スクウェア・エニックスが運営中のオンラインRPG『ファイナルファンタジーXIV』(以下、『FF14』)。その『FF14』を吉本芸人が遊びつくすレギュラー番組“ファイナルファンタジーXIV パーティメンバー募集中!”が、現在毎週土曜25:00にBSよしもとチャンネルにて放送中だ。
この番組には『FFXIV』プレイヤーであるゆいPさん(おかずクラブ)と、ゲーム好きとして知られているものの『FFXIV』は未プレイだった板倉俊之さん(インパルス)、そしてゲームはひさしぶりでド素人状態の小杉竜一さん(ブラックマヨネーズ)の3名が出演。彼らがパーティメンバーとなり、『FFXIV』の多彩なコンテンツを通して、そのプレイの楽しさを伝えるというのが番組の主な内容だ。またそのほかにも、高井佳佑さん(ガーリィレコード)が自宅にてメインストーリーを攻略する企画を実施。“ひとり” でも “みんな”でも遊べる『FFXIV』の魅力を毎週お届けしている。
そんな本番組について、今回特別に収録中の4名へのインタビューを実施。それぞれが『FFXIV』のプレイを通して感じたその魅力、さらにはこれから『FFXIV』をプレイしようとする人たちへのメッセージをいただいた。
“ファイナルファンタジーXIV パーティメンバー募集中!”概要
- 放送日時:7月9日(土)より毎週土曜日 25:00-25:30(全12回)
- 配信チャンネル:BSよしもとチャンネル(265ch)/スマホ・PCでも無料放送※見逃し配信、同時配信あり
- 出演:小杉竜一さん(ブラックマヨネーズ)、板倉俊之さん(インパルス)、ゆいPさん(おかずクラブ)、高井佳佑さん(ガーリィレコード)、他
- 演出:山本清史さん(ドラマ・映画『ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』エオルゼアパート監督)
小杉竜一さん、板倉俊之さん、ゆいPさんインタビュー「ゲームとリアルの両方が楽しい、それが『FFXIV』(ゆいPさん)」
――今回、番組で『FFXIV』をプレイして一番印象に残ったことや、楽しいと感じたことをお聞かせください。まずは小杉さんからお願いします!
小杉じつは俺、ゲーム体験自体が『ゼビウス』で止まっているんですよ。そういうレベルの人間が何にビックリしたかと言うと、第一にゲームのキレイさに驚きました。さらに『ゼビウス』のような“己との勝負”タイプのゲームしか知らなかった自分が、はじめて“オンラインゲーム”というものを知って、「あ、全然孤独なものじゃなく、仲間がたくさんできるものなんだな」ということにも驚きました。それが楽しかったですね。
板倉“ゆいPに教えてもらいながらプレイする”といったことも、オンラインゲームならではですからね。
小杉友だちの家に集まって、横からやいのやいの言われて、「うるさいな!」となる……そんな時代で止まっていましたからね。
板倉それと同じことが、ゆいPを家に呼ばなくてもできますからね(笑)。
小杉ただ、俺はオンラインゲームだけでなくチャットもはじめてで、劇的にキーボードを打つのが遅いんですよ。ゆいPは「どうですか小杉さん、〇〇できますか?」とか、すごい勢いでチャットしてくれるのですが、なかなか返事ができず……。
ゆいP矢継ぎ早に聞いちゃった(笑)
小杉チャットの場合、“ホントに伝えたい言葉を研ぎ澄まして選ぶ”ことって、こんなにたいへんなのかと……。芸人なので、普段はいらんことばかりしゃべっていますが、チャットだと最終的に一番言いたかったことは「ありがとう」だったりしますからね(笑)。
一同 (笑)
小杉あとは「やった!」とかもですね(笑)。
ゆいPアルファベットもなかなか出なくて、“ゆいP”も小杉さんのチャットでは基本“ゆい”ですからね(笑)。「ゆいありがとう」って。
――つぎは板倉さんいかがですか?
