シリーズ8年ぶりの新作にして、“リブート”と銘打ち心機一転の意欲作として作られている Koch Mediaのプレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC用ソフト『Saints Row(セインツロウ)』。2022年8月23日の発売が着々と近づく中、本日(2022年4月21日)究極のカスタマイズ要素について公開する番組が世界同時配信された。
コスプレイヤーや女優として知られるミカ・バートンさんをホストに迎えての番組は、開発会社であるVolitionのキーパーソンへのインタビューなどを交えて、過去最高に充実した究極のカスタマイズ機能に迫るものとなっている。
そこで、ここでは番組で判明した要素をピックアップ。そこには、かつてない自由度とバリエーションのカスタマイズ機能が!!
なお、当初配信番組は日本語字幕付きでの配信を予定していたものの、急遽英語のみの提供に変更となった。番組内容は近日中に日本語字幕付きで再度配信するとのことだ。
できない部分をみつけるのが難しい!? キャラ、乗り物、武器などのカスタマイズ機能
まずは、今回司会進行を務めるミカさんから、「カスタマイズについて深く掘り下げ、開発者へも直接質問して、理解していきましょう」と今回の動画の趣旨がひと言語られ、早速実際のゲーム画面となる動画がスタート。
本作の舞台となるサント・イレソでは、自分を表現する究極のカスタマイズが可能になるとして、自分自身、取り巻き、乗り物、武器、拠点といったものがカスタマイズできるとのこと。
実際にカスタマイズしている様子として紹介されたのは、ひとつ目は“キャラのスタイル”。シャツ、パンツ、靴、帽子、手袋、そして靴下に渡るまで多数のバリエーションが公開された。さらには容姿として、髪型、髪の色、眉毛の形と色、皮膚の色、皮膚のテクスチャー(質感)、歯、体の傷、筋肉までも好きなものが作れるとのこと。顔についても、目やペインティングにおいて、リアルなものから奇抜なものまで表現できるとして、その実例として、よくいるおじさんやシュレックのようなキャラが映し出された。
さらにキャラカスタマイズでは、カダラの大きさやバランス、下着や義足、義手のような一部のパーツの調整、入れ墨、ニップルや大事な部分を隠す茄子や星マークといったシンボルといったものが映し出され、バグのような頭をしてバイクにまたがった人物やアフロの女性といった多数のキャラが登場した。
つづいて登場したのが、“乗り物”のカスマイズ。乗り物は、クルマやバイクはもちろん、モーターボートやヘリコプターといったさまざまな種類があり、それぞれボディーの形から色、パーツの付与、ホイールの調整などが可能となる模様。さらには装備品として、スピードをブーストできるニトロやクルマを牽引できるパーツ、さらにはあたかも海賊船のようなものまで、アビリティーを絡めたカスマイズも可能となるようだ。移動手段としての乗り物ではなく、敵への攻撃も絡めた映像が確認できた。
3つ目に出てきたのが“武器”。武器も、パーツから色、テクスチャー、素材など細かな設定が可能で、見た目もまさに武器らしいものからかわいらしいものまでバリエーション豊富。さらにはおもちゃや楽器ケースのように偽装することも可能とのこと。ロケットランチャーをギターケースにしたカスタマイズや、傘にしたライフルなどが紹介された。
そして最後の4つ目は、“手下や拠点”。犯罪計画を立案する冒険の基地となる場所を、統一性のある見た目にしたり、石像やモーメントなどをホールにおいて個性を出したり、手下の見た目を変えたりと、自分の城を自分色に変えられるさまざまな構成例が登場した。
締めくくりとして、カスタマイズの例を紹介するさまざまな映像が現れ、新要素紹介の動画パートが幕を閉じた。
開発者からさらなる詳細が!? 発売前にキャラメイク機能の提供も実施!
