2022年6月30日に発売された、Nintendo Switch、PC用ハンティングアクション『モンスターハンターライズ:サンブレイク』(以下、『MHRise:SB』)。これを記念して、本作と神奈川県横須賀市によるコラボイベントが、2022年7月1日~8月31日の期間、同市の各エリアにて開催中だ。そんな同イベントの概要を体験会のリポートと併せて紹介しよう。
「横須賀市×『モンスターハンターライズ:サンブレイク』 ~横須賀に現れたモンスターを探索せよ!~」という名称で実施中の同イベントは、開催に合わせて、横須賀市中心部に多数のフラッグ装飾を設置。
そのほかにも、見事完成させればオリジナル景品がもらえるARスタンプラリーやフォトスポット、飲食が可能な企画なども用意されていて、街歩きを楽しみつつ、『MHRise:SB』の世界観を堪能できる催しとなっている。
開催直前の6月30日には、横須賀市長・上地克明氏と『モンスターハンター』シリーズプロデューサー・辻本良三氏が登壇する発表イベントも実施され、企画の見どころなどが語られた。
コラボイベントの詳細は以下の通り。
本島クエスト:ヨコスカに棲まうモンスター調査
横須賀市内を巡りながら、20ヶ所に設置された足跡を探し、モンスターを見つけ出すARスタンプラリー。足跡をアプリで読み込むと、ARで浮かび上がったモンスターと記念撮影ができる。また、10体以上のモンスターを見つけると、景品としてオリジナルステッカー横須賀バージョンが手に入る。
※ラリーに参加するには、横須賀市観光安和所や三笠公園管理事務所などで配布中の冊子と、専用アプリのダウンロードが必要。
猿島クエスト:サルシマに降臨せし爵銀龍
無人島・猿島が舞台。島内のチェックポイントに掲出されている謎を解き、答えを見つけ出すARスタンプラリー。ゴール地点にたどり着くと、オリジナルステッカー猿島バージョンがもらえるほか、メル・ゼナの特別なコンテンツも体験できる。
※猿島での謎解きラリーに参加するには、猿島航路乗船料および、猿島入園料が必要。
サイドクエスト:未知のグルメ研究
市内協力店舗で指定のメニューを食べると、クエスト達成スタンプを押してもらえる。交換所でそれを見せれば、オリジナルデザインのコースターと交換してもらえる。
大型造形物の展示
横須賀市役所、コースカ ベイサイド ストアーズ、横須賀モアーズシティの3ヶ所に、ジンオウガやセルレギオス、ラージャンといったモンスターの巨大バルーンを展示。市役所にはオトモガルクの等身大フィギュアも設置され、こちらには搭乗することもできる。
フィオレーネの告知アナウンス
『MHRise:SB』に登場する王国騎士フィオレーネ(声:石川由依さん)によるボイスアナウンスが、市内3ヶ所の施設(三笠公園、コースカ ベイサイド ストアーズ、横須賀モアーズシティ)で放送。
うちわ配布&市内装飾
コラボ期間中、市内の施設でオリジナルデザインのうちわが配布される。また、市内各所がフラッグや横断幕で装飾される。
※うちわはなくなり次第終了。
ハンター歓迎企画の実施
市内の協力店舗でハンター歓迎企画を実施。店舗によりサービス内容は異なるので、詳しくは公式サイトをチェック!
ちなみに、プラザカプコン横須賀店では、コラボイベントの冊子をスタッフに見せると、クレーンゲームがひとり1回無料になる。また店内では、『モンスターハンター』グッズも販売中。
SNSプレゼントキャンペーン
ARスタンプラリーで撮影した写真をハッシュタグ付きでSNSにアップすると、抽選でオリジナルグッズがもらえるプレゼント企画を実施。
段取りは簡単で、まずはTwitterで@cocoyoko_kankoをフォローする。続けて、「#モンハンARラリー横須賀」のハッシュタグを付けて、 今回のコラボイベントにおけるフォトスポットや、ラリーでゲットしたモンスターの写真を投稿する……といったもの。当選者には9月中旬ごろ、DMのほうに連絡が届くことになっている。
インプレッション:ARスタンプラリー体験リポート
まずは本島クエストのARスタンプラリーから挑戦してみることに。モンスターたちの足跡は、通りに面した見つけやすい場所だけでなく、ちょっと入り組んだエリアにも配置されていて、地図を頼りにそれらを見つけ出していくのがおもしろい。
ラリー用の冊子を受け取ったときは、「この暑さのなか、20ヶ所も足跡を探してまわるのはたいへんだな…」と思ったものの、実際にそれを見つけて、図鑑がひとつ、またひとつと埋まっていく感覚はゲーム的で非常に楽しく、夢中になって足跡探しにのめり込むことができた。
こちらのクエストには「街歩きを楽しむ」といった側面もあるので、図鑑を完成させて、景品を受け取るころには、横須賀の街並みにもすっかり詳しくなっているはず!
一方の猿島クエストは、提示されるヒントからモンスターの出現ポイントを割り出し、自分自身でその場所を見つけ出すという、よりゲーム性の高いクエストになっている。島自体も『MHRise:SB』で新たに登場するフィールド“城塞高地”と似た雰囲気で、同作の世界に入り込んだような感覚で探索を楽しむことができた。
ちなみに島は高低差の激しい構造で、くまなく探索しようとすると、かなり体力を消耗してしまう。しかし、木陰で休憩を取りつつ、頭を捻って、ついにモンスターを見つけ出したときの達成感は格別なので、この夏、コラボイベントへの参加を検討している人は、ぜひ、こちらの猿島クエストにも挑戦してみてほしい。