米映画俳優のレイ・リオッタが、撮影のために訪れていたドミニカ共和国で現地2022年5月26日に亡くなったことがわかった。67歳だった。

 米Hollywood Reporter誌によると、現地にはジョン・バー監督の『Dangerous Waters』という映画の撮影で滞在していたものの、ホテルで睡眠中に亡くなったという。

 レイ・リオッタは、マーティン・スコセッシ監督の1990年作『グッドフェローズ』などで知られる。同作では実在したギャングのヘンリー・ヒル役を主役として演じ、その後もどこか冷たい影のある端正な顔立ちを活かして犯罪サスペンス映画を中心に多数の映画に出演して人気を博した。

 ゲームではロックスター・ゲームスのオープンワールドアクション『グランド・セフト・オート:バイスシティ』の主人公トミー・ベルセッティを演じたことが有名。ロックスター・ゲームスは今回の訃報に際して各SNSで追悼のコメントを投稿している。

 そのほかアクティビジョンのミリタリーFPS『コール オブ デューティ ブラックオプス2』でも、マイケル・マドセンらとともにゾンビモードのDLCエピソード“Mob of the Dead”に出演。ゾンビが迫るなかでアルカトラズ島からの脱走をはかる4人の囚人のひとり“ビリー・ハンサム”を演じている。

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“Mob of The Dead”は、レイ・リオッタ、マイケル・マドセン、チャズ・パルミンテリ、ジョー・パントリアーノという、全員“犯罪映画に曲者の脇役で出てくる俳優”で揃えた渋すぎるラインナップだった。