2022年5月29日、作曲家・田中公平氏による“田中公平コンサート2022 園崎未恵さんを呼んでしまいました!”が開催される。田中公平氏が自ら演奏するピアノと歌が中心のピアノクインテットとなっている。

 開催迫るなか行われた、田中氏と園崎さんの対談をお届け。園崎さんのゲスト出演が決まったきっかけは、ご自身からの猛烈なアピールだったとか!?

公演“田中公平コンサート2022 園崎未恵さんを呼んでしまいました!”17:30回チケット(キョードー東京 チケットオンライン)

以下、リリースを引用

「田中公平コンサート2022 園崎未恵さんを呼んでしまいました!」田中公平×園崎未恵対談! 開催目前のコンサートへの意気込みを語る!!

Kohei-Tanaka
園崎未恵Photo2020

 数多くのアニメ/ゲームヒットソングを手がける作曲家、田中公平。田中公平が自ら演奏するピアノと歌が中心のピアノクインテットをお届けします。5月29日(日)に銀座・王子ホールにて開催します。本対談では、田中公平と今回のゲストを務める園崎未恵が、それぞれの魅力とコンサートへの意気込みを語っています。


――今回のコンサート、園崎さんご出演のきっかけをお聞かせください。

田中サクラ大戦』紐育華撃団に出演されていた園崎さんは、紐育レビュウショウにも出演して歌ってもらいました。私はその人の技量に応じて歌を作ってしまうので、園崎さんにはいつも難しい難易度の曲を作っていましたね。それは認めているからこそで、いつか機会があればまたごいっしょしたいと思っていました。

園崎ありがとうございます。

田中前回(2021年の田中公平作家生活40+1周年記念コンサート)は早見沙織さんに来ていただいて、来年は誰がいいですか?とTwitterで呼びかけたところ、本人からオファーが来ました。

園崎「公平先生! 私、空いてますよ!!」って

田中そうそう。ファンの方からも園崎さんが良いっていうリクエストがいっぱいあって。それで、第一希望がOKになっちゃったという感じです。

園崎もう準備運動はしていますから、いつでも呼んでください!みたいな

田中(園崎さんに決まった)後で手が挙がった人もいたけれど、それはもうしょうがない。「決まりました、ごめんなさい。」と言っておきました。

 園崎さんはミエカタンという物凄い面白いライブをやっていらっしゃるんですけど、その映像を見ていて、この人すごいなと、いつかやってみようと。それで、今回に至ったんです。

園崎超絶技巧ギタリスト 日比谷カタンさんという方がいるのですが、その方とひたすらアニソン特撮ソングを歌いまくるというライブをやっていたんです。30曲、40曲をふたりで歌いまっくって、いつも3時間みたいなものをやってまして……。

 アニメの歌はいつも元気が出るし、何かの折に触れていたいなぁなんてことをずっと考えていました。
(昨年)公平先生がご自身のコンサートを成功されて、その様子を端から見ていたときに、つぎは誰が? という流れの中で、ではぜひわたしに! という勢いだったんですよ。

――すぐに出演が決まったときの心境は?

園崎びっくりしました。でもうれしかったです。

田中生バンドで歌えることも中々ないからね。

園崎やれることをやれるうちにみたいな気持ちがあって。でなければきっと傍目で見て、公平先生はつぎ、誰を呼ぶのかなぁなんて呑気に眺めていたと思います。

田中本当にそうだよ。このごろ、いろいろな方がお亡くなりになるじゃないですか。だから会えるうちに会っとけと。やりたいうちにやっとけと。明日どうなるか分からないと。(読者の皆さんも)この記事を読んだら、2回目や来年があると思わないで(今回のライブに)来てください。ライブって昼と夜でも同じものを見たようで全然違うので、昼の部だけ見ようと思っている人も(夜も)来てくれるとうれしいなと思っています。

――今回のコンサートで注目してほしい曲があれば教えてください。

田中園崎さんからのリクエストがたくさんありました。どうしても『新サクラ大戦』上海華撃団の『虹の彼方』が歌いたいと。ですので、この曲には期待しています。でも(この情報を)出しちゃうと……。

園崎ネタバレになっちゃう。

田中別にいいけどね。それで聞きたいって来てくれる人もいると思うし。『虹の彼方』と『地上の戦士』は本当に必聴です。

園崎『新サクラ大戦』の舞台を拝見させていただいて、そのときに上海華撃団の歌を聴いて、この曲かっこいいなと思いました。プライベートでもサクラの楽曲はよく聴くので、そのラインナップにスッと入ってきました。それで、何を歌う? となった時に、「『虹の彼方』を歌っちゃだめですか?」って……。

