2022年4月23~24日の2日間、ベルサール秋葉原で開催されたインディ―ゲーム展示イベントTOKYO SAND BOX 2022。数ある展示の中から、記者がとくに注目した5タイトルを紹介する。

インディー弾幕シューティング『Mecha Ritz: Steel Rondo 2.0』や攻めのジャンプで活路を開く『Ninja or Die』など、魅惑の5本をお届け【TOKYO SANDBOX 2022】

頭がこんがらがること自体を楽しむ? 天地無用アクション『さかだちの街』

 日本と海外のインディーゲームシーンをつなぐコミュニティハブ“Asobu”は、応募があった4タイトルをプレイアブル出展。中でも、ゲーム画面の上下反転ギミックを駆使して入り組んだフィールドと突破していく丸ダイスのアクションパズル『さかだちの街』のPC体験版が好評を博していたとのこと。

 PC版『さかだちの街』は2022年秋配信予定だ。

インディー弾幕シューティング『Mecha Ritz: Steel Rondo 2.0』や攻めのジャンプで活路を開く『Ninja or Die』など、魅惑の5本をお届け【TOKYO SANDBOX 2022】
インディー弾幕シューティング『Mecha Ritz: Steel Rondo 2.0』や攻めのジャンプで活路を開く『Ninja or Die』など、魅惑の5本をお届け【TOKYO SANDBOX 2022】
『さかだちの街』公式サイト

ならず者たちの一発逆転ライフをクールに体験『Wolfstride』

 2021年12月にSteamでリリースされた、メカバトルを軸としたRPG。そのNintendo Switch版が、架け橋ゲームズのブースでプレイアブル出展された。ブラジルのゲームスタジオであるOTA IMON Studiosによる、日本のあらゆるカルチャーの影響が感じられるスタイリッシュな物語世界を探索できるのが興味深かった。

インディー弾幕シューティング『Mecha Ritz: Steel Rondo 2.0』や攻めのジャンプで活路を開く『Ninja or Die』など、魅惑の5本をお届け【TOKYO SANDBOX 2022】
インディー弾幕シューティング『Mecha Ritz: Steel Rondo 2.0』や攻めのジャンプで活路を開く『Ninja or Die』など、魅惑の5本をお届け【TOKYO SANDBOX 2022】
『Wolfstride』公式サイト

上級者もブチ“斬れる”爽快リズムゲーム『シノビスラッシュ』

 Drossel/Studioは、“和のテイストがあるスマートフォン用リズムゲーム”をコンセプトに、昨年2021年11月にリリースした新作『シノビスラッシュ』をプレイアブル出展。よくあるタップ、スライド操作に、左右の壁沿いのノートをスワイプで“斬る”操作が追加され、独自の爽快感を味わえるようになっている。

 現在の収録曲は20だが、ブースにいたスタッフによれば「今後曲を増やす予定がある」とのこと。リズムゲームの達人はハイスピード・高難度の曲を期待しているだろうが、個人的にはBPM120くらいのまったりとした曲も充実させてほしいところ。

インディー弾幕シューティング『Mecha Ritz: Steel Rondo 2.0』や攻めのジャンプで活路を開く『Ninja or Die』など、魅惑の5本をお届け【TOKYO SANDBOX 2022】
インディー弾幕シューティング『Mecha Ritz: Steel Rondo 2.0』や攻めのジャンプで活路を開く『Ninja or Die』など、魅惑の5本をお届け【TOKYO SANDBOX 2022】
『シノビスラッシュ』公式サイト

攻めのジャンプで活路を開くジャンプアクション『Ninja or Die』

 Nao Gamesによる、国内インディー向けインキュベーションプログラム“iGi”の第1期奨励タイトルのひとつ。移動手段が、軌道を事前確認できるジャンプのみ。しかもジャンプ移動が攻撃を兼ねるという一風変わったシステムの忍者アクションで、スピード感と派手なエフェクトにより“何かすごいことをやっている気分”を満喫できる。

 現在は10層✕10ステージのボリュームを実現すべく、ステージ制作や細部の調整にいそしんでいるとのこと。新旧それぞれのゲームファンに刺さる要素があるだけに、完成が楽しみだ。

インディー弾幕シューティング『Mecha Ritz: Steel Rondo 2.0』や攻めのジャンプで活路を開く『Ninja or Die』など、魅惑の5本をお届け【TOKYO SANDBOX 2022】
インディー弾幕シューティング『Mecha Ritz: Steel Rondo 2.0』や攻めのジャンプで活路を開く『Ninja or Die』など、魅惑の5本をお届け【TOKYO SANDBOX 2022】
Nao Games公式サイト

インディー弾幕シューティングの名作が令和に再始動!『Mecha Ritz: Steel Rondo 2.0』

 フリーのPC用シューティングゲーム制作ソフト『Shooting Game Builder』製タイトルのコンソール移植の実績があるHanaji Games。その最新作は、2016年にSteam版でリリースされ好評を博した2D弾幕シューティングゲームの、Nintendo Switch版。新たな要素が追加された“バージョン2.0”をお手軽に楽しめるようになった。

 オリジナル(PC)版を制作したHEY氏は、本業が数学の塾講師という異色の経歴の個人開発者。自身が影響を受けたアーケードタイトルのエッセンスを継承しつつ、独自のランク制を導入して“あらゆる腕前のプレイヤーが弾幕シューティングの醍醐味を体験できるゲームプレイ”を実現しているとのこと。

 『Mecha Ritz: Steel Rondo 2.0』は、今夏配信予定だ。
 

インディー弾幕シューティング『Mecha Ritz: Steel Rondo 2.0』や攻めのジャンプで活路を開く『Ninja or Die』など、魅惑の5本をお届け【TOKYO SANDBOX 2022】
インディー弾幕シューティング『Mecha Ritz: Steel Rondo 2.0』や攻めのジャンプで活路を開く『Ninja or Die』など、魅惑の5本をお届け【TOKYO SANDBOX 2022】
『Mecha Ritz: Steel Rondo』Steamサイト
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