ウクライナのゲームスタジオGSC Game Worldが、今年末の発売に向けて開発を進めていたFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl』の状況について映像で報告を行った。
同スタジオはウクライナの首都キエフにあり、現在進行しているロシアによるウクライナ侵攻の影響を直接受けている状態。開発は一旦脇において、従業員とその家族の安全確保を最優先に動いているという。
公開された映像では、まず当初公開予定だったというモーションキャプチャーの様子が流れたのち、「しかしそれはもはや遠くに過ぎ去ってしまった」と攻撃の様子を伝える各地からの映像にシフト。世界中のファンから寄せられた心配の声に対し、ゲーム開発どころではないリアルな現状を伝えるものとなっている。
末尾では「しかし我々は勝利の後で必ず再開する。ウクライナに栄光あれ」と締めくくられ、動画の概要欄や公式Twitterアカウント等ではウクライナ軍への寄付を呼びかけている。
Ukraine needs all the help it can get.
Special aid account to support the Armed Forces of Ukraine. UA8430000100000… https://t.co/1np8JfKx9r
— S.T.A.L.K.E.R. OFFICIAL (@stalker_thegame)
2022-03-03 00:02:00
『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chernobyl』は、チェルノブイリ原発跡に発生した立ち入り禁止エリア“ゾーン”をめぐるサバイバルを描いたFPSシリーズの最新作。2022年12月にXbox Series X|SおよびPCで発売予定で、テキストでの日本語対応も予定されている。