物語を彩る主要キャストからスペシャルコメントが！
ベセスダ・ソフトワークスより2022年3月25日発売予定のPS5/PC向けタイトル『Ghostwire: Tokyo』（ゴーストワイヤー トウキョウ）。
本作は現代の東京を舞台に、さまざまな怪異と戦いながら謎を解き明かしていく箱庭型マップのアクションアドベンチャーだ。プレイヤーは主人公の暁人となり、ゴーストハンターのKKをその身に宿して“二心同体”のまま、渋谷で起きた大消失事件の謎を追うことになる。
ときにはぶつかり合いながらも心を合わせて戦う暁人とKK、大消失事件の鍵を握るだけでなくふたりにとって“宿敵”となる般若。3人の登場人物がくり広げる物語は、これから紹介する3人の演技によって、プレイヤーの感情をより大きく揺り動かすものになった。
『Ghostwire: Tokyo』の世界をその声で彩った3人のキャストから、それぞれが演じたキャラクターの印象やゲームへの思いを語るコメントをいただいたので、お届けしよう。
伊月暁人（いづき・あきと）
22歳の学生。渋谷で交通事故に遭い、瀕死の状態に陥ったが、KKと融合することで命を繋ぎ止める。入院中の妹。麻里（まり）が般若に連れ去られてしまい、KKとともに般若を追うことになる。
暁人役：西 健亮さん
にし・けんすけ：声優・ナレーター。『DEATH NOTE』、『青の祓魔師』などのアニメ作品、洋画や海外ドラマの吹き替えでも活躍。
［Twitter］@Nishikensuke
Q1. 暁人はどんなキャラクター？
A1. 家族思いで素直で、やさしい心を持つ人です。ひょんなことから、ひとつの体にふたつの心を宿すことになります。良識人ゆえに、少し頼りなく見えることもあるかもしれませんが、物語を通して成長してくれるはず。お楽しみください！
Q2. 暁人を演じる際に意識したことは？
A2. KKとの会話の距離感は、つねに意識していました。暁人が会話を交わす相手はやはりKKがいちばん多かったので、ふたりがいま、どんな状況に置かれているのか、どのくらいの親しさを感じて発している言葉なのかを、台本を読んでいるときからずっと考えていましたし、収録現場でも音響監督の善さんやスタッフの皆さんから、細かな指示をいただきました。
Q3. 暁人の魅力もしくは好きなところは？
A3. たくさんあって書ききれませんが、“ともすれば現実にいそうなところ”がじつは彼の大きな魅力じゃないだろうかと、演じ終えたいまは思っています。実際のゲーム映像を見せていただいて真っ先に感じた“手がかっこいい”という点も、暁人の魅力のひとつとしてはやはり欠かせません。演じるにあたって同じように手を動かしてみたりもしたのですが、彼の手は、ひとつひとつの動作に表情を感じる素敵な手だと思います。
Q4. 本作のオーディションで意識したことは？
A4. 台本の中から読み取れるものを可能な限り読み取ったうえで、相手から受けたアクションをきちんと返すリアクションを大切にしたいとつねに思っているので、あまりガチガチに固めすぎず、いい意味で用意しすぎないように努めています。
Q5. いちばん好きなセリフ、または印象に残ったセリフは？
A5. いちばん好きなセリフはどうしてもネタバレになってしまいそうなので……心にしまっていようと思いますが、KKとの趣味・思考・食事などの会話のやり取りのひとつひとつがユニークで好きでした。妹の麻里とのシーンも、暁人の繊細な一面が現れていて好きです。
Q6. もし暁人に1日だけなれるとしたら？
A6. 暁人と同じように、僕個人としてもKKというキャラクターにとても惹かれているので、ひたすらKKと会話してみたいですね。質問ばかりしてしまいそうなので、1日が終わるころにはうんざりされそうですが……！
Q7. 暁人以外に演じてみたいキャラクターは？
A7. やっぱりKKですかね。暁人を演じさせていただいたうえで僕が感じたKKの印象は、ぶっきらぼうに見えるし、ちょっと意地悪なことを言ったりもするけれど、根底には大きなやさしさがある感じなんです。難しいけど、とても魅力的な役柄だと思います。
Q8. 収録時のエピソードは？
A8. 新型コロナの影響などもあり、基本的に誰かといっしょに収録することはなかったのですが。先に収録を終えられていた井上和彦さんの、録ったばかりの音声を聞きながら芝居をさせてもらったことが何度かありました。テストを終えてから「KKかっこいい……！」と思わず口に出してしまったら、ブースの向こうから「かっこいいですよね……！」とディレクターさんとスタッフの皆さんの声が返ってきたことがありましたね。やっぱりみんなもKKが好きなんだなーと思いました！ なんだかKK絡みばかりですみません（汗）。
Q9. 本作についてどう思う？
A9. 仕事でたまに渋谷に行くといつも、人の多さに圧倒されてしまうのですが……『Ghostwire: Tokyo』で描かれる、人のいない、どこか違う東京の街並みって、すごく魅力的だなと。そんないつもとまったく違う東京で出会う、さまざまな妖怪たちとの関わりも大きな魅力のひとつだと思います。僕も暁人の目線を通して、本作の魅力溢れる世界を1日でも早く体感してみたいです！
Q10. ゲームをプレイする方にメッセージを。
A10. 暁人を演じさせていただけて、本当に光栄です。魅力的な世界、キャラクターたちが待っている『Ghostwire: Tokyo』。全身全霊でお楽しみください!!
