エレクトロニック・アーツが、レースゲームを得意とする傘下スタジオのCriterion Gamesと旧コードマスターズから引き継いだCodemasters Cheshireを組織的に統合し、共同で『ニード・フォー・スピード』新作を開発することを公表した。

 Codemasters Cheshireは、かつて『モーターストーム』シリーズや『Driveclub』などのレースゲームを手掛けたEvolution Studiosを源流とするスタジオ。ソニー傘下で一度閉鎖されたものの、コードマスターズがスタッフを吸収してCodemasters Cheshireとし『Dirt 5』を手掛けた。その後さらにコードマスターズが買収によりエレクトロニック・アーツ傘下となり、今回Criterionとの統合に至ったという経緯となる。

 ちなみに、どちらもイギリスを本拠地とするレースゲームスタジオというだけでなく、アクション要素の強いレースゲームを得意としているといった方向性の一致も背景にあるだろう。コードマスターズのTwitterアカウントでも、似たスタジオ文化や価値観を共有していたことが決め手として挙げられている。

 なお海外の業界紙Gamesindustry.bizの報道によると、同じ旧コードマスターズ系のスタジオであるCodemasters Birminghamは引き続きF1シリーズを手掛けていくようだ。