古今東西の魅力的なインディーゲームを紹介。今回は、絵本のような描写とお話が魅力のNintendo Switch、Xbox One、PC用アドベンチャー『Wytchwood(ウイッチウッド)』をお届けする。推薦者は、そろそろ魔法を発動させたいというたむ爺。
アイテムを作成しながら謎を解いていく魔女が主人公のおとぎ話風アドベンチャー
鮮やかな色遣いを駆使したゴシック調のアートスタイルなどで、まさに“大人向けの絵本”とも言えるのが本作『Wytchwood(ウイッチウッド)』。
本作の主人公は、記憶を失った年老いた魔女。人間のみならず、動物や空想上の生き物がともに暮らす不思議な森を舞台に、魔女はさまざまな材料を集めて魔法の道具や秘薬などを作り、ときに森に生息するモンスターをこらしめながら、住人たちの手助けをしていくことになる。そして魔女は記憶を取り戻す旅に出ることに……。
ときにパンチの効いたストーリーが展開され、童話やおとぎ話のような、生きるうえでの教訓が心に沁みるアドベンチャーだ。
ビビットな色合いの童話調グラフィック
摩訶不思議な心に響くストーリー
マップを探索して材料を集め、新たなアイテムを作り道を切り拓く
本作では、魔女はクラフト能力を使ってさまざまな材料を駆使して道具などのアイテムを作っていくことになる。アイテムのレシピは、初めは失われた状態だが、マップを探索したり、敵から入手したりすることで増やせる。アイテムによっては3個以上の組み合わせが必要だったり、クラフトしたアイテムが必要だったりするものも。
森に始まり、田園地帯や沼など、それぞれの地を散策しながら新たな敵や材料を見つけ出し、活路を見出していく。
魔女の目で調査
複数アイテムが必要な場面も
冒険を重ねて新たなアイテムを!
記憶を失った魔女。そこには強大な意思が……。“12の邪悪な魂”とは!?
主人公である魔女は、冒険開始時は記憶を失った状態にある。冒険の助けとなる黒山羊に導かれて、魔女は記憶を取り戻す旅に出る。どうやら、記憶を失った理由は魔女自身が行ったある契約によるものだという。眠りにつく美女を“12の邪悪な魂”から守るためなのだとか。記憶と引き換えにするほどの契約とは?
眠れる森の美女なぜ深い眠りに……
交錯する複数のストーリー
邪魔する存在にもそれぞれの正義が!?
Wytchwood(ウイッチウッド)
- メーカー:Whitethorn Digital
- 開発:Alientrap
- プラットフォーム:Nintendo Switch、Xbox One、PC
- 配信日:Nintendo Switch版は2021年12月9日配信、Xbox One版は2021年12月9日配信、Steam版は2021年12月10日配信
- 価格:Nintendo Switch版は2000円[税込]、Xbox One版は2350円[税込]、Steam版は2050円[税込]
- ジャンル:アドベンチャー
- IARC:7歳以上対象
- 備考:ダウンロード専売