KK
事故で瀕死の重傷を負った暁人に憑依した亡霊。般若に強い復讐心を抱いており、暁人と“協力”して般若を追う。生前はゴーストハンターとして活動していた。
KK役：井上和彦さん
いのうえ・かずひこ：声優。『NARUTO－ナルト―』や『夏目友人帳』など、数多くの人気作品に出演。洋画や海外ドラマの吹き替えでも多数の作品で携わる。
［Twitter］@inouekazuhiko
Q1. KKはどんなキャラクター？
A1. 主人公の体の中に意識が入って、一心同体ならぬ二心同体になって敵に向かっていく！ そんなキャラクターです。
Q2. KKを演じる際に意識したことは？
A2. 収録の期間が長かったので、気持ちの持続とキャラクターのキープを意識しましたね。スタッフさんが毎回、以前に収録したものを聞かせてくれたのでやりやすかったです。
Q3. KKの魅力もしくは好きなところは？
A3. 性格がけっこうワイルド！（笑） ひと言で言うとそんな感じですが、何からも逃げずに立ち向かっていく。反面、ものすごくやさしい面がある。表面的なやさしさではないところが魅力ですね。
Q4. いちばん好きなセリフ、または印象に残ったセリフは？
A4. ものすごくたくさんのセリフをしゃべっているので、いちばんは決められません（笑）。ストーリーとは関係ないんですが、タバコを吸いたがるシーンはちょっとかわいいな～と思いました。
Q5. もしKKに1日だけなれるとしたら？
A5. 演じたキャラになれるとしたら……バイクに乗って海を見に行きたいですね。
Q6. KK以外に演じてみたいキャラクターは？
A6. ……ごめんなさい。やっぱりKKがいいです。KKが好きすぎて、ほかの役が考えられない！
Q7. 収録時のエピソードは？
A7. 前もって収録してあるときは、相手のセリフを聞かせていただきますが、ゲームの収録はつねにひとりなので、相手がどう言ったのかな～と想像しながら演じることが多かったです。
Q8. 本作についてどう思う？
A8. 身近な街がこんなことになってしまったらどうしよう～と考えました。
Q9. ゲームをプレイする方にメッセージを。
A9. ドキドキハラハラのゲームです。きっと夢中でプレイしていただけると思います。とことん楽しんでくださいね。
般若（はんにゃ）
般若の能面を付けた、謎の人物。街頭モニターに現れて「人類を救えるのは私だけだ」と言い放つ。渋谷で起きた大規模な人体消失現象の鍵を握っていると思われるが、その目的は不明。
般若役：咲野俊介さん
さくや・しゅんすけ：声優・俳優。『攻殻機動隊 ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE』、『トイ・ストーリー4』など、人気作に出演。吹き替えとしても数多くの作品で演じている。
［Twitter］@398Syun
Q1. 般若を演じる際に意識したことは？
A1. 台詞だけ読めば、般若は自信に溢れ、他者を見下しているような印象ですが、何処か脆さみたいなものが滲めばいいなと思って演じました。
Q2. 般若の魅力もしくは好きなところは？
A2. とにかく一途なところ……でしょうか。
Q3. 本作のオーディションで意識したことは？
A3. オーディションは何度受けても慣れません。小麦粉に埋もれた白い飴を探す障害物競走みたいなものですね。しかも、運良く口に入ったとしても味はわからない。心掛けていることは、必勝法はないぞと自分に言い聞かせて臨むことでしょうか。
Q4. いちばん好きなセリフ、または印象に残ったセリフは？
A4. 「私が……彼女を救う！」これが般若のすべてですから。
Q5. もし般若に1日だけなれるとしたら？
A5. なりたくはないですね……。
Q6. 般若以外に演じてみたいキャラクターは？
A6. 犬です。
Q7. 収録時のエピソードは？
A7. スタジオで井上和彦先輩とお会いしたとき、「もう終わったの？ 俺まだまだあるよ～」とおっしゃっていたことでしょうか？ つまり、和彦さん演じるKKの声をたくさん聴けますよ。
Q8. 本作についてどう思う？
A8. 私は超常現象というものにはとんと縁がないのですが、これだけ人類史が続いてもそういう話が途絶えないということは、やはり“ある”のではないでしょうか。そしてそれは、案外科学の手前ではなくて、科学のもっと先なのかもしれません。
Q9. ゲームをプレイする方にメッセージを。
A9. 強烈なビジュアルばかり目に入ってくることでしょうが、これは確実に“愛の物語”です。お楽しみください。
物語では、暁人とKKがくり広げる師弟のような掛け合い、兄弟のようなやり取りが随所で聞ける。戦いを重ねていくうちに、徐々に“成長”する関係性にも注目を。
そして、最大にして最強の敵として暁人とKKの前に立ちはだかる般若。その言葉には、本作の物語において重要な意味が込められている。そして、彼の狙いを知ったとき、プレイヤーは何を思うだろうか？
プレイヤーの感情を揺さぶるお三方の“競演”を、その手で楽しんでほしい。