田中あぁ、いいよって。

園崎と、快くOKをいただきました。

田中あとは、『月光組曲』とか『LOVE is』とかね。わりと難しい(曲)。

園崎確かに、そうですね。

田中弾きながら(生演奏で)歌う曲じゃないから、両方とも(笑)。

園崎すみません……(笑)。

田中それが彼女からのリクエストでした。

園崎私と公平先生の組み合わせなら、サクラ大戦歌謡ショウのイメージがあると思うので、その中でみんなに楽しんでもらえる曲って何かなぁって……。

田中『LOVE is』なんかは絶対に歌ってほしい曲だよな。『ここはパラダイス』とか。

園崎どちらも星組の曲ですけど、じつはスターファイブの曲ではないんです。でもショウのオープニングを飾るとても重要な曲ですし、公平先生とせっかくいっしょにやらせていただけるなら、逆にむしろ、スターファイブの枠を超えて歌えたらいいなと、あえて選曲しました。

 『サクラ大戦』は新旧いろいろで『新サクラ大戦』が始まって、ステージが定期的に開かれていて、脈々と続いている。帝都さん、巴里さん、そして我々の紐育と受け継いできたみたいに。

田中歌い継がれてほしいと思っています。

――サクラ以外の曲も歌われますか?

田中君のいないValentine's day』も披露します。この曲は園崎さんから曲を書いてほしいと言われました。

園崎ジャズアレンジのアルバムを作るにあたって、お願いしました。

田中何かの企画で曲作りをすることが多いから、(役がない)普通の人に向けて曲を書くことはあまりないので、珍しいですね。

園崎「何かあったら書いていただけますか?」って聞くと、「いいよ! いいよ!」とおっしゃっていただいたので、そのときもちゃっかりと……。

田中これもまた難しい曲なんです。まぁ、園崎さんなら歌えると思っていましたけど。この曲は珍しく曲先(メロディーを先に作り、歌詞を後でつけること)です。

園崎バレンタインの時に発売のアルバムだったので、季節に合うものをお願いできますか? と。

田中隠れた名曲です。ファン多いもんね。園崎のあの曲を聴くために来ようとしている人もいるよ。

園崎本当ですか!?

――おふたりが揃うなら、なおさら聴きたい方もいらっしゃいますよね。

田中はい。これはやらなきゃいけないなと。

園崎公平先生とライブでやるのは初めてですね。

田中編曲も色々と新しくしていますので、YouTubeに上がっているものとはちょっと違います。

園崎ぜんぜん違うものになっているので、お楽しみいただけるのではないかと!!

田中園崎ファン、田中ファン、サクラファンそれぞれあるとしても、音楽を聴きに来てほしいです。生の音のよさをもう一回再認識するために来てくれたらうれしいと思うね。

園崎録音した物もいいですけど。やっぱり実際にその場に来て、耳だけじゃなくて体全体で体感する音って、録音物とはまた違うものだと思うんですよ。ライブ録音とかともまた違う、臨場感と言いますか。

田中届けるこちら側としてもお客さんがいるといないでぜんぜん違う。

園崎ライブを、実際に会場に行って聴くことを「やっぱりいいね」って再認識していただけたらうれしいなぁ。

田中本当に。このコンサートは今回2回目ですが、できることなら続けていきたいですね。

園崎みんな楽しみにしていますよ、きっと!

田中なかなかふたりでやることがないので、(見逃すと)もったいないですよ。つぎいつやるの? と聞かれてもわからない。こういう機会は一期一会ですからね、皆さんも大切にしてくれるとうれしいなと。あと(伝えたいこと)はがんばります。

園崎がんばります。今回、こうやって呼んでいただけて、私が歌いたい曲を歌わせていただきます。せっかくの機会なので、ただ私が勝手に歌うのではなく、みんなで素敵な楽曲を大事に楽しんでいきたいです。

田中曲を愛でてほしいね。

園崎そうですね! ライブ用にアレンジされているものだったり、その時の息遣いだったりとライブならではのこともあります。それこそ、気分上がっちゃってすごいスピード上がっちゃってるみたいなことも起きますし……。

田中気持ちよくなって、めちゃくちゃ伸ばしちゃうなんてのもいいね。月光の最後、ものすごい伸ばして見いたら?

