100万台、ソフトウェアは10.7%減の21000万本という結果に。ハードウェアの生産は計画通りとなっていないようだが、夏の終わりから秋にかけて徐々に状況は改善する見込み。

任天堂が2023年3月期第1四半期決算を発表。売上高3074億円で増減-4.7%に。『星のカービィ ディスカバリー』188万本、『Nintendo Switch Sports』484万本の売り上げに
任天堂が2023年3月期第1四半期決算を発表。売上高3074億円で増減-4.7%に。『星のカービィ ディスカバリー』188万本、『Nintendo Switch Sports』484万本の売り上げに

 ソフトについては『Nintendo Switch Sports』が484万本、『マリオストライカーズ バトルリーグ』が191万本、『星のカービィ ディスカバリー』が188万本、『マリオカート8 デラックス』が148万本の売り上げを記録。『Nintendo Switch Sports』と『マリオストライカーズ バトルリーグ』が好調なスタートを切ったほか、『マリオカート8 デラックス』などの定番タイトルの販売も良好だったが、ソフトウェアの販売が好調であった前年同期の水準には至らず、前年同期比8.6%減の4141万本となっている。

 また、Nintendo Switchの“年間プレイユーザー”数の推移を表したグラフでは、継続して増加しているのがわかる。

任天堂が2023年3月期第1四半期決算を発表。売上高3074億円で増減-4.7%に。『星のカービィ ディスカバリー』188万本、『Nintendo Switch Sports』484万本の売り上げに
任天堂が2023年3月期第1四半期決算を発表。売上高3074億円で増減-4.7%に。『星のカービィ ディスカバリー』188万本、『Nintendo Switch Sports』484万本の売り上げに

 そして、2022年3月25日に発売した『星のカービィ ディスカバリー』は、発売から15週間で全世界累計400万本を超え、『星のカービィ』シリーズ最大のセルスルーとなっている。

 デジタル売上高は880億円と16.0%増となっており、ゲーム専用機のソフトウェア売上高に占めるデジタル売上高の比率は53.0%となっている。

任天堂が2023年3月期第1四半期決算を発表。売上高3074億円で増減-4.7%に。『星のカービィ ディスカバリー』188万本、『Nintendo Switch Sports』484万本の売り上げに
任天堂が2023年3月期第1四半期決算を発表。売上高3074億円で増減-4.7%に。『星のカービィ ディスカバリー』188万本、『Nintendo Switch Sports』484万本の売り上げに

 今後は8月5日発売の『マリオカート8 デラックス』コース追加パス 第2弾や、9月9日発売の『スプラトゥーン3』などの注目作の発売が予定されている。

※画像は“2023年3月期第1四半期 決算説明資料(2022年8月3日発表)”から引用しています。