コーラス・ワールドワイドのインディゲームレーベル“わくわくゲームズ”が、コーラス・ワールドワイドから独立して法人化。わくわくゲームズ合同会社となることが明らかとなった。始動は8月からとなる。
わくわくゲームスは、 “日本で一番敷居の低いパブリッシャー”を目標に、昨年2021年9月に始動を発表。2月3日に、第一弾タイトルとなる『百年王国』をNintendo SwitchとPC向けにリリース。4月11日には、Steam版『ケチャップandマヨネーズ』のアーリーアクセス版を配信している。今後は、PC向け『レトロゲームエイリアンズ』やNintendo Switch、PC向け『虚無と物質の彼女』などが控えている。
【お知らせ】わくわくゲームズはコーラスのレーベルから『わくわくゲームズ合同会社』として新たな目標に挑みます。引き続き新作情報などはTwitterおよび準備中のウェブサイト等でお知らせして参ります。皆さまのご支持をいただけるよう、努… https://t.co/L3rWzPX25w
— わくわくゲームズ (@waku2games)
2022-07-01 08:00:01
本件に関して、わくわくゲームズの代表・大柳竜児氏から以下のコメントをいただいた。
こんにちは。わくわくゲームズ合同会社 代表の大柳です。
“わくわくゲームズ”という社名はダサくて、わかりやすい言葉を考えて名付けてみました。ダサいほうが覚えやすいでしょう。流行り・廃れは関係ない、という普遍的な存在になりたいという意味も込めています。
コーラス・ワールドワイドのレーベルとして昨年より活動を始めたわくわくゲームズは、この度法人化して独立したパブリッシャーとして、改めてゲームファンの皆さまへ、いろいろなゲームをご案内していくことになりました。正式な発表はもう少しお時間をいただくことになりますが、今後ともコーラス・ワールドワイドともども、皆さまのご支援をいただくことができましたら、とても嬉しいです。
私が当初、わくわくゲームズレーベルを発表した際“日本一敷居の低いパブリッシャーを目指す”という目標をお話したのですが、これはいまも変わりません。ゲームソフトの制作はとても大変で、果敢に挑み、いざ完成に漕ぎ着けることができたとしても、プレイヤーの皆さまにお届けする方法や、さまざまなプラットフォームでゲームをリリースするには、ゲーム制作とはまた違う労力と経験が必要です。わくわくゲームズはゲームをリリースするための数ある選択肢のひとつとして作家の皆さま、ゲームファンの皆さまの期待に応える努力をしていきます。
わくわくゲームズを作るにあたり、ふたつの目標を自分の中で決めています。
まず第一に前述の通り、作家・サークルの皆さまが作品を世に送るための選択肢として弊社の存在を知っていただくこと。ゲームの制作自体は自分との戦いかもしれませんが、作品を多くの人に遊んでもらうには、みずからがバッターボックスに立って、さまざまな球を投げてくる市場という存在と向き合う必要があります。打席に立った結果がホームランか、ヒットか、はたまたゴロか三振か……結果はいろいろだと思いますが、まずは打席につかない限りその先の結果もありません。いままでの業務で培ってきた経験を活かして、作家の方々をバッターボックスへ誘うための努力をこれからも進めてまいります。皆さま、どうぞわくわくゲームズまでお問い合わせをいただければ幸いです。
そして、もうひとつの目標が、私がプレイして惚れ込んだ作家・サークル様が作るゲームをラインアップとして並べ、プレイヤーの皆さまへ提供することです。売れるジャンルがどうとか関係なく、私がお気にりのゲームを皆さんに自信を持ってご案内する。こんなパブリッシャー冥利に尽きることはありません。しかしそんな勝手気ままな商品作りは組織に属している限りなかなかできないのが現状です。だからこそ独立して法人化をすることを決意した次第です。
わくわくゲームズはすべて私のわがままから始まっています。現在進行形で関係各所にはご負担をおかけすることになっており、申し訳ない限りなのですが、長く活動して日本のインディゲーム・同人ゲームそしてゲーム業界のさらなる盛り上がりに寄与ができればと考えています。
弊社のポジションとしてはパブリッシャーというよりは街中に異彩を放つ商店的な位置を狙っています。たまにある「なんでこんな店に入手困難な酒が置いてあるんだろう?」という感じで、社名の通りふらっと立ち寄ったら思わず、わくわくしてしまうような品揃えを目指して参ります。
どうぞよろしくお願いいたします!