テレビアニメ第3期が放送となり、2022年6月10日より劇場版の公開が控えるアニメ『からかい上手の高木さん』。シリーズ初となるスマ-トフォン用ゲームアプリ『からかい上手の高木さん キュンキュンレコーズ』(以下、『キュンレコ』)が6月8日より配信される。そこで、本作でヒロイン・高木さんを演じる高橋李依さんにインタビューを実施。
ひと足早く『キュンレコ』をプレイした高橋さんに、ゲームの見どころをはじめ、収録時の思い出や、役作りでこだわっているポイント、高木さんというキャラクターの魅力などをたっぷり語ってもらった。
テレビアニメ『からかい上手の高木さん』は、マンガ雑誌『ゲッサン』(小学館)にて好評連載中、コミックスのシリーズ累計1100万部超の山本崇一朗氏による青春コメディが原作。
とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに何かとからかわれる男の子・西片(にしかた)が、高木さんをからかい返そうと策を練るも、いつも高木さんに見透かされてしまう日常を描き、ふたりのやり取りに“ニヤキュン”するファン・視聴者が続出。さらに、エンディングでは高木さん(高橋李依さん)が数々のJ-POPをカバーし、それらの楽曲も話題になっている。
そして、このたびリリースされた『キュンレコ』は、アニメを彩ってきた多彩なヒットソングとともに、高木さんと西片のニヤキュンなやりとりを楽しむ初恋応援&タップゲームだ。
「今日こそは必ず高木さんをからかって恥ずかしがらせてやる!」と意気込む西片に、高木さんが町内会で開催されるカラオケ大会への出場を宣言。本番に向けて歌の練習をする高木さんに“キュン=ハート”を送って、ふたりの初恋を応援! “キュン”が集まると、アニメでおなじみの楽曲だけでなく、『キュンレコ』オリジナル楽曲や、書き下ろしストーリーなども楽しめる仕様になっている。
高橋李依(たかはしりえ)
2月27日生まれ。埼玉県出身。代表作は『Re:ゼロから始める異世界生活』(エミリア役)、『Fate/Grand Order』(マシュ・キリエライト役)、『魔法つかいプリキュア!(朝日奈みらい/キュアミラクル)など。
部屋の中で体操着!? 高橋さんオススメの遊びかた
――『キュンレコ』をプレイされてみて、いかがでしたか?
高橋プレイされる方によって、いろんな遊びかたができそうですね。ガッツリのめり込むこともできるし、空き時間にサクッとプレイするのもいい。好きな距離感で楽しめるところが魅力的なタイトルだなと思いました。
――編集部でも触ってみましたが高木さんがすごくかわいいですね。
高橋かわいいし、いろいろな格好をさせられるし、背景も自由に変更できるのがいいですね。「こういう高木さんを見たかった」という、理想のシチュエーションで彼女を愛でることができるので、時間を忘れて遊んじゃいますね。
――背景と衣装の組み合わせで雰囲気がガラリと変わるのもおもしろいです。
高橋“浴衣で外”みたいなしっくりくる組み合わせだけじゃなく、真逆の組み合わせにするのもいいですね。高木さんの部屋で体操着を着せるとか。罪悪感がすごいけど。ごめんね高木さん、そんな格好をさせたの、私なんだ……って(笑)。
――(笑)。ゲームの内容としてはアニメのエンディングでも使用された楽曲が多数収録されていて、あの高木さんのかわいい歌が何度も聴ける。さらに、聴きながら“応援”もできるという。
高橋そこもぜひ注目していただきたいところです。収録曲はどれも、魂を込めて歌ったものばかりなので、じっくり聴いてもらえるとうれしいです。それと、ゲーム内では、実際に高木さんが歌っているように口パクのアニメーションも用意されているので、こちらも感動してもらえるポイントじゃないかと思います。
――収録曲は、アニメのエンディングで歌われていた曲が中心になるのでしょうか?
高橋それにプラスして、新曲もいくつか収録されます。一度にすべて……ではなく、少しずつお披露目していく感じで。いまも順調にレコーディングは進んでいます。
――多くの曲がありますが、中でも高橋さんがお気に入りの曲はありますか?