板倉『ファイナルファンタジー』シリーズはけっこうプレイしていたのですが、“テレポに金(ギル)がかかる”というのは初めてで驚きました。「交通費がかかるのか!」と。だからメインクエストをいくつかこなすときに、「どういうふうに移動すれば、交通費(テレポ代)が安くすむか」を計算しましたね。でも行った先でまた元の場所に戻るように言われたりして、途中からデジョンを組み合わせればさらに安くなるのでは……と気づきました。
――それが最初に印象に残ったことなのですね(笑)。
板倉はい(笑)。あとはオンラインゲームですから、フィールドで戦っているときにほかの人が助けてくれたことも印象的でした。自分がレベル7くらいのときに、でっかい木のモンスターに挑んじゃったんですね。そして逃げられなくて苦戦していたところ、違う人が来て倒してくれまして。まあ、自分は戦闘不能になってしまったのですが(笑)、それに対しても蘇生してくれました。
小杉自分はザコ8人くらいに囲まれてやられそうなときに、別の人が助けてくれました。突然誰かが現れて、すぐに助けてくれて、バーッと去っていく。
板倉カッコいいですね。
小杉早すぎで自分のチャットも「あ」しか打てませんでした(笑)。
ゆいPありがとうの「あ」だけ(笑)。
板倉そのほかには、『FFXIV』ってメインストーリーがありつつ、そこから枝のように派生する物語があるじゃないですか。メインストーリーをプレイしているときはすごくその世界に入り込んでいて、「自分は“超える力”を持っているし、絶対世界を救うヤツだから」と思っているのですが、そんな壮大な話の直後にNPCから「野菜を拾ってこい」とか言われると、「こいつ……!」とか思っちゃいますね(笑)。それも印象的です。
一同 (笑)。
板倉あと一番うれしかったのは、目標として竜騎士の鎧を取ると決めて、レベル50までひたすらプレイして、ようやく入手できたことですね。自分にとって『ファイナルファンタジー』=竜騎士のようなイメージがありましたから。
ゆいP同じ竜騎士の鎧でも、このあといろいろな種類があるんですよ。
板倉ネットで調べて知ってる! でも全部は取れないかもしれない……(苦笑)。
――それではゆいPさんもお願いします。ゆいPさんは最近もご自身のチャンネルで『FFXIV』のプレイを配信されていましたね。
ゆいP最近だと“万魔殿パンデモニウム零式:辺獄編3”をクリアできたことが印象的です。これまで8人の固定パーティを組んだことがなかったのですが、見ず知らずの方を含めて毎日「こうしたらいいんじゃないか」と話し合って進めて……。結果、効率は悪いとは思いますが、自分たち独自のやり方でクリアできたのがうれしかったですね。16日間かかりました(笑)。
――ぜひ“万魔殿パンデモニウム零式:辺獄編4”にも挑戦を!
