角川ゲームスの『GOD WARS』の開発チームが手掛ける新作ロボットシミュレーションRPG『Relayer(リレイヤー)』が、2022年3月24日にプレイステーション5、プレイステーション4でリリース。
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『リレイヤー』(PS5)の購入はこちら (Amazon.co.jp) 『リレイヤー』(PS4)の購入はこちら (Amazon.co.jp)本作は、特殊能力に目覚めた“スターチャイルド”と呼ばれる人類と、知的生命体“リレイヤー”の壮絶な戦いを描いた作品。スキルやバトルを駆使した戦術的なバトルが楽しめ、プレイ時間はクリアー後のシナリオを含めると100時間以上にも及ぶ。
本記事では、『リレイヤー』のストーリーと世界観、特徴的な戦闘システムの情報を総まとめで紹介しよう。
各勢力の思惑が入り乱れるストーリー
本作には主人公のテラたちを始め、複数の勢力が登場。彼らはそれぞれの思惑のもとに行動し、ときに対立、ときに共闘する。物語が進む中で描かれる、各勢力に所属するキャラクターとの邂逅、そして激闘の末の別れはストーリーの見どころだ。さまざまなキャラクターにスポットが当たる群像劇としての一面もあり、登場人物たちが背負う人間ドラマも楽しめる。
さらに、本編クリアー後は“アステリズム航海記”がプレイ可能に。これは全35話におよぶSF長編ストーリーで、月の誕生の秘密を謎解くエピソードが描かれるという。
勢力紹介:GT Labo(重力技術開発機構)
物語冒頭、縁あって主人公のテラが所属することになる研究機関。超重力技術を実用化することに成功し、人型機動兵器“ステラギア”の開発に加えて、超重力航行試験艦アステリズムの運用も行う。また、リレイヤーに対抗するため、特殊能力に目覚めた“スターチャイルド”の発見や育成も秘密裏に実行している。
勢力紹介:リレイヤー
ダークエネルギーを増幅させて、宇宙の消滅を目論む地球外生命体。高い技術力を持ち、“ダークギア”と呼ばれる起動兵器に搭乗して戦う。軍隊の規模も大きく、その序列は複数の階級によって構成されている。とりわけ力を持っているのは12柱のゴッドリレイヤーと12柱のマスターリレイヤーであり、その下に一般の幹部のブラックコマンダーや、兵士のブラックソルシャーが名を連ねている。
また、テラの妹ルナは、月の意志を宿したスターチャイルドに覚醒しながらも、人類の敵であるリレイヤーに協力。テラに強い憎しみを抱いており、戦場では執拗にテラを狙う。
勢力紹介:地球連合政府軍
地球連合政府軍は、地球上の紛争を収める組織。長官のグレソン・オーダーは超タカ派として知られる危険人物で、“人間の力のみで地球を防衛する”という歪んだ正義のもと、人工スターチャイルドや生体ユニットを使った兵器の開発など、非人道的な技術を利用している。
スターチャイルドを擁するGT Laboとは、意見の相違から対立しており、テラたちはグレソン長官配下の特務部隊で、星野皇司が隊長を務める第404特務部隊サテライトフォースとも刃を交えることになる。
勢力紹介:世界三大軍事企業
世界三大軍事企業に数えられる、ATLAS社、天の川造船、Xoth社は、ステラギアの製造、開発技術を巡り、熾烈な覇権争いをくり広げている。3社の中には、GT Laboに協力的な企業も存在。アステリズムを建造した天の川造船は、敵の多いGT Laboにとって貴重な出資者兼スポンサーである。
また、ATLAS社は星徒会長(キャプテン)のミンタカが指揮する海賊部隊(宇宙海賊)の“星徒会”を擁している。ミンタカたちはスターチャイルドでありながら、社命に従いアステリズムを襲う。
スターキューブによるキャラクターの育成
キャラクターたちの育成には、スターキューブと呼ばれるシステムを使う。ジョブポイントを消費し、ライン上につながるマスを解放することで、パラメーターの強化や、アクティブスキルとパッシプスキルの習得が可能だ。また、スターキューブはジョブのシステムも兼ねる。キャラクターには、メカタイプによって異なるジョブが割り振られており、スターキューブで初級ジョブのマスをすべて解放すると、上位のジョブに転職できるようになる。
初級から中級のジョブにクラスチェンジするときは、ルート分岐が発生。プレイヤーの育成方針に合わせてジョブを選択できる。
