東京ビックサイトにて開催中のイベント“AnimeJapan（アニメジャパン） 2022”内『Fate/Grand Order』（FGO）ブース（東展示棟 東3ホールA04）の様子をリポート。クローズドシアターとなる“ストーム・ボーダー シアター”の一部映像も特別にお届けするので、ぜひチェックしてほしい。
※3月28日0時に“ストーム・ボーダー シアター”で上映された映像の場面写真と感想を追記しました。
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『Fate/Grand Order』関連商品をAmazon.co.jpで調べるネモの上映前アナウンスあり。ストーム・ボーダー シアター
今回のブースの目玉となるのが、クローズドシアターとなる“ストーム・ボーダー シアター”。第2部 第5章および第6章の会場でしか見ることができないスペシャル映像を楽しめる。
本映像に関してはネタバレ厳禁のため、いまのところただ「よかった」と伝えるほかない（※3月28日0時に感想を追記）。特別に映像本編上映前のネモのインフォメーションアナウンスについて撮影許可をいただいたので、動画でお届けしよう。
ご覧の通り、ストーム・ボーダーのブリッジをシアターに見立てたものとなっている。
『FGO』ストーム・ボーダー シアター上映前のネモのアナウンス【AnimeJapan 2022】
＜3月28日0時追記＞“ストーム・ボーダー シアター”の場面写真と感想を掲載（※ネタバレ注意）
以降は第2部 第5章および第6章のネタバレが一部含まれるため注意してほしい。
本映像は2部構成となっており、第1部ではストーム・ボーダーの浮上シーンからブリテン異聞帯に向かうまでを、ネモが振り返る形で進行する。アトランティスやオリュンポスの名シーンがフルボイスで楽しめるのが魅力。特におもしろいのが、映像の大半がストーム・ボーダーの搭乗員視点というシアターの構造を活かした演出だった。
例えばゼウスの雷を受けるシーン。
ゲーム内ではストーム・ボーダーを外から見た一枚絵で表現されていたが、今回の映像では、船内の窓から激しい稲光が見える演出になっており、自分がストーム・ボーダーの船員で、うろたえているサーヴァントたちと同一空間にいるように錯覚する。しかも、外からゼウスの声が届きつつ雷が襲ってくるので、本当に危険な状態なんだということが感じられる。
この演出がもっとも輝いたのが、第2部 第5章終盤の宮本武蔵のあのシーン。武蔵を乗せて、●●●に向かってネモとストーム・ボーダーが上昇していくシーンだ。
「聞こえる？ 中の人！」と外から武蔵が語りかけてくる場面は、ネモといっしょに外にいる武蔵の言葉を聴いている感覚があり、臨場感がある。また、ストーム・ボーダーの窓からは●●●が放つ眩い光が見える。おそらく、本映像でもっとも光量があるシーンで、ネモが「太陽のよう」と例えたように、まぶしすぎて目をつぶってしまうほどだった。この光の中、体一つで立ち向かった武蔵のことを考えると、いろいろと感慨深いものがある。
ぜひともこの演出をバージョンアップさせて、いつかは4DXで実現させてほしいと心から願う。
映像の第2部は、撮りおろしボイスでのアルトリア・キャスターの独白からスタート。決意できない現在の心情を語った後に、坂本真綾さんの『躍動』が流れ始める。
第2部はいわゆる公式MADのようなもので、歌詞の内容にマッチする作中の名シーンやアニメCMなどを流す映像となっていた。曲の間奏部分でもボイス付きのアルトリア・キャスターの独白を流し、諦観状態からだんだんと心が変化していく様子を描いていく（レイ〇ナー演出っぽくて熱い）。
また、第2部後期OPにマシュの背後にいままで出会った人々のシルエットが次々と現れ、マシュが泣き崩れそうになるシーンがある。その部分をアルトリア・キャスターで再現（さすがに立ち絵をスライドさせる形にとどまるが）し、背後のキャラクターを妖精國のサーヴァントたちに変えている部分が非常にエモーショナルだった。この映像を見れば、『躍動』がアルトリア・キャスターのための歌であるということが完璧に理解できるだろう。
映像の最後は、アルトリア・キャスターが走り出した結果何が起こったか、我々がよく知る結末で終わる。映像の長さとしては第2部 第5章と第6章の部分をあわせて約20分ほどだが、満足度はかなり高い。いつも思うが、『躍動』を流すのは反則だよ……（涙）。あの曲の内容に合わせた映像となっているので、なおさら。約20分の間に、2回ほど泣きそうになったことをここに告白しておく。
個人的にはもう一度見たいので、いつかどこかでまた映像を流してほしいところだ。
サーヴァントと記念撮影できる“召喚フォトスタジオ”
“英霊召喚フォトスタジオ”は、ランダムでサーヴァントを1騎召喚し、いっしょに写真を撮影できる設備。撮影した写真はプリントして記念に持ち帰ることができ、さらにダウンロードすることも可能だ。
筆者は今が旬のオデュッセウスを召喚。ブース内を撮影していたこともあって、ポーズをとるのを忘れてしまい（しかも半目）間抜けな写真を撮影してしまった……。とてもお見せできない内容なので割愛させていただく。
この記事を読んだマスターの皆さんは、ぜひ油断せずポーズをとってみてほしい。事前に構図を考えておくと万全だが、召喚サーヴァントはランダムなので、サーヴァントによってポーズを変える場合は対応力が試されるだろう。
ハベにゃんが小さかわいいスタンディ＆立体造形展示
『FGO』ブースがある東展示棟 東3ホールA04の入口を入って正面に、第2部 第5章や第6章に登場するサーヴァントのスタンディが展示されている。
サーヴァントたちのスタンディはおよそ等身大だと思われるので、ハベトロット（ハベにゃん）の小ささが際立つ。
このほか、アルトリア･キャスターの杖の立体物が初めて展示されていた。
アニメ作品の原画をチェック
アニメ制作資料の展示スペースでは、第2部 第5章、5.5章、第6章、“非霊長生存圏 ツングースカ・サンクチュアリ”のアニメCM、アニメ『終局特異点 冠位時間神殿ソロモン』、OVA『Fate/Grand Carnival』の原画を確認できる。
※掲載している写真は展示されている原画の一部。
数年ぶりに女主人公の着ぐるみや公式コスプレイヤーに会える！
最後に紹介するのは、コスプレイヤー／着ぐるみの撮影ができるグリーティングステージ。“AnimeJapan 2022”の新規要素は、宮本武蔵が霊基再臨第3段階となっていることと、セイバーがファースト・サンライズ衣装となっている点だ。
ちなみに、女主人公は何かが書かれたスケッチブックを首から下げていた。よく見てみると……その内容はソ○モンの悪夢のあの名言。女主人公も久しぶりのリアルイベントで興奮していたようだ。