続いて、司会のミカさんからの質問に答える形で、開発者が今回の要素の詳細を紹介。登場したのは、KENZIE(アソシエイトUXデザイナー)、ROJE(フランチャイズリードプロデューサー)、BRIAN(フランチャイズクリエイティブディレクター)、DANIELLE(アソシエイトUIアーティスト)の4人。
新情報として以下の多くの要素が明らかにされた。
- キャラカスタマイズでは8つのプリセットが初めに用意されていて、そのベースから自分の好きなようにカスタマイズできる
- プリセットにはストーリーの進行度によりレベルが設けられていて、多くの選択肢が生まれる
- 顔にもいくつかのプリセットオプションがあり、赤ちゃんのような顔や特徴的な顔まで、まず簡単に選択して作ることができる
- 特徴的なものとして、左右非対称のデザインも可能
- 目、鼻、耳、歯にいたるまで、印象強いカスタマイズができる
- ヘアースタイルも、豊富なプリセットから色も含めていろんな選べる。スタイルや長さだけでなく、質感や、編み込み、テールなどさまざまなオプションがある
- 目と頬もディテールを凝っている
- メイクと傷跡をつけることもでき、アイラインを引いたり、バトルスカーをつけたり、より個性的にカスタマイズすることができる
- 体型に関しても多くの選択肢があり、ボディービルダーのように大腿筋が大きなキャラなど簡単に作ることができる
- 形、胸囲、股間のサイズだけでなく、手や足においては義手、義足も選べるようになっている
- 特殊な肌は、ゲームを進めていくことでアンロックして選ぶことができるようになる。割れたガラスのようなものから銀河のようなものまで用意
- タトゥーでは、顔、首、腕、足、胸、背中と頭から爪先まで全身くまなくカバー
- ヘルメットや帽子、メガネをつけることができ、顔全体を覆うものもある
- レイヤリングを復活。シャツにパーカーを羽織ったり、ジャケットを羽織ったりと、キャラクターの服装の粒度を変更することができる
- 声の変更も可能で8つのオプションを用意
- エモートの種類も豊富。タッチダウンの仕草でお祝いをしたり、歩きかたを変えたり、道路を走り続けたり、転がり続けたりすることができる
- 乗り物の種類は80以上
- プレイヤーが見つけて、収集することで、カスタマイズが可能に
- 乗り物にもワンクリックで外観をがらっと変えることができるプリセットがある
- ペイントでもバラエティー豊富なタイプを用意し、マットなものから玉虫色のものまで選べる
- パーツも豊富で、フェンダー、ボンネット、ルーフなどさまざまなパーツを用意。サイドパネルも変更可能
- タイヤにはロープロファイルとハイプロファイルの2種類があり、ホイールの軸の高さを変えられ、タイヤ自体を同時に変えることも可能
- エンジン音やクラクション音も豊富
- ニトロを使ってパトカーからブーストを掛けて逃げたり、砂漠走行用のオフロードキットや牽引ケーブルでいろんなものをつないで持っていくことができる
- アップグレードキットがあり、レベルアップすることでさまざまな能力がアンロックされていく
- ボート、ホバーボート、水上バイク、ヘリコプターなども同様にカスタマイズ可能
- シグネチャーアビリティーとして、巨大な金属球を引きずって振り回すことで追手のクルマを叩き壊すなどの能力を発動できる
- プリセットにカスタマイズを保存でき、作ったセットをいつでも簡単に切り替えることが可能
- 本部、拠点には購入したアイテムを展示でき、すぐに使うことができる。入れ替えもいつでも可能
- 手下、クルーをモンスタートラックに乗せるなど、乗車する乗り物も設定可能
- マップは14のロケーションからなり、街中に建物を選んでいきながら、自分好みの景観を作っていける
- 性別にこだわりがなく、ヌードになることもできるし、そうしないこともできる。大事なところをステッカーで隠すことも可能
- 発売前に“Create Your Own Boss”で自分自身を作ることができるようになる(ソーシャルメディアやHPで情報提供を行う)
長い沈黙を破って公開された今回の番組。開発者の口からさまざまな情報が明らかになり、すっかり発売日が待ちきれなくなってしまったプレイヤーも多いはず。発売日前に、自分自身を作れるようになる“Create Your Own Boss”も公開されるとのことで、今後公式サイトやSNSをチェックしながら、詳細が判明するのを心待ちにしたい。