高橋事務所に入るオーディションで歌った楽曲が『MajiでKoiする5秒前』で。自分でもかなり練習した思い出があるので、高木さんもカラオケ大会に向けて練習しているんだと思うと、なんだかエモかったですね(笑)。自分で歌いながら「高木さん、大会がんばってね!」という気持ちになりました。
高木さんの感情を読み取る際はほっぺに注目
――高橋さんから見て、高木さんという女の子の“好きなポイント”や、かわいいと思うところはどこですか?
高橋わりと、感情がほっぺに出るところですかね。西方をからかいながらも、ほっぺが赤くなっちゃうところから、純粋さや素直さが見えてきて「かわいいな」って感じます。とくにテレビアニメの第3期は、からかいつつ照れるシーンが多かったので、そういった場面の高木さんを見るたびにグッときました。
――アニメの収録の際で、思い出に残っているエピソードはありますか?
高橋第1、第2期のころは、声優陣も大勢集まって、いっしょに収録ができていたんです。とはいっても、にぎやかな収録というわけではなくて。繊細なお芝居を求められる事も多かったので、それぞれがきちんとセリフに集中していて。一段落してから、みんなで穏やかに会話するような現場でした。
――近年のテレビアニメとしては、長いスパンの作品ですよね。声優陣どうしも気心が知れるといいますか、現場の楽しそうな雰囲気が、高橋さんのお話からも伝わってきます。
高橋そうですね。とくに掛け合いの多い西片役の梶裕貴さんとは、本作ならではの特別な空気感のなかで作り上げていく、独特な感覚も共有しているのかなと感じています。
――高木さんと西片のやり取りがメインの作品ですしね。ちなみに、このようなご時勢ですが、ブースにはおふたりでいっしょに入られていたのですか?
高橋新型コロナウイルス感染症の影響で、第3期の1話目の収録のとき、それぞれに別の部屋を用意していただきました。でも、別部屋になると掛け合いがうまくいかないというか、感情を向ける先が相手ではなく、画面のほうになってしまって。第2期からだいぶ時間が経った……というのもありますが、私自身も高木さんとしての距離感をつかむのが難しくなってしまいました。
2話の収録のとき、その感覚から抜け出せなかったので、その場で「梶さんとおなじブースでやらせてもらえませんか?」とお願いし、いっしょに収録することで、ようやく感覚を取り戻すことができたんです。あのふたりの空気感は、同じ空間にいなければ再現できないなと、改めて実感しました。
分析とチューニングが要! 役作りへのこだわり
――高橋さんは、本作以外のアニメでも、『カノジョも彼女』桐生紫乃や『彼女、お借りします』桜沢墨、『魔法つかいプリキュア!』キュアミラクルといった、さまざまなタイプの“かわいい女の子”役を演じられていますが、キャラクターごとの演じ分けで意識されている点はありますか?
高橋私の場合、どの役を演じるときも、割と“情報から入るタイプ”で。
たとえば高木さんの場合、「彼女はふだん、どんなことを考えているんだろう?」や、「どういう環境で育ったんだろう?」など、気になったことをひと通り書き出してみて、自分のなかで高木さんの人物像を整理するところから始まりました。そこから、彼女のイラストと照らし合わせながら自分で録音してみた音声を聞きつつ、「この表情に対して、この声で合っているのか?」というチューニングを行うことで、ようやく現場に挑めますね。
――しっかりと人物像を掘り下げて、音声を確認しながら、キャラクターに声を合わせていくのですね。そうした作業で「高木さんのお芝居はもっとこうしたほうがいいな」と、ご自身でも気づかれたことというのは?
高橋高木さんの独特のテンションを表現する手段としては、“表情をあまり変えずにしゃべる”ことを意識しています。いまでこそ「西片のことが好きだから、からかっている」ということもわかりますが、第1期のころはわからせない表情も多かったので、単行本を何度も読み返して、高木さんの心情を徹底的に考えてみたり。
そうして、彼女の本心が理解できてからは、西片をからかうにしても、それがつい出てしまったからかいなのか? 温めていたからかいなのか? など、からかいのジャンルまで捉えられるようになって、一気に演じやすくなりましたね。
――すべての言動の裏には「西片が好き」だという感情が込められていると思うと、また違った印象を受けますね。
高橋それと、高木さんは中学生なんですけど、演じる際は“中学生らしさ”を意識しすぎないようにしています。だからといって、大人っぽく見せようとしているわけでもなくて。高木さんは高木さんといいますか、背伸びをせず、等身大でああいう女の子だと思って向き合っています。
――本作ではそういった通常のセリフ以外にも、楽曲の収録があったと思いますが、キャラクターを演じたまま歌うのはふつうに歌うよりもかなり難しいですよね?