ゆいP次回のレイドである“煉獄編”のスタートまでにはクリアしたいですね。
――ではつぎに、番組を見て『FFXIV』に興味を持ってくださった方に対し、『FFXIV』で注目してほしい点や魅力などを、ひとことずつお願いします。
小杉もし「いまさらプレイしても……」と思っている方がいたら、一番の底辺プレイヤーとして“俺”がいますので、まずはこの番組で俺の底辺プレイを見て、なんの気後れもなく『FFXIV』に飛び込んでもらえたらと思います。そして番組では、その底辺プレイヤーの“成り上がり”も追いかけてもらえたらうれしいですね。
板倉これからはじめる人は……たぶん、ゲーム内でピンチになることがいっぱいあると思うんですよ。それまでメインストーリーでちょうどいい相手と戦っていたのに、「なんでいきなりこんな強い敵と戦うの!?」となることもあるかもしれません。そんなときは、心の中で「助けて!」って言ってもらえれば、きっと謎の竜騎士が助けてくれるでしょう。俺のドラゴンダイブがさく裂すると思うので、その後は「礼はいらないぜ」と言い残して去りたいですね(笑)。
一同 (笑)。
板倉あとは、俺のように“『ファイナルファンタジー』シリーズはプレイしていたけれど、オンラインゲームははじめて”という人もいると思います。ですがダンジョンで一緒に戦ってくれる(コンテンツサポーターの)NPCがすごく優秀なので、まずはオンラインということを気にせず飛び込んでもらえたらと思います。ゲームをはじめたときに流れる音楽がすごくいいので、それを聴いただけでもプレイしたくなるんじゃないでしょうか。
ゆいPオンラインゲームなのに、ひとりでも遊べるようにさらに進化しているのがスゴイな、と思います。見ず知らずの人とパーティを組むことに怖いと感じる人もいるかと思いますが、いまは最初の“新生エオルゼア”の物語なら、コンテンツサポーターとしてNPCが一緒に戦ってくれますから。あとは『FFXIV』の楽しいところはゲームの外にもあって、次回実装される内容がリリースされたときの「あと1ヵ月ではじまるんだ!」というワクワク感なども好きですね。あと先ほど音楽の話が出ましたが、先日行った『FFXIV』のライブ(THE PRIMALS Live in Japan - Beyond the Shadow)も、すごくよかった! そのようにゲームとリアルの両方が楽しい、それが『FFXIV』です。だからこれからはじめる人も、プレイしてもらえればきっとそれがわかるのではないかと思います。通常のリアルのほかに“もうひとつのリアル”としての『FFXIV』を体験してほしいですね。
板倉たしかに、いま田舎暮らしとか流行っているからね。だからまずは“もうひとつのリアル”である『FFXIV』の中で作物を作ってみて、「ホントに田舎暮らしができるのかな?」と試してみればいいと思います。
小杉それは参考にならんやろ(笑)。
ゆいPいやいや、今度新しいコンテンツとして“無人島開拓”も実装されますし、アリかもしれませんよ(笑)。
高井佳佑さんインタビュー「オンラインゲームだけど、ひとりでも楽しい」
――まずは今回の企画で『FFXIV』をプレイしていて一番印象に残っていることや、楽しいと感じたことをお聞かせください。
高井僕は『ファイナルファンタジー』シリーズ自体プレイしたことがなかったので、右も左もわからない状態ではじめたのですが、とにかく世界観が壮大で、オープニングからワクワクさせてもらいました。僕は今回、斧術士=戦士でプレイをはじめたのですが、ほかにもクラスやジョブがたくさんあり、やり込み要素が膨大にあるという印象ですね。今回のプレイの目標は、アルテマウェポンを倒してメインストーリーの“新生エオルゼア”編をクリアするというものですが、それ以外のサブクエストや遊び要素などが、僕が想像する何倍もありそうです。あと、まだ自分はNPCとのパーティ戦闘しか体験していないのですが、実際にほかの人と一緒にプレイするとしたら、もっと楽しくなるだろうなと思いましたね。
――番組を見て『FFXIV』に興味を持ってくださった方に対し、注目してほしい点や魅力などについて、ひとことお願いします。
高井今回初めて『FFXIV』をプレイさせてもらって、「これまでの13作品の知識がないと楽しめないのかな」と思ったのですが、全然そんなことはなくて、イチからはじめても楽しめるし、ゲームシステム自体も基本はシンプルで、やり込めばやり込むほど自分ならではのプレイやカスタマイズができると感じました。もともと僕はゲームが得意なほうではないのですが、そんな僕でも楽しめるゲームだなと思いましたね。
――今回、ほかの出演者とは異なり、おひとりでプレイされていていかがでしたか?
高井僕はひとりで黙々とプレイするのが好きなので、期限などが決まってないならずっとプレイしちゃうと思いますね(笑)。ジャンルこそオンラインゲームですが、僕のようなひとりでのプレイも楽しいし、もちろん“『FFXIV』友だち”を作ってみんなでやるのも楽しいだろうなと思います。