ふたつの上級ジョブにクラスチェンジしてすべてのスターキューブを解放すると、覚醒スキルを習得できる。このスキルは、上級ジョブにひとつずつ隠されており、その効果はいずれも強力。たとえば、アサルトの上級職“ニンジャ”は、“ファントム”と呼ばれる覚醒スキルを覚えられる。これを使えば、瞬時に接近戦を仕掛けられるのだ。
ステラギアのメカタイプは4種類
ステラギアは、接近戦が得意なアサルト、打たれ強いタンク、遠距離攻撃が可能なスナイプ、回復や補助で仲間を支えるスカウトの4タイプに分類される。ロボットのタイプごとにそれぞれ5つのジョブが用意されているほか、装備できる武器や使用可能な特殊攻撃などが異なる。また、選んだジョブのルートによって、同じタイプのロボットでも得意とする役割が変わる。
またステラギアは、武器やシールド、装甲、カスタムチップを装備することで強化できる。これらの装備品は、テラたちの活動拠点となる超重力航行試験艦アステリズムのショップで購入可能。ショップでは、戦闘中に使えるアイテムの購入や、入手した武器とシールドを改造して、性能を高めることもできる。
バトルシステム紹介
戦闘はマス目状に区切られたステージで、敵味方が素早さの順に行動するターン制で進行。行動の順番が回ってくると、移動や攻撃、防御のほか、アクティブスキルも使用できる。使えるスキルは、キャラクターやジョブによって異なるので、出撃メンバーに応じてベストな戦術を考える楽しみもある。
敵からの狙われやすさを表す“ヘイト”も、勝敗を左右する大事な要素。ヘイトを管理して敵を誘導したり、狙われそうな味方を守ったりと、攻防にわたって役に立つ。
戦闘を有利に進める戦術は、特定のスキルを組み合わせることで生み出すこともできる。たとえば、ヘイトが高いと攻撃力が上がるテラの“ヴァルキュリアオブアース”を活かすなら、“ヘイトアップ小”でテラのヘイト値を高い状態でキープできるウラヌスが大活躍。そこに敵の防御力をダウンさせるハレーの“凶星の破片”を組み合わせれば、力押しで敵をせん滅することも可能だ。
スキルは単体で使うよりも、複数の効果を組み合わせたほうが真価を発揮しやすい。多彩なスキルを組み合わせて新たな戦術を考えよう。
さらに、戦闘中に条件を満たすと、強力な特殊攻撃や必殺技が使用できる。アサルトとタンクは、近接武器を装備時に敵を挟み撃ちにするように2機を配置すると、バックスタブが発動可能。2体の味方で敵を攻撃するので、大ダメージを与えられる。また、スナイプとスカウトは、ヘイトが高いときに敵を攻撃すると一定の確率で“オーバーキル”が発動し、ほとんどの敵を一撃で倒せる。
必殺技のビッグバンは、味方全体で共有されるビッグバンゲージを消費して放つ。発動時の効果はキャラクターによって異なり、広範囲に高威力の攻撃をくり出すものや、回復・支援の効果を持つものなどがある。
発売後のロードマップ
本作は、製品発売後にさまざまなアップデートが予定されている。2022年4月のアップデートではステラギアの改造システムが実装され、さらなる強化が可能になる。また、2022年5月からはステラギアの改造機体である“NEXT機体”が登場。テラの専用機であるアストライアNEXTを筆頭に、パワーアップした改造機体が追加されていく予定だ。
声優陣が出演する番組をチェック!
本作の発売直前番組がファミ通のYouTubeチャンネルで公開中。番組には、本作のプロデューサー、ディレクター、原作を務める角川ゲームスの安田善巳氏を始め、明坂聡美さん(テラ役)、豊田萌絵さん(ルナ役)、大須賀純さん(星野皇司役)が出演。本作の最新情報や実機プレイのほか、声優陣が演じたキャラクターについて詳しく掘り下げている。興味がある人はぜひこちらも観てみよう。
『リレイヤー』発売直前ファミ通特番【明坂聡美、豊田萌絵、大須賀純】
商品情報
- タイトル: Relayer(リレイヤー)
- 発売予定日:2022年3月24日発売
- プラットフォーム:プレイステーション5、プレイステーション4
- 価格:パッケージ版、ダウンロード版ともに各7980円[税込]、『デラックスエディション』は各9980円[税込]、『デジタルプレミアムエディション』は各9980円[税込]
- ジャンル:シミュレーション・RPG
- プレイ人数 :1人
- CERO:C(15歳以上対象)