高橋1番初めに“高木さんがカラオケで歌っている”という想定で歌ったら、ものすごくしっくりきて、それからずっとカラオケが軸になっています。
あとじつは、高木さんのお芝居の声で歌うと、曲本来の明るさと食い違ってしまうことも何度かあったので、高木さんが歌っているんだけど、曲としてのテンションも活かせるように、毎回細かく修正しながら、いちばんいい歌声になるように落とし込んでいきました。
高橋さん自身が最近キュンとした出来事は?
――高橋さんご自身は、最近“キュンとなった出来事”はありますか?
高橋キュンとしたことですか(笑)。そうですね……あ、最近、地元の友だちがいいカバンを持ったり、いい靴を履いていて。それを見て「私も何かひとつ、いいモノを持ちたい!」と思い、靴を見にいったところ、めちゃくちゃいい靴があって、ひと目ぼれしてしまったんです。
――ちょっといいお値段のかわいい靴にキュンと来た(笑)。買ったんですか?
高橋試しに履かせてもらったら、履き心地もいいし、横から見たシルエットも最高で、見つけて10分もしないうちに購入していました。ふだんは何店舗見て回っても、「これだ」と思えるものがなければ買わないんですけど、その靴を見つけたときは一気にテンションが上がってしまって。まさにあれが、ここ最近でいちばんの“キュン”でしたね。
――他人から「こういうことをされたらキュンとする」というような振る舞いはありますか?
高橋私、女性の低い声がめちゃくちゃ好きなんです。なので女性から、低音ですごくカッコいいセリフをささやかれたりしたらヤバいですね。
――ああ、いいですね。収録現場では、そういった場面に遭遇することも多いのでは?
高橋そうなんですよ! 女性声優さんのカッコいい声を聴くと、思わず「うふふ……」となっちゃうんですけど、お仕事の最中なので自重して(笑)。そのぶんオンエアで、セリフを堪能させてもらっています。
――女性声優さんの声を楽しみにアニメを見られていると。ちなみに『高木さん』とリンクする質問になりますが、高橋さんご自身は、タイプとしては“からかいたい派”ですか? それもと“からかわれたい派”ですか?
高橋“からかいたい派”なんですけど、私にうまくからかわれてくれる人がなかなかいなくて……。私をうまく乗せてからかわせてくれる、“からかわせ上手”な方を探しているところです。
――高木さんにとっての西片のような相手が見つかるといいですね。そしてついにアプリが配信開始となりますが、読者の皆さんが『キュンレコ』をインストールしたくなるようなひと言をお願いします!
高橋皆さんのスマホに高木さんをお迎えしていただいて。ぜひ自分なりのスタイルで、思う存分キュンキュンしてください。
『からかい上手の高木さん キュンキュンレコーズ』概要
『からかい上手の高木さん キュンキュンレコーズ』
2022年6月8日(水)配信開始!
『ゲッサン』(小学館)にて好評連載中、シリーズ累計1100万部突破!!“からかい“青春バトルが、音楽で"キュン"がはじけるスマートフォンゲームに♪
とある中学校、隣の席になった女の子・高木さんに何かとからかわれる男の子・西片。「今日こそは必ず高木さんをからかって恥ずかしがらせてやる!」意気込む西片に、高木さんは町内会が開催するカラオケ大会への出場を宣言しー!?
『キュンレコ』は初恋応援&タップゲームです。
歌の練習をする高木さんに"キュン"を送り、2人の初恋を応援しよう!"キュン"が集まると、ゲームだけのオリジナル楽曲やストーリーが展開します!
- ジャンル:初恋応援&タップ
- サービス開始日】2022年6月8日(水)予定
- 対応OS:iOS/Android
- 利用料金:基本無料(アイテム課金あり)
- 事前登録方法:
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