園崎倒れちゃう!

田中倒れたらおもしろいなぁ。

園崎待って、待って。途中ですからダメですよ! アンコールとかだったらいいけど。

――おふた方それぞれから見た、お互いの魅力を教えていただけますか?

田中表現力ですね。(表現力が)すごくある方なので、今回、自分の歌と違うものをどのように表現してくるかが楽しみだなと。

園崎いろいろな作品に音楽家として関わっていらっしゃる田中公平先生の作り出す楽曲は、本当にいつも魅力的です。超えられるか超えられないかのギリギリの難易度なのでレコーディングは試練のようですが、超えられるでしょ? と見越してそのレベルの曲を書いてくださっているのが分かっているので、うれしくもあります。「公平先生、難しいです。この曲難しいです。」と言うと、「園崎さん、歌えるでしょ?」ってしれっとおっしゃるんですよ! 我々演者は課題があればあるほど、きっとそれを越えて行きたがる生き物なので、その課題が楽しくもありますが……。

田中自分の持っている理想型を歌ってくれるのはよくないね。

園崎それを超えていく?

田中超えていくと言うか、違っていたら逆に面白いじゃん。

園崎なるほど。

田中こう歌ったら正解よねって(思って)歌ったら、何回歌ってもその正解から逃れられない。レコーディングでは、100点はいらないから120点だけちょうだいって言うんです。

園崎きびしい……。こんな様子なんですよ。でも、こちら側を信頼して言ってくださっているって本当にわかっていますから。今回のコンサートも襟を正す気持ちでと思いつつ、でも楽曲が楽しいのでついつい……。

田中あ、園崎さんは10曲も歌いますよ。

園崎ついつい懐かしく、体が動いてしまいます。

田中すごいですよ! 全部で20曲なのに10曲歌うんだから。

園崎半分!!!

田中まぁふたりで歌う曲もありますが

園崎公平先生のコンサートなのに、私が半分歌うって……。

田中皆さん来て、楽しんで欲しいな

園崎みんなで楽しめたらいいなと。がんばりますが、気負うと言うよりもお客さんといっしょにみんなで楽しめたらいいなと思っています! 公平先生もたくさん歌います!弾いて歌います!!!


 終始、和やかで楽しく進んだインタビュー。お二人とも、会場での生演奏とその瞬間を楽しんでいただきたいと、お話していました。

 コンサートは来週末5月29日(日)東京銀座・王子ホールにて開催。17:30開演のチケットは好評販売中です(13:30開演の回は完売)

公演概要

  • 公演名:田中公平コンサート2022 園崎未恵さんを呼んでしまいました!
  • 出演:
    田中公平(ピアノ&ボーカル)
    園崎未恵(ゲストボーカル)
    川村竜(ウッドベース) 鈴木直人(アコーステックギター) 岩瀬立飛(ドラム) 竹村直哉(サックス)
  • 王子ホール[東京・銀座]
  • 公演日時:
    5月29日(日)
    13:30開演(13:00開場)
    17:30開演(17:00開場)
  • 主催:イマジン/キョードー東京
  • お問合せ:キョードー東京0570-550-799(平日 11:00-18:00/土日祝 10:00-18:00)
  • キョードー東京チケットオンライン
  • 全席指定 ¥8,800 (税込)
  • 17:30開演の回チケット好評販売中(13:30開演の回は完売)

※未就学児入場不可
※新型コロナウイルス感染拡大予防のための業種別ガイドラインを踏まえた内容にて販売いたします。本公演は政府・自治体及び関係団体のガイドラインに沿って、開催いたします。
※公演中止の場合を除き、お客様の体調不良および新型コロナウイルス感染によるチケットの払い戻しは致しません。チケットご購入の際には、ご自身の体調や環境をふまえご判断くださいますようお願いいたします。
※本公演購入時にご登録の氏名、緊急連絡先等は、万が一来場者から新型コロナウイルス感染者が発生した場合など、必要に応じて保健所等の公的機関へ提供させていただく場合がございます。
※チケットはお一人様1枚必要
※ひざ上での鑑賞不可
※車椅子をご利用のお客様は、キョードー東京までお電話にてお問合せ下さい。
※チケットを紛失された方、または当日チケットをお忘れになった方はチケットがなければどのような場合でもご入場できません。
※公演当日は、収録や、メディアによる取材が行われる場合があります。予めご